G線(新幹線鉄道)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 08:05 UTC 版)
「日本鉄道建設公団」の記事における「G線(新幹線鉄道)」の解説
全国新幹線鉄道整備法に基づく整備計画のうち、公団が建設主体として指名された路線の建設を行った。公団は昭和47年の整備計画において上越新幹線、成田新幹線、昭和48年整備計画(整備新幹線)において北陸新幹線、北海道新幹線の建設主体とされた。 上越新幹線は公団が建設主体として建設を行い国鉄が運営していたが、国鉄分割民営化の際に新幹線鉄道保有機構が鉄道施設を保有し、JRにリースする方式となった。その後、新幹線鉄道保有機構は解散し、上越新幹線の鉄道施設はJR東日本に有償で譲渡された。成田新幹線は着工したものの、成田空港周辺を除いて建設工事が進展できず、国鉄分割民営化と同時に整備計画が失効した。 国鉄民営化後、国鉄を承継したJRが建設主体とされた整備新幹線である東北新幹線盛岡以北および九州新幹線の建設主体を引き受けた。北陸新幹線および東北新幹線盛岡以北の区間は、公団が建設主体として建設し、完成後は鉄道施設を保有して営業主体に貸付けを行い、貸付料を収受する(上下分離方式)。貸付料の基準は、受益の額(新幹線鉄道の開業により営業主体に発生する受益(30年間))を基準としたものに租税および管理費を加えた額である。 G線(新幹線鉄道)線名区間建設延長(km)営業延長(km)開業年月日事業者の変遷種別現状2021年7月30日時点上越新幹線大宮 - 新潟 275.4 303.6 1982年11月15日 国鉄→JR東日本 承継線 上越新幹線 北陸新幹線高崎 - 長野 125.7 117.4 1997年10月1日 JR東日本 貸付線 北陸新幹線 東北新幹線盛岡 - 八戸 94.5 96.6 2002年12月1日 JR東日本 貸付線 東北新幹線
※この「G線(新幹線鉄道)」の解説は、「日本鉄道建設公団」の解説の一部です。
「G線(新幹線鉄道)」を含む「日本鉄道建設公団」の記事については、「日本鉄道建設公団」の概要を参照ください。
- >> 「G線」を含む用語の索引
- G線のページへのリンク