G編成
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上越新幹線の「とき」(当時は各駅停車タイプ)や東北新幹線の各駅停車タイプの「あおば」(1997年(平成9年)に消滅)の利用率の状況から、E編成の一部を10両編成に減車した編成、後に8両編成に短縮された。全車ラウンドノーズの前面形状。 国鉄分割民営化直後の1987年(昭和62年)4月から「とき」用に、E10・E20 - E24・E26・E27・E29編成の3・4号車が抜かれて(E23編成のみ5・6号車抜き取り)順次10両に短縮された(G10・G20 - G24・G26・G27・G29編成)。 同年に225形普通車4両からグリーン車2両とビュフェ車2両に改造する工事が行われ、グリーン車の215-901, 902、ビュフェ車の237-901, 902が落成した。年内に215-101, 102・237-101, 102に改番されF66編成(後のF59編成→F91編成)とG48編成に組み込まれた。 G編成(10両編成)「とき」 編成表(1987年) ← 東京 新潟 → 号車1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 形式221形(Mc) 226形(M') 225形(M) 226形(M') 215形(Ms) 226形(M') 237形(Mb) 226形(M') 225形(M) 222形(M'c) 座席普通車 グリーン車 普通車 ビュフェ車 普通車 G1010 46 410 48 10 49 10 50 20 10 G2020 96 420 98 20 99 20 100 40 20 G2121 101 421 103 21 104 21 105 42 21 G2222 106 422 108 22 109 22 110 44 22 G2323 111 45 112 23 114 23 115 46 23 G2424 116 424 118 24 119 24 120 48 24 G2626 126 426 128 26 129 26 130 52 26 G2727 131 427 133 27 134 27 135 54 27 G2929 141 429 143 29 144 29 145 58 29 1988年(昭和63年)3月には、さらに2両を抜いて8両編成化が実施された。このとき捻出された中間車を用いてG26・G27・G29編成は再度12両編成化され、F41 - F43編成を名乗ったほか、余剰車を使用した2代目G27編成・G28編成が組成される。同時に、グリーン車の半室化工事とビュフェ車の普通車化(含車販準備室・車椅子対応設備)工事が実施されている。この組替で新たにE9編成がG9編成になっている。G9・G10編成は後にG25編成・2代目G26編成に改番されている。 G編成(8両編成)「とき」 編成表(1988年) ← 東京 新潟 → 号車1 2 3 4 5 6 7 8 形式221形(Mc) 226形(M') 225形(M) 226形(M') 215形(Mhs) 226形(M') 225形(Mpk) 222形(M'c) 座席普通車 グリーン車・普通車 普通車 G2020 96 420 98 20→303 100 237-20→473 20 G2121 101 421 103 225-17→202 105 18→452 21 G2222 106 422 108 22→305 110 237-22→475 22 G2323 111 19 47 10→301 115 237-10→471 23 G2424 116 424 118 24→307 120 237-24→477 24 G9→G259 41 409 43 23→306 45 237-21→476 9 G10→G26 II10 46 410 48 21→304 50 237-21→474 10 G27 II27 49 20 109 225-44→201 99 40→451 27 G2828 107 39 97 19→302 102 237-19→472 28 1989年(平成元年)11月からは、「あおば」用としてG40 - G48編成の8両編成8本が組成された。E4・E7・E12・E13・E8・E18・E19編成から普通車ユニット4両を抜いてG40 - G43・G46 - G48編成が、余剰車を用いてG44・G45編成が組成された。なお、G48編成のグリーン車とビュフェ車は225形普通車からの改造車215-101・237-101が組み込まれた。 G20番台(新潟新幹線第一運転所配置)は半室グリーン車・ビュフェなし、G40番台(仙台総合車両所配置)は全室グリーン車・ビュフェあり(ただし非営業)という違いがあった。なお例外は全車普通車のG45編成(仙台配置)で、1992年にグリーン車が組み込まれた。G45編成はグリーン車組込以前は運用が限定されており、当該列車は時刻表に「グリーン車なし」と表記されていたためすぐに判別できた。 G編成(8両編成)「あおば」 編成表(1989年) ← 東京 仙台 → 号車1 2 3 4 5 6 7 8 形式221形(Mc) 226形(M') 225形(M) 226形(M') 215形(Ms) 226形(M') 237形(Mb) 222形(M'c) 座席普通車 グリーン車 普通車 ビュフェ車 普通車 G404 16 404 18 4 20 4 4 G417 31 14 32 7 35 7 7 G4212 56 412 58 12 60 12 12 G4313 61 413 63 13 65 13 13 G4429 34 23 57 9 19 9 29 G468 36 408 38 8 40 8 8 G4718 86 418 88 18 90 18 18 G4819 91 419 93 225-42→901→101 95 225-41→901→101 19 ← 東京 仙台 → 号車1 2 3 4 5 6 7 8 形式221形(Mc) 226形(M') 225形(M) 226形(M') 225形(Mcon) 226形(M') 225形(Mpk) 222形(M'c) 座席普通車 G4536 59 24 33 407→101 17 13→453 36 G45編成(8両編成)「あおば」 編成表(1992年) ← 東京 仙台 → 号車1 2 3 4 5 6 7 8 形式221形(Mc) 226形(M') 225形(M) 226形(M') 215形(Ms) 226形(M') 225形(Mpk) 222形(M'c) 座席普通車 グリーン車 普通車 G4536 59 24 33 29 17 13→453 36 最高速度が210km/hのままで高圧引き通しの改造はなされず(パンタカバーは設置)、このグループから廃車が始まった。 1997年(平成9年)6月1日付けでG43編成のうち226-61と225-413の2両が廃車となった。これは200系の中で初めての廃車となった。226-63のみ925形試験車「ドクターイエロー」の軌道検測車921-32に改造されたが、残りの5両は保留車となった上同年10月6日付廃車になった。1999年(平成11年)3月までに全廃されている。
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1人用個室 4人用個室 1987年から1992年までに落成した編成で、製造当初はJR東海のみ所有していた。「100'(ダッシュ)系」とも呼称される。車両番号のハイフン以下の数字はX編成からの通し番号だった。 X編成と同じく先頭車と8号車と9号車に組み込まれる2階建車両各2両が付随車である。2階建車両のうち9号車はX編成と同じくグリーン車とグリーン個室であるが、「ひかり」の利用客が増加傾向にあったことや東京駅 - 新大阪駅間で重点的に運用することを念頭におき、0系と比べて個室を除いたグリーン車定員が少ない ことから、8号車については食堂車の設定をやめ、階上にグリーン車・階下にカフェテリアを設け、グリーン車の定員を増やした。16両1編成の製造価格は31億円とされており、後継車両である300系と比べると2 - 3割小さい。 1編成に対して1社が製造を担当したが、技術力の向上とコスト削減を目的として、6両(G30・G37・G50編成の12・13号車)が浜松工場で製造された。車両製造のため、浜松工場の従業員22名が日本車輌製造豊川製作所で8か月もしくは10か月の間研修を受けている。なお、該当編成の残り14両は豊川製作所が担当した。
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