5代目 XF50型(2017年10月 - )
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「レクサス・LS」の記事における「5代目 XF50型(2017年10月 - )」の解説
LS (5代目)VXFA5# / GVF5# 型2017年販売型 フロント(中国仕様) 2017年販売型 リア(中国仕様) LS500(北米仕様) 概要販売期間2017年10月19日 - 設計統括旭 利夫 ボディ乗車定員5名 ボディタイプ4ドアセダン 駆動方式後輪駆動四輪駆動(電子制御AWD) プラットフォームGA-Lプラットフォーム パワートレインエンジンLS500: V35A-FTS型:3,444 cc・V型6気筒・直噴DOHCツインターボLS500h:8GR-FXS型:3,456 cc・V型6気筒・直噴DOHC モーターLS500h:2NM型:交流同期電動機 最高出力LS500:310 kW (422 PS) / 6,000 rpmLS500h:エンジン:220 kW (299 PS) / 6,600 rpmモーター:132 kW (180 PS)システム最高出力:264 kW (359 PS) 最大トルクLS500:600 N・m (61.2 kgf・m) /1,600 - 4,800 rpmLS500h:エンジン:356 N・m (36.3 kgf・m)/5,100 rpmモーター:300 N・m(30.6 kgf・m) 変速機LS500:10速AT(Direct-Shift 10 AT)LS500h:電気式無段変速機 (マルチステージハイブリッドトランスミッション) サスペンション前:マルチリンク後:マルチリンク 車両寸法ホイールベース3,125 mm 全長5,235 mm 全幅1,900 mm 全高1,450 mm(後輪駆動)1,460 mm(四輪駆動) 車両重量2,150 - 2,410 kg その他ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク・対向4ポットキャリパー(F SPORT:対向6ポットキャリパー)後:ベンチレーテッドディスク・対向2ポットキャリパー(F SPORT:対向4ポットキャリパー) テンプレートを表示 LS500(VXFA50/55) / LS500h(GVF50/55) 従来の静粛性の追求と共に運動性能と先進装備を重視し内外装デザインを一新した。LCに続き、GA-L(Global Architecture-Luxury)プラットフォームが採用され、低く構えたスタイリングを実現し、大径タイヤの採用により力強い存在感を創出。これまでの4ドアセダンとは一線を画す斬新なクーペシルエットを創りだすため、6ライトキャビンデザインを採用し、フロントからリヤまで抜けるシャープな構成から、フェンダーがダイナミックに突き出す造形とした。これにより、後部座席頭上空間が先代より小さくなった。また、ドアフレームとガラスの段差を少なくした面一のフラッシュサーフェスウインドウを採用し、より滑らかで美しいボディラインを実現している。 先代モデルは標準ボディに加え、全長・ホイールベースを120ミリメートル延長した「LS460L / LS600hL」がラインアップされていたが、5代目のボディは1種類のみとなった。ボディサイズは先代「LS460L / LS600hL」と比較し、全長は+25ミリメートル・全幅は+25ミリメートルの拡大となった。一方で全高は15ミリメートル低められた。また、ホイールベースは35ミリメートル延長されて3,125ミリメートルとしている。 エンジンは世界的なダウンサイジングコンセプトの流れに準じ、「LS500」には新開発となるV型6気筒3.5 Lツインターボエンジン「V35A-FTS」型に電子制御10速オートマチック「Direct-Shift 10 AT」を組み合わせる。先代「LS460/LS460L」が搭載していたV型8気筒4.6 L「1UR-FSE」型と比較すると、小排気量化され、また気筒数が削減されてはいるものの、2基のターボチャージャーの効果により大幅なパフォーマンスの向上を果たしている。2WD車同士の対比で、最高出力は30 PS(22 kW)向上して422 PS (310 kW) に、最大トルクは10.2 kgf・m (100 N・m) 向上し、61.2 kgf・m(600 N・m)を発生。また、ハイブリッドモデルの「LS500h」はLCに搭載済みのV型6気筒3.5 Lの「8GR-FXS」型を搭載。ハイブリッドシステムに変速機構を直列に配置した「マルチステージハイブリッドシステム」は、エンジン回転数を広範囲で使用できるシステムに「10段変速制御」を採用することにより、より快い走りのリズムを実現している。システム最高出力は359 PS (264 kW) を発生する。また、駆動方式は全グレードに2WD (FR)とAWDが設定される。 安全面に関しては従来のLexus Safety System +を発展させ、高度な衝突回避支援と高度運転支援を実現したLexus Safety System +Aが日本・ヨーロッパ・アメリカ仕様で導入され、「I package」以上で標準設定。なお「標準仕様」はLexus Safety System +を装備する。Lexus Safety System +Aに新たに採用された予防安全技術のひとつ、プリクラッシュセーフティ(歩行者注意喚起・アクティブ操舵回避支援)は、従来までの機能に加えて世界初となる大型カラーヘッドアップディスプレイに歩行者の存在する方向を表示する、より直感的な歩行者注意喚起、ブレーキ制御に加え自動で操舵を制御するアクティブ操舵回避支援を装備。また「Lexus CoDrive」は、自動運転につながる高度運転支援技術であり、レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシストの基本機能に、レーンチェンジアシストを加えた3機能を連携させ、高速道路や自動車専用道においてドライバーの運転意図と調和した操舵支援や、レーンチェンジの運転支援を実現。カーブが多い道や、渋滞時でもシームレスな運転支援により、ドライバーの運転負荷を大幅に低減することが可能。また、大型ヘッドアップディスプレイやマルチインフォメーションディスプレイなどと連携し、ドライバーに支援状況を分かりやすく通知といった機能を併せ持つ。 「F SPORT」は更に優れた走行性能を実現するため、「VDIM」は、VGRS、EPS、DRSを統合制御するレクサスダイナミックハンドリングシステムに、アクティブスタビライザーを協調制御させることで、新たに車両のロールや上下運動も含めた統合制御を可能とした。また、専用の20インチベンチレーテッドディスクブレーキ、20インチランフラットタイヤ&ホイール(前後異サイズ)を採用した。
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