所業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/22 05:04 UTC 版)
彼が犯した非法行為は非常に多く、これが元で釈迦仏は多くの戒律を制定されたと伝えられる。したがって、それらをすべて列挙できないので、その中からいくつかの例を挙げてここに紹介する。 在家に到り、吉の時に不吉な偈を読誦し、不吉な時に吉な偈を誦して、このことを仏に叱られ、彼の本生譚として、昔、Aggidattaというバラモンにて言うべき所にその語を誤り、子供のSomadattaに救われた、と明かされた。 人々が舎利弗や目連の説法を賞賛するのを聞き、彼は「我の説法を聞けば如何に賞賛するであろうか」といって、皆を高座に上らせたが、一句も聞かず、仏はこれを知り、糞に塗れた豚に比して彼を叱ったという。 Pasuuraという遊行者が、舎利弗に論破せられて後、ウダーイの相好堂々たるを見て大智慧を持つ人と誤解し、彼について出家したが、後に彼の愚かさを知り、また慢心を生じて仏に議論を挑まんとした。 舎利弗が「涅槃は楽しい」と言ったのを聞き、それを詰問した。また舎利弗が「三学具足し想受滅定を得ずとも、団食天を越えて意成天に生まれる」と言ったのを、何度も否定し仏より叱責された。 多く邪淫を持つ人で、盛んに手淫をなし他の比丘にも唆した。仏はその為に第一僧残を制定。また女性を自室に入れ、その身を触れ快楽を得て、第二僧残を制定、同じく女性を自室に入れ淫語を語り、その為に第三僧残を制定、淫を以って供養は第一と女に告げ、第四僧残など、多くの邪淫戒について制定された。 鳥を好まず、射殺し、その首を切って杙(くい)に刺し、仏は「畜生の命を故意に奪うのは波逸提なり」と戒を制定される。 夕暮れに托鉢し、一人の妊婦が彼の姿を見て驚き流産した。仏は為に非時の托鉢を禁じた。
※この「所業」の解説は、「ラールダーイ」の解説の一部です。
「所業」を含む「ラールダーイ」の記事については、「ラールダーイ」の概要を参照ください。
「所業」の例文・使い方・用例・文例
- >> 「所業」を含む用語の索引
- 所業のページへのリンク