三省堂 大辞林 |
くさり 【腐り】
(1)くさること。
「―が来る」
(2)嫌けがさすこと。くさくさすること。
「すでに我が心の―はしるく/暗夜(一葉)」
名詞に付いて、あざけりののしる意を添える。くされ。
「―縁」
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腐敗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/14 02:26 UTC 版)
(腐り から転送)
腐敗(ふはい)とは腐敗細菌、真菌、酵母など微生物によって、生物由来の有機物、特にタンパク質などの窒素を含んだ有機物が分解されること。腐る(くさる)とも言う。ただし分解によって、人間に都合のよい物質が生じる場合は発酵といわれる。
腐敗物には腐敗アミン(インドール、ケトン)などが生成分解するため独特の臭気(主に硫化水素やアンモニアなどによる悪臭)を放つ。また、腐敗によって増殖した微生物が病原性のものであった場合には有毒物質を生じ、食中毒の原因ともなる。腐敗の具体的内容は多岐にわたり、元の材料、その置かれた温度、水分などの条件によって様々に変化する。これは、基質と条件によって働く微生物が異なるのが大きな原因である。
腐敗の判定には化学的判定、物理的判定について研究されている。
腐敗は有史以来、人間の生活、特に食品衛生に関しては常に問題であり続けている。それゆえ「腐敗」の語には負のイメージがつきまとうが、生態系においては「生物遺骸を無機物に還元する」という不可欠な物質循環過程の一部であり、人間は直接間接にその作用の恩恵を受けている。腐敗は人間が特にそれを阻止しようと努めない限り自然に起こる。
- 1 腐敗とは
- 2 腐敗の概要
「腐り」の用例一覧
岡本かの子 ダミア (青空文庫)
上を覆ふ角膜はいつも涙をためたやうに光つてゐる。決して大年増の莫蓮を荷つて行ける逞しさもまた智恵も備へた眼ではない。所詮は矛盾の多い性格の持主で彼女はあるだらう。(矛盾は巴里それ自身の性格でもあるやうに)何か内へ腐り込まれた毒素があつて、たと...
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太宰治 音について (青空文庫)
つぽい雑巾で顔をさかさに撫でられたやうな思ひがした。みな寝しづまつたころ、三十歳くらゐのヘロインは、ランタアンさげて腐りかけた廊下の板をぱたぱた歩きまはるのであるが、私は、いまに、また、どこか思はざる重い扉が、ばたあん、と一つ、とて...
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太宰治 座興に非ず (青空文庫)
を拭って吹いて来る風は、なまぬるく、どぶ臭く、池の 蓮 ( はす ) も、伸び切ったままで腐り、むざんの醜骸をとどめ、ぞろぞろ通る夕涼みの人も間抜け顔して、疲労 困憊 ( こんぱい ) の色が深くて、世界...
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