Tokai
TOKAI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/20 14:27 UTC 版)
![]() |
本社であるTOKAIビル | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
略称 | TOKAI |
本社所在地 |
![]() 〒420-0034 静岡県静岡市葵区常磐町2-6-8 TOKAIビル |
設立 | 1950年12月23日 |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 7080001001735 |
事業内容 |
エネルギー事業(LPガス、LNG、高圧ガス、石油製品) 住宅建築事業(住宅、設備機器、設備工事、建築、不動産) 保険事業(生保、損保) |
代表者 | 小栗勝男(代表取締役社長) |
資本金 | 140億400万円 |
売上高 | 単体879億47百万円(2017年3月期) |
純資産 | 単体265億57百万円(2017年3月) |
総資産 | 単体842億32百万円(2017年3月) |
従業員数 | 単体1,619名 (2014年3月) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 株式会社TOKAIホールディングス 100% |
外部リンク | tokai.jp |
特記事項:東京本社:東京都港区海岸 |
TOKAI(トーカイ)は、LPガス事業を行う日本の株式会社である。登記上の商号は株式会社ザ・トーカイ。
ガス事業のほか、住宅建築事業、保険事業、ウォーターサーバー事業、リフォーム事業も行っている。
沿革
- 1950年(昭和25年)12月 - 焼津市に焼津瓦斯株式会社設立、翌年4月より都市ガス供給開始。
- 1956年(昭和31年)12月 - 東海瓦斯株式会社に商号変更。
- 1959年(昭和34年)5月 - 新光石油瓦斯株式会社を設立、LPガス業界に参入。
- 1963年(昭和38年)1月 - 新光石油瓦斯株式会社を合併、LPガス部門を直営化。
- 1967年(昭和42年)1月 - 都市ガス部門を東海都市ガス(現・東海ガス)として分社化[注釈 1]。
- 1967年(昭和42年)3月 - 静岡市に本社を移転。
- 1979年(昭和54年)
- 1981年(昭和56年)9月 - 名証1部に指定替え。
- 1987年(昭和62年)3月 - 東京証券取引所第1部に上場。
- 1987年(昭和62年)10月 - TOKAIに商号変更。
- 2011年(平成23年)
- 4月 - ビック東海(現・TOKAIコミュニケーションズ)と共に株式移転による共同持株会社株式会社TOKAIホールディングスを設立し、経営統合。
- 10月 - 情報通信事業を吸収分割によりビック東海に承継。ビック東海がTOKAIコミュニケーションズに商号変更。
主要事業
- エネルギー関連事業
- 家庭用LPガス - LPガス供給、ガス機器提供(給湯器・調理機器・床暖房・ファンヒーターなど)、
- 産業用ガス - LPガス・LNG供給、一般高圧ガス供給、工業炉開発
- オートガス - 自動車燃料用LPガス供給
- 石油スタンド - ステーション直営、石油類卸売
- リフォーム
- アクア事業
- 住宅関連事業
- その他の事業
- くらしのSOS - 静岡総合情報サービス
藤枝市都市ガス漏出事故
藤枝市都市ガス漏出事故 | |
---|---|
事故現場の位置 | |
場所 |
![]() |
日付 |
1979年(昭和54年)5月19日 - 5月20日 5月19日夜 – 5月20日午後17時30分頃 |
概要 | 地中の都市ガス管が破損、漏洩したガスに含まれていた一酸化炭素により付近の住民が死亡。 |
原因 | 下水道工事の埋め戻しによる地盤沈下 |
死亡者 | 10名 |
負傷者 | 30名 |
東海都市ガス時代の1979年(昭和54年)5月19日、国鉄藤枝駅駅前に位置する藤枝市前島1丁目1611番地(現在の同市駅前2丁目)の静岡県道222号上青島焼津線地下に敷設されていた東海都市ガスの中圧ガス導管(1956年12月敷設)の本管の3分の2に亀裂が入り、ガス漏れが発生した。漏洩したガスは地中を伝い、排水口などから民家へ流入し、付近に在住していた歯科医院と陶器店の2家族10人と、青果店で飼われていた犬と小鳥が一酸化炭素中毒により死亡、30名が重軽症を負う事態となった[2][3]。解剖の結果、搬送後に死亡した1名を除く9名は19日午後9時から翌日20日午前2時頃の間に死亡したと推定された[3]。事故が発覚したのは翌日5月20日である。東海都市ガスに付近のレストランよりガス臭いという通報が寄せられ、13時30分頃に同社の社員が調査したが、異常は発見されなかった。その後同じレストランから再度通報があり17時30分頃にガスが漏洩していることが発覚した[4]。
原因は同年2月から3月にかけて行われた下水道管を敷設した際の埋戻し復旧工事によって地盤沈下が生じたことにより、ガス管が破断し、大量のガスが漏洩したためだと推定された[3][4]。都市ガス内には人体に有害な一酸化炭素が、致死量[注釈 2]をはるかに上回る9.00%含まれていた。また、犠牲者が出た歯科医院内や排水口、地中などからは爆発下限以上のガスが検出され二次災害の恐れもあった[3]。
事故を受け、同年5月24日より5月25日にかけ、東京通商産業局(現:経済産業省東京経済産業局)が保安規程の遵守状況等の調査のため、立入検査を実施した。また同年5月25日に行われた衆議院商工委員会(現:経済産業委員会)に社長と下水道事業を受け持つ藤枝市長、下水道工事を担当した園田工務店の社長が参考人招致され事故の経緯を説明した[4]。
事故を機に、ガス用鋳鉄管の防蝕を施さない地中埋設が禁じられ、またガス管の掘り起こし・埋戻しの際にガス事業者の立会の義務化がなされた。また後年には鋳鉄管よりも柔軟な樹脂製のガス用ポリエチレン管が開発された。しかし樹脂製のガス管への変更は進んでおらず、本件事故と同様、下水道工事の埋め戻しを行なった箇所で取り替えられていなかった老朽化した鋳鉄管が破断しガスが漏洩した結果3名が死亡する北見市都市ガス漏れ事故が2007年に発生した。
脚注
注釈
- ^ LPガス部門の売り上げが都市ガスを遥かに凌駕し、通産省(現・経済産業省)の示唆を受けた措置。
- ^ 一酸化炭素は空気中に1.28%含まれるだけで2〜3分で死に至る。“保安への取り組み 一酸化炭素(CO)中毒について”. 大阪ガス. 2024年4月20日閲覧。
出典
- ^ “ウォーターサーバーのうるのん 安心・安全な富士山麓の天然水を使用したウォーターサーバー・宅配水 ウォーターサーバーのうるのん【公式】”. ザ・トーカイ. 2021年12月13日閲覧。
- ^ “ガス本管にキ裂 藤枝のガス漏れ事故原因がわかる”. 静岡新聞夕刊. (1979年5月21日). pp. 1
- ^ a b c d “災害事例 藤枝市の都市ガス中毒事故”. 安全工学. 2024年4月18日閲覧。
- ^ a b c “第87回国会 衆議院 商工委員会 第15号”. 衆議院商工委員会 (1979年5月25日). 2024年4月18日閲覧。
外部リンク
東海楽器製造
![]() | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 |
東海楽器 トーカイ Tokai Guitars TGK |
本社所在地 |
![]() 〒430-0835 静岡県浜松市中央区遠州浜2丁目26-10 |
設立 | 1947年 |
業種 | その他製品 |
法人番号 | 5080401003399 |
事業内容 |
楽器の設計・開発・製造業務及び輸出入業務 国内市場開拓、国内卸販売 海外市場開拓、海外卸販売 |
代表者 | 代表 沢村優太 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 65人 |
外部リンク | 東海楽器製造株式会社 |
東海楽器製造株式会社(とうかいがっきせいぞう、英: Tokai Gakki Co., Ltd.)は、静岡県浜松市にある楽器製造メーカー。
主な製造品は、エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)、アンプなど。一時期ピアノを製造していたこともある。
下請け製造会社としても有名であり、現在シェクターなどを製造している。過去には1970〜80年代のC.F.マーティン社の日本国内向けアコースティック・ギターや神田商会が商標取得後のフェンダー・ジャパンも製造していた。
沿革
- 1947年(昭和22年)- ピアノとハーモニカの研究開発を目的として東海楽器研究所設立。
- 1961年(昭和36年)- ピアニカの開発に成功。生産、販売を開始。
- 1965年(昭和40年)- クラシック・ギターの生産、販売を開始。
- 1968年(昭和43年)- Humming Birdブランドによるエレクトリック・ギターの生産・販売を開始。
- 1970年(昭和45年)- Humming Birdブランドによるアコースティック・ギターの生産を開始。
- 1971年(昭和46年)- 米国C.F.マーティン社との間に日本国内総代理店契約を結び、輸入を開始。あわせて日本国内向けのギター製造のOEM提携も結んだ。
- 1973年(昭和48年)- バンジョー、チェンバロの生産、販売を開始。
- 1975年(昭和50年)
- アコースティック・ギターのブランドCat's Eyesの生産、販売を開始。
- 打弦電気ピアノ、ライトピアノの開発に成功、販売開始。
- 1977年(昭和52年)- Tokaiブランドのエレキ・ギターSTシリーズの生産、販売を開始。
- 1978年(昭和53年)- エレキ・ギターLSシリーズの生産、販売を開始。アップライトピアノの生産、販売を開始。
- 1983年(昭和58年)- 世界初の新素材メタル・ボディと独自シェイプを持ったエレキ・ギターTalboの開発に成功、生産、販売を開始。
- 1984年(昭和59年)- フェンダー社から自社の偽造品製造をしているとして訴訟を提起され、敗訴。裁判所命令により楽器が販売停止となり、会社更生法を申請。
- 1985年(昭和60年)- 新素材カーボンファイバーとファイバー・グラス・ボディ、ネックを使用したエレクトリック・ギターMATの開発に成功。生産、販売を開始。
- 1986年(昭和61年)- 東海楽器製造株式会社設立。
- 1996年(平成8年)- 一時生産を中止していたTalboの再生産を開始。
- 2004年(平成16年)- SEB(SOUND EFFECT BODY)構造のパテント出願。
- 2005年(平成17年)- SEBサウンドストリーム・シリーズの開発に成功、生産、販売開始。
- 2011年(平成23年)- TA35の生産、販売開始。
- 2021年(令和3年)- 株式会社GRACEが株式を取得し、同社の完全子会社となる。
現在の製品
主な製品シリーズと特徴
- ピアニカ
- LGシリーズ
- Contemporaryシリーズ内にある。
- Tokaiブランドの人気モデルであり主要モデルである。
- Cat's Eyes
- LSシリーズ
- Talbo →詳細は「東海楽器・Talbo」を参照
- SEB構造
- エレクトリック・ギター用に独自に開発したボディ材の構造。木材の振動特性に着目し、ボディの中層に木口方向(木材の縦方向)にカッティングし張り合わせたボディ材を従来通りの木目方向(木材の横方向)にカッティングした材料で挟んだ3層ラミネート構造になっている。
その他
国内
- エレクトリック・ギター(Tokaiブランド)
- SEBシリーズ、 Premiumシリーズ、Contemporaryシリーズ、Vintageシリーズ、Traditionalシリーズ、Bass シリーズ
- ギター・アクセサリー
- アンプ、ピックアップ、ピック、チューナー、ギター・ケース、ポリシング・クロス
海外
- GS100
- 1ボリューム、2トーン、独自シェイプ・ボディ。
- PRESTO、BRIO等オリジナルな製品が中心となっている。
OEM
- 1997年フェンダー・ジャパン社の解散により、神田商会が商標のライセンス権を取得。筆頭にダイナ楽器と共に 1982年からの親会社であったフジゲンに代わるかたちでフェンダージャパンのOEM供給を開始。両者を見分けるポイントはシリアル・ナンバーで、フジゲン製造のものは MADE IN JAPAN 、ダイナ楽器および東海楽器製造のものは CRAFTED IN JAPAN と書かれている。
- この他、モズライト(フィルモアの国内生産モデル)のOEM生産を手がけている。
The ギターショップ the guitar shop
The ギターショップ the guitar shopは、東海楽器製造株式会社の直販サイト(ウェブショップ)である。プロトタイプ、ワンオフギター、未塗装のネック、ボディー、 セットネックの組み立て済みボディー等のアイテム、またオーダー、セミオーダーギターを提供している。80年代に販売していたパーツも販売している。アクセサリーも購入可能。
過去の製品
エレクトリック・ギター
- Humming Bird
- 2004年EASTWOOD GUITARSより1967年リイッシュ・モデルも販売された。
- STシリーズ(SPRINGY SOUND)、TSTシリーズ(GOLDSTAR SOUND)
- SSシリーズ、TSSシリーズ(SILVER STAR)
- 70'sストラトキャスターのレプリカ・モデル、ラージ・ヘッド、ジョイント部マイクロティルト3点止。レプリカモデルとしては非常に完成度が高かった。
- 1980年代パーソンズ・ホワイトのストリング・ベンダー付テレキャスター・モデルをライセンス製作して販売していた。広告には開発者のジーン・パーソンズが登場していた。
- LIMITED EDITION、SUPER EDITION、CUSTOM EDITION
- MAT
- BIRTH
- ORIGINAL SERISE
- VX
- 一時期エフェクター・メーカーのHSW(Honda Sound Works)より、SEB構造のTsunamiやピックアップをカスタマイズしたモデルなどが販売されていたが、2007年4月HSWの閉鎖にともない絶版。
- SEBサウンドストリーム・シリーズ
- BRIO、PRESTO、ESPRESSIVO(ベース)。SEB構造の独自ボディ・シェイプ。~2009年。
- Standardシリーズ(~2008年)
- 海外生産を含むエントリー・モデル。現行Traditionalシリーズに引き継がれた。
OEM
- Tomson、Hondo等の生産を手がけていたことがある。
アコースティック・ギター
- Humming Bird
- W-500、W-1000、HBT80N、CJC98E、HBC-86N、HB20N、HB25等
- カスタム・シリーズ
- W-150、W-200、W-250
- Acoustic シリーズ
その他
2011年4月17日から、80年代に発売された、TA-35 OCのデザインを彷彿とさせる、TA35が発売された。これにより、約25年ぶりに、アンプの製造/販売を再開した。
- 過去に販売していた製品としてギター周辺機器(コンパクト・エフェクター、シールド・ケーブル、ストラップ、など)、ハーモニカ、ピアノ、チェンバロ、バンジョー、クラシック・ギターなどがある。
- クロマハープ(オートハープ)を販売する国内では数少ない楽器メーカーだったが、2008年に取り扱いが中止された。
外部リンク
Tokai
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 01:03 UTC 版)
「東海楽器・Talbo」の記事における「Tokai」の解説
初期モデル出荷時期モデルパーツ色ネックボディ色メイプル・ローズ指板 メイプル1ピース 1983年9月 ピックアップ ハムバッカー P1-26BB×2 シングル・コイル P2-71B×3 ブリッジトレモロレス・オリジナル 2点支持式トレモロ・ユニット A-80 クローム A-80D A-80S PWBR A-100 ゴールド A-100D A-100S BBGMFRFB A-150 アンティーク A-150D A-150S DGSBRSBSS 1985年 ピックアップ ハムバッカー P1-26CrB×2 シングル・コイル P2-71B×3 ブリッジAyer's Rockers I AX80 クローム AX80D AX80S PWRBRRBBR AX100 クローム AX100D AX100S CRMR AX110 ゴールド AX110D AX110S GOLR 1987年 ブリッジ Ayer's Rockers V TF80 TF80S BBR PW(パール・ホワイト)BR(ブレイジング・レッド)BB(ブラック)GM(ゴールド・メタリック)FR(フレーク・レッド)FB(フレーク・ブルー)DGS(サンバースト)BRS(サンバースト)BSS(ブラウン・サンバースト)PWR(パール・ホワイト)BRR(ブレイジング・レッド)BBR(ブラック)CRMR(クローム)GOLR(ゴールド) Tokai Talbo モデル出荷時期モデルピックアップボディ色1997年 A-150 SSH ANV 東海楽器創立50周年 Talbo 1997年半ば A-123 SSS MB(メタリック・ブラック)SG(シルバー・グレー) A-130 SSH クローム・プレート A-145 SSH A-173 SSH A-180 SSH 派生モデル Talbo Bass Talboと同じくアルミニウム合金のボディで製作されたエレクトリック・ベース。東海楽器はこのTalbo Bassで、初めて溶接のない1ピースの一体成形ボディを実現した。 詳細は「東海楽器・Talbo Bass」を参照 Talbo Jr. 電池を使用するアンプ・スピーカー内蔵のモデル。ボディはTalboより小型でミディアムスケール。「TALBO SECRET FACTORY」では「仔タルボ」としてカスタマイズされているモデル。 詳細は「東海楽器・Talbo Jr.」を参照 Blazing Fire シェイプはTalboと同じだが、透明なアクリルを素材として使用したモデル。 詳細は「東海楽器・Blazing Fire」を参照 Talbo Woody 木製ボディのTalbo。シェイプも若干Talboとは異なる。「スキャロップ・ホロー構造」と呼ばれるセミホロウボディを採用した。 詳細は「東海楽器・Talbo Woody」を参照 Talbo Jupitar Talbo TG
※この「Tokai」の解説は、「東海楽器・Talbo」の解説の一部です。
「Tokai」を含む「東海楽器・Talbo」の記事については、「東海楽器・Talbo」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
日本の卸売企業 |
イーケイジャパン アイケイコーポレーション TOKAI 共同紙販ホールディングス タジマヤ |
日本のガス事業者 |
大分瓦斯 大垣液化ガス TOKAI サイサン 全農エネルギー |
静岡市の企業 |
A-Too 村上開明堂 TOKAI 静活 日本平自動車 |
日本のインターネットサービスプロバイダ |
ゼンエーフーズ フュージョン・コミュニケーションズ TOKAI NTT西日本-東中国 つなぐネットコミュニケーションズ |
- tokaiのページへのリンク