2015年世界陸上落選騒動2016年リオ五輪代表選出2020年東京五輪選考見直し等とは? わかりやすく解説

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2015年世界陸上落選騒動・2016年リオ五輪代表選出・2020年東京五輪選考(女子マラソン)見直し等

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 04:45 UTC 版)

田中智美」の記事における「2015年世界陸上落選騒動2016年リオ五輪代表選出2020年東京五輪選考女子マラソン見直し等」の解説

田中智美世界陸上北京大会女子マラソン日本代表から落選した理由について、日本陸連は、田中レース前半にハイペース先頭集団を追わなかったことを消極的だ判断し、「重友選手については、前半から積極的にレースをした。また横浜での出場選手のレベル名古屋大阪よりも劣っていた。前田彩里伊藤舞重友梨佐は、日本陸連定めた派遣設定記録の2時間2230秒目指す走りだった。後ろからペース上げての2時間22・23分台なら評価するが」(酒井勝充強化副委員長)と説明した。その記者会見の席で、ロサンゼルス五輪女子マラソン日本代表スポーツジャーナリスト増田明美は「なぜ同じ26分台で大阪3位だった重友さんなんでしょうか?重友さんは確かに復調兆しがあったが、後半5キロ失速を見るとまだまだのように見えた優勝した田中さんには圧倒的な強さがあったと思う。これで本当に良いのでしょうか?重友さんの選考はすごく主観入っているという事ですよね??」と、日本陸連関係者に猛抗議する一幕もあった。 田中所属する第一生命山下佐知子監督も「田中智美世界で戦うには力不足なのは謙虚に受け止めねばと思いますが、今回選考理由はまだ受け入れられません」「(重友の2時間2639秒と)記録18秒しか変わらないのに。田中自身ショック受けている」と悔しさ露わにした。また、十種競技日本男子元チャンピオン・タレントの武井壮ツイッターFacebookで、「一発選考じゃないから不公平が起きる。今回場合名古屋ウィメンズマラソン強くて速かった前田彩里1人だけ内定にして、あとの上選手決め手が無いんだから、全員補欠ナショナルチーム入り。で、ナショナルチーム内で大会2ヶ月前に最終選考一発勝負すりゃいいと思う」とコメントするなど、異議上がった世界陸上男子マラソンで4回(2011年大邱大会2013年モスクワ大会2017年ロンドン大会・2019年ドーハ大会日本代表選出公務員ランナー当時2019年4月よりプロランナーに転向)・川内優輝は「優勝して選ばれないというのはどうなんでしょうか…他に優勝した選手がいるのなら分かりますけど。重友さんはトップに3分以上つけられたのに、笑ってゴールしたのも気になりました。ただ選ばれたことに重友さんは何も悪くないし、罪はないですよ」と田中と重友を気遣いつつも、日本陸連選出方法疑問呈していた。さらに今回世界陸上北京大会男子マラソンに初選出今井正人は、「男女3人目は誰になるのか微妙なのかな、と思っていました」と語り、「優勝した選手選ばれない事に驚いた?」と尋ねると「そうですね」と答えている。そして2000年シドニー五輪女子マラソン覇者2001年女子マラソン世界記録達成者ベルリンマラソン)で、現在日陸連理事務め高橋尚子は「田中さん有利だ思っていた。陸連直接意見言ったが、返答は代表発表会見と同じ感じ憤慨した」「選ばれた側の重友さんも苦しいはず。勝って負けて選手が前を向けるようにしなければ」「(日本陸連の)理事辞める事も考えたが、中にいないと出来ない事がある今後選手達を守っていきたい」等と述べていた。 だが田中はこの無念想いを糧にして、翌2016年3月名古屋ウィメンズマラソンでは日本人トップ2位入り同年8月リオ五輪女子マラソン日本代表入りを果たす。それでも、その記者会見の席で田中当事者として、リオ五輪では前年8月世界陸上北京大会で入賞者(7位)の伊藤舞大塚製薬)が先に五輪内定となった件に関し伊藤さんがどうとかでは無いですが、このまま世界陸上入賞五輪内定)では日本人同士争いになってしまう。世界向かないといけないのに、入賞目指すだけではと感じています」と意を決したような表情私見述べたその上で山下監督も「今思って1年前の事は納得していない。誰もが同意する説明仕方を、当事者出来るように気を付けてほしい」と改め日本陸連対し注文付け、さらに五輪男女マラソン表3対し選考レース4つ有る選考方法に「一発選考良いかはっきり言えない処も有りますが、少なくとも分母分子位は合わせるか、分母少なくするかは出来る筈」等と提言している。 しかしリオ五輪本番では、田中19位)を含め男女マラソン日本代表6人全てが、メダル及び8位入賞も届かなかった。特に女子マラソン日本代表は3大会連続してメダル入賞逃す不振に、日本陸連マラソン選考について大幅な見直し検討リオ五輪後の2016年11月2日山下佐知子監督日本陸連ナショナルチーム女子強化コーチ就任する。翌2017年4月18日日本陸連2020年東京オリンピック男女マラソン日本代表選考詳細方針発表し、さらに同年8月23日には、当選競技会正式名称を「マラソングランドチャンピオンシップ通称MGC)」と公表した

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