KSBC特別捜査官
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「レッドアイズ 監視捜査班」の記事における「KSBC特別捜査官」の解説
伏見が開業した探偵事務所から登用された優秀な能力を有する人材。伏見を含め全員が逮捕歴がある「元犯罪者」。 山崎辰二郎(やまざき たつじろう)〈55〉 演 - 木村祐一 犯罪心理学の元国立大学教授。通称「辰さん」。KSBCに登用後は警部補の階級を与えられる。 本籍地は大阪府堺市金丸町9丁目12番地。血液型はB型。 普段は飄々としているが、あらゆる犯罪のデータや歴史的に名高い犯罪者の行動パターンを記憶しており、犯人の行動を的確に予測する優秀なプロファイラー。息子の克巳が幼少期、重い心臓病を患っていたことから手術代を工面するため投資詐欺グループの神流川兄弟の犯罪に関わるが、グループの裏切りに遭い2015年1月26日に逮捕された前科がある。懲役8年。将棋が趣味。 息子・克巳が神流川兄弟の覚醒剤を持ち逃げしたため、克巳の恋人・優希が誘拐されるが、優希が克巳の子供、つまり自分の孫を身籠っていることを伏見から教えられ、神流川兄弟が覚醒剤の隠し場所を知らないことから自分が覚醒剤を持っているとウソをつき、優希と自分とを人質交換する交渉を実行する。交渉の途中、克巳が拉致され、こちらは神流川羊介を確保したことから、羊介と優希・克巳の1対2の人質交換と覚醒剤の引き渡し交渉に切り替えるが、覚醒剤に偽装した蓄光パウダーを一馬に掴ませ偽物と気付いた一馬がパウダーを投げ捨て体に降りかかったことを確認すると、秘密裏にアジトに潜入していた伏見と湊川がアジトの照明を落とし暗闇の中で一馬一味を一網打尽にして身柄を確保し、無事、優希と克巳の奪還に成功する。 湊川由美子(みなとがわ ゆみこ)〈35〉 演 - シシド・カフカ シングルマザーの元自衛官。優れた身体能力を持ち、格闘能力に秀でている。KSBCに登用後は巡査部長の階級を与えられる。 本籍地は横浜市あおば区あざみ野5丁目30番地。血液型はAB型。 高校卒業後に自衛隊に入隊し、そこで同僚の皆川茂夫と結婚し一人息子の敢太を儲けるが、茂夫からのDVがエスカレートし息子を守るために夫を殺害、2017年10月10日に伏見に逮捕されている。懲役5年。常に冷静沈着で無口であるが、被害者感情に敏感で思いやりがある。捜査が忙しい時は息子の敢太を母の律子に預けている。 蠣崎に手首を後ろ手に縛られ、さらに首を天井からロープで縛られ3つ足状態となったテーブルの上に立たされた状態で監禁され、時限爆弾をセットされて絶体絶命のピンチを迎えるが伏見に救出され一命を取り留める。 小牧が伏見に銃撃された疑惑があったが、「小牧君を撃つはずがない」と伏見を信じ、県警から追われていた伏見の逃走を助ける。 小牧要(こまき かなめ)〈26〉 演 - 松村北斗 若き天才ハッカー。 横浜市泉区出生。神奈川区大寺3丁目13番地在住。血液型はA型。KSBCに登用後は巡査部長の階級を与えられる。 有名工科大学を首席で卒業後、大手IT企業に就職。会社員時代、密かに警備会社や銀行を軒並みハッキングし、防衛省のサーバーに5回目に侵入した際に発見され電磁的記録不正作出罪で逮捕されている。懲役2年。KSBCでは淡々と仕事をこなしているように見えるが、内には正義感を秘めている。 KSBCに招かれた際は持ち前のハッカーとしてのスキルを遺憾なく発揮し、KSBCのシステム以外にSNSからも情報収集し、機転を利かせ最善の方法を導き出すなど地頭にも優れる。 大学時代の後輩、米野悠香に誘われ朝ヶ丘公園で待ち合わせをしたところを瀬沢一味に拉致され、悠香を人質にされて「みなと貴金属」の倉庫のセキュリティーシステムのハッキングを強要される。「みなと貴金属」のセキュリティーを無効化するとともにKSBCの監視システムも無効化するが、これらのKSBCへの造反行為は悠香が犯罪の首謀者であることを見抜いた上での芝居で、犯行現場となる「みなと貴金属」や自身の監禁先がKSBCに分かるよう、瀬沢一味や悠香に気付かれないようヒントを伝えていた。瀬沢たちが逮捕された後、悠香に犯罪者に寝返って一緒にハッキングで金儲けをしようと懐柔されるが、かつて逮捕された後、伏見に必要と求められたことで彼を裏切れないと悠香の懐柔を拒み、いつか悠香も伏見のような自分を変えてくれる人に出会えるはずだと諭す。 神奈川県警に鳥羽が蠣崎の診察記録を持参し訪れた際、突如KSBCから姿を消し、真弓たちが乗っていた車に同乗し「みなとみらい医療センター」のシステムをジャックするが、駐車場で伏見らに復旧パスワードのヒントを与え、そのまま逃走した。システムジャックは何者かに脅されたためであろうと伏見から確認されるが、「先生」の言うことは絶対で逆らえないために自分の意思で実行したと伝える。左前腕に「先生」に関わった犯罪者全員に共通して見られた矢印状のマークのタトゥーがあるのを見せ、また右前腕に「青いコート」の男の身体的特徴である傷があることも見せ、美保殺害も「先生」からの指示で実行したと告白する。そして3年前、美保が伏見に渡すはずであったクリスマスカードを渡し、その後銃声と共にその場に崩れ落ちる。 状況的に伏見の発砲によるものと思われ警察も伏見を容疑者として追跡したが、実は後方から真弓が狙撃しており、急所を外れたため命に別状はなかった。左前腕のタトゥーも右前腕の傷も、鳥羽の美保殺害の罪を被らなければ3年前に美保の個人情報をダークウェブで鳥羽に売ったことを伏見に暴露し、伏見を殺すと真弓から脅されたためにKSBCが蠣崎たちに占拠された翌日に付けたフェイクであり、鳥羽のクリニックで発見された小牧の指紋付きの美保殺害に使用された凶器も偽装されたもので、「先生」の支持者ではなかった。
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