F1参戦後とは? わかりやすく解説

F1参戦後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 16:38 UTC 版)

エイドリアン・スーティル」の記事における「F1参戦後」の解説

2007年、MF1を買収したスパイカーから、ティアゴ・モンテイロ代わりレギュラードライバーとしてF1参戦することになったチームメイトクリスチャン・アルバース第11戦ハンガリーGPからはアルバースに代わって山本左近)。マシン競争力不足から、チームメイトと共にシーズン通して予選では常に最後方を争うことになる。決勝ではミス目立ち、7回のリタイアの内5回は、単独でのスピンや他車とのアクシデントよるものとなったそんな中、第17日本GPでは9位でレース終え、後に8位のヴィタントニオ・リウッツィペナルティにより8位に繰り上がり、F1での初入賞を果たすとともにスパイカーチームポイントもたらした2008年スパイカー買収したフォース・インディア契約チームメイトベテランジャンカルロ・フィジケラチーム名こそ衣替えしたものの、昨年同様マシン競争力不足は変わらず、全18戦中11回のリタイア喫する。第6戦モナコGPではの中、非力マシン終盤まで4位を走行したが、後方からキミ・ライコネン追突されリタイア追い込まれた。しかしレース後に「黄旗振られている区間で3台をオーバーテイクした」として警告受けたため、完走していたとしてもペナルティのため入賞ではなかったことが濃厚2009年引き続きフォース・インディアから参戦マシン競争力不足しており苦戦強いられているが、雨中レースとなった第3戦中GPでは終盤に6位まで浮上しまたしてもでの強さ見せた。しかし、残り6周でクラッシュ入賞逃した17完走扱い)。イギリスGPでは予選赤旗中断となる激しクラッシュ見舞われたが、決勝には無事出走している。ドイツGPではQ1.Q2を余裕持って勝ち上がりQ3自己最高の7番グリッドにつけた予選を8.9番手終えたフェラーリの2台より多く燃料積んで予選であり、決勝では1回目ピットストップまでのロングラン2位まで順位上げトップを走るルーベンス・バリチェロ直後着き優勝期待もされたが、ピットアウト後の1コーナーキミ・ライコネン接触15位までポジション落とし大きなチャンス逃したイタリアGP予選では自己最高位更新となる予選2位速さ見せフロントロウ獲得。更に決勝ではマシン特性活かしてファステストラップ記録し自己最高位の4位でゴールレース予選速さ見せた一方でシンガポールGPではスピンした直後リカバーニック・ハイドフェルド衝突し、次戦の日本GPではシケイン並走状態で進入したヘイキ・コバライネンライン強引にふさぎ接触など、他車を巻き込む荒いドライビング見参するシーズンとなった2010年引き続きフォース・インディアから参戦同年フォースインディアマシンVJM03」は開幕戦から高い戦闘力発揮しコンスタントポイント獲得する過去最良シーズンとなるも、シーズン途中テクニカル・ディレクター離脱したことからチームパフォーマンス徐々に低下シーズン終盤予選でのQ3進出もままならなくなった結果コンストラクターズランキングウィリアムズチームに6位を奪われた。 2011年引き続きフォース・インディアから参戦チームメイトルーキーポール・ディ・レスタ最終的にディ・レスタに15ポイント差をつける42ポイント奪いキャリアハイとなるドライバーズランキング9位獲得、全19戦中リタイア2度のみと悪くないシーズンを送るが、4月発生していた傷害事件裁判沙汰もあり(後述)、シーズン終了後ニコ・ヒュルケンベルグ入れ替わる形でF1シートを失う。2012年シート得られ1年間浪人となった2013年ヒュルケンベルグザウバー移籍したため空いた古巣フォースインディアシートを、ジュール・ビアンキ競った末に獲得しF1復帰を果たす。ディ・レスタとは2年ぶりとなるコンビ復活。スーティルは開幕戦ではトップ走行しモナコGPでは5位入賞を果たすなど好調であったが、シーズン中盤にタイヤ規定変更される後半戦はディ・レスタともども中団に埋もれる苦し戦いとなったチーム翌年向けてドライバーを総入れ替えしマクラーレンから移籍セルジオ・ペレスと、ヒュルケンベルグザウバーから戻ることが発表され、スーティルは押し出される形でザウバーへの移籍2014・2015年2年契約結んだとされる)が発表された。 2014年ザウバー移籍チームメイトエステバン・グティエレス予選成績はスーティルの12勝7敗)。慢性的なチーム資金難ドライブするマシン「C33」の戦闘力不足に泣き、ノーポイントでシーズン終了決勝最高位2度11位)。スーティルとザウバーとの契約2015年残っていたが、資金難解決目論むザウバーチーム首脳巻き起こしたドライバー多重契約騒動』の被害遭いレギュラーシートを失う。スーティルはチーム告訴しチューリッヒ最高裁判所はスーティルの弁護団求めた約4億円の賠償金は妥当だと認め判決言い渡しスーティルは勝訴した。 2015年のF1シート得られなかったことから一時WECへの参戦検討していたが、ウィリアムズのリザーブドライバーに就任2016年ウィリアムズはリザーブドライバーとしてディ・レスタとの契約発表したため、スーティルのF1との関わり途切れた以後の活動としてWECDTM日本スーパーGTなどへ参戦した意向があったとされる

※この「F1参戦後」の解説は、「エイドリアン・スーティル」の解説の一部です。
「F1参戦後」を含む「エイドリアン・スーティル」の記事については、「エイドリアン・スーティル」の概要を参照ください。

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