habit
「habit」の基本的な意味
「habit」とは、個人的な性質・習慣・癖などを指す。動植物の習性や性質、無生物や自然現象の傾向、あるいは特質を意味することもある。文語では特定の対象が持つ性格的傾向もしくは気質を指す。スラングとして使われた場合には、薬物中毒・依存といった意味になる。なお、「habit dress」なら修道士や修道女が着る修道衣、「bad habit」なら(悪)癖となる。「habit」の語源
「habit」の語源は「持つ」「住む」という意味のラテン語「habere」である。これが転じて、特定の対象が持っている性質や癖といった意味合いとなった。「habit」の発音・読み方
「habit」の発音あるいは読み方を日本語で表記するなら「ハビット」もしくは「ヘビット」となる。ハ(ha)の母音は「ア」と「エ」を同時に発音するように「ア」と出すとよい。「habit」と「custom」の違い
「habit」と同じく「custom」には習慣や傾向を表す意味がある。「habit」は個人が決めた習慣といったニュアンスを持つ。使い方の例は以下の通りだ。・It is my habit to wash my hands.(私には手洗いの習慣がある。)
・Not answering is your bad habit.(返事をしないのはあなたの悪い癖だ。)
・After returning my country, I kept the habit of praying.(帰国後、私はお祈りの習慣を続けた)
対して「custom」が指すのは個人の癖や習慣ではない。集団・民族・国家・文化といった広く社会的な習慣や傾向である。そのため、風習といった意味合いも「custom」は持つ。「costom」は次のような使い方をする。
・Hugging is a European custom.(ハグはヨーロッパの習慣だ)
・It is a custom in some countries.(それはいくつかの国々における傾向だ)
・The tribe has a custom of tooth extraction.(その民族には抜歯の風習がある)
なお、次のような場合は広く社会的な習慣や傾向を指していても、「habit」が用いられる。
・Research on exercise habits of America.(アメリカにおける運動習慣の研究)
・A book about traditional eating habits.(伝統の食事習慣について書かれた本)
運動習慣に関してはアメリカ(社会)全体のことではなく、あくまでそれぞれの個人にとっての習慣に過ぎない。また、伝統の食事習慣についても同じである。そのためhabitが用いられると考えられている。
「habit(歌)」とは
「Habit(ハビット)」は、日本のメジャーバンド「セカオワ」こと「SEKAI NO OWARI」の通算18枚目のシングル作品だ。Virgin Musicに移籍してから4作品目である。「Habit」は神木隆之介と柴咲コウがダブル主演した映画「ホリック xxxHOLiC」の主題歌でもある。映画監督である蜷川実花からの「今を生きる若者たちへの優しさを込めてほしい」というリクエストに応えて書き下ろされた。セカオワの楽曲が映画に用いられたのは、この作品で8作品目(内7作品が主題歌)である。この楽曲では「Habit」は「(人の)習性」という意味で用いられている。作詞はFukase、作曲はNakajinが担当した。2022年4月28日、CD販売前に楽曲が先行配信。同日、ミュージックビデオがYouTubeにおいて公開された。監督は池田大、振付師はプロダンサーのパワーパフボーイズだ。2022年6月22日にCD販売。初回限定のフォトブック盤のジャケット写真は蜷川実花が担当した。蜷川実花が持つ独特の色彩美で撮影されたメンバーの姿は、これまでにない妖艶な雰囲気を醸し出しているとして、高い評価を受けた。
ミュージックビデオでは、セカオワの4人が本格的なダンスを披露している。ダンスは、細かく韻を踏んだリリックに奇妙な振付が絡み合い、その踊る姿はとてもコミカルだ。セカオワのメンバーは、このミュージックビデオの撮影のために、長期間に渡ってダンスのトレーニングを受けたと語っている。YouTube公開直後から、SNSでは、「Habit」を「踊ってみた」という投稿が相次ぎ、その注目の高さが話題となった。
シングルCD発売日後の6月29日、Billboard Japan Hot 100において、CD売上総合首位を獲得。これは2015年にリリースした「SOS」から7年ぶりの快挙である。また、2022年8月3日には公式動画のストリーミング再生が1億回を突破した。セカオワのミュージックビデオが1億回再生を突破したのは、「silent」と「Habit」の2曲だけである。
habit
habitの語源と由来
habitの語源は、ラテン語で「何かを持っている状態」を意味する形容詞「habitual」や動詞「habituate」である。セカオワ(SEKAI NO OWARI)の楽曲「Habit」
ミュージシャンであるセカオワ(世界の終わり)の楽曲である「Habit」でも、色々なことを分類したりジャンル分けしたがる人間の「癖」や「習性」がテーマとなっており、ほぼ同様の意味で用いられている。habitの用例・例文と、その和訳
・bad habit ・・・ 悪い習慣・breaking the smoking habit ・・・ 禁煙する(喫煙という習慣を絶つ)
・power of habit ・・・ 習慣の力
・habit tracker ・・・ 食事・運動・読書・睡眠といった毎日の習慣を記録するためのノート・アプリなどのツール類の総称
習慣
(Habit から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/26 10:09 UTC 版)
習慣(しゅうかん、英: habit, custom[1])とは、
注釈
出典
- ^ ウィズダム英和辞典「習慣」第二版
- ^ a b 広辞苑第六版「習慣」
- ^ デジタル大辞泉「習慣」
- ^ DaiGo『短時間で”良い習慣”が身につき人生が思い通りになる!超習慣術』ゴマブックス出版、2019年。
- ^ a b ハイディ・グラント・ハルバーソン『やり抜くための9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2017年。
- ^ クリスティアン・ベネディクト、ミンナ・トゥーンべリエル『Sleep, Sleep, Sleep』サンマーク出版、2020年、172-230頁。
- ^ 片山友子, 水野(松本)由子「大学生のインターネット依存傾向と健康度および生活習慣との関連性」『総合健診』第43巻第6号、日本総合健診医学会、2016年、657-664頁、doi:10.7143/jhep.43.657、ISSN 1347-0086、CRID 1390282680176185472。
- ^ 柄木田健太, 田中美吏「スポーツ選手の「あがり」の対処法に関する実践的研究-パフォーマンスルーティンに着目して-」『健康運動科学』第7巻第1号、武庫川女子大学健康運動科学研究所、2017年3月、9-14頁、doi:10.14993/00001263、ISSN 2185-338X、CRID 1390009224960923648。
- ^ 英語reflectやフランス語réfléchirに相当する表現。文脈に応じて「熟慮する」「熟考する」「じっくり考察する」「反省する」などの訳語があてられる。
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