1986年度入学
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連載終了後の読切シリーズでは、新部長に関してムダに揉めた末に3人が週代わりで部長を務めることとなる。 兵藤 信(ひょうどう まこと) 声 - ゆうきまさみ(D)、 鳥海勝美(A) Rが歓迎会で披露した瞬間湯沸かし芸を見て、なんの部活だかも分からずに入部を決めた男。女顔でベビーフェイス。女装と怪人「キングアラジン」の真似が特技というほど身体が柔らかい。女装については諫坂商店会主催の「町内女装美人コンテスト」にて優勝したほど。見た目とは裏腹に、本人曰く「品性下劣」で下ネタも好き。露出狂的な一面もある。曲垣の幼馴染みで誑し込んだ過去があるが、同性愛者ではなく本人はいたってストレート。女子にもモテており、バレンタインデーには紙袋一杯のチョコレートを受け取る。脛や脇の体毛が無いため、女装の際も剃る必要がない。確信犯的にタチの悪いジョークで曲垣らを動揺させる。成績は非常に悪く、オリジナルドラマでは補習に次ぐ補習を受けていた描写があった。 写真の知識は皆無。撮影会の際に110フィルムのトイカメラを持参して、光画部員を唖然とさせている。また、写真に対する知識の無さが原因で、鳥坂から光画部部長立候補を却下されている。 物語後半で、あまりのキャラの多さに作者が出し忘れるというハプニングに見舞われている。 曲垣 剛(まがき ごう)"会計" 声 - 知吹愛弓(D)、古谷徹(A) 信の幼なじみ。中学校時代(諫坂三中)は野球部のピッチャーとして、全国中学野球大会にてチームを優勝に導いた。本人は高校でも野球部に入るつもりであったが、鳥坂の挑発的な口車に乗ってしまい「負けたら光画部に入部する」という変則野球対決を光画部の面々と繰り広げることとなり、敗れて光画部員になる。しかし、本心は野球選手よりも家業の華道教室を継ぐつもりであることを信にばらされてしまった。 性格は真面目。上記の敗北が余程のトラウマになったのか、鳥坂に睨まれると時に悲鳴を上げてまでうろたえる。ショックを受けるとムンクの『叫び』のポーズをとる。これは後に鰯水に伝授された。群を抜いて高身長のため、レフ板持ち担当をやらされ、生徒会とのバレーボール対決では経験がないにもかかわらず高身長だけで戦力と期待され、挙げ句Rにラケットがわりに扱われてボロボロになる。あさの、きしだコンビとは一番親しく2人を慕っている。親を師匠として曲垣流華道にも精通し、被写体に花をあしらったり、部室に花を生けたりするなど、その特技を部活でも活かす。望まずに入部したものの光画部員としてはしっかり順応し、部の活動については3人の中で一番わかっている。鳥坂をまったく信用しておらず、部費は使い込まれるのを警戒して天井裏に隠している。使っているカメラは、キャノンAE-1。 信のことは「まことちゃん」と呼んでいる。幼稚園児のとき、うっかり結婚の約束をしてしまったため、高校生になっても弱みとしてチラつかせられている。また、野球対決の際、迂闊にもえりかを可愛いと思ってしまったが、その後の天然ぶりや非常識ぶりを知ったことで好意には到っていない。 西園寺 えりか(さいおんじ えりか) 声 - 高田明美(D)、 かないみか(A) 生徒会長・西園寺まりいの妹で、度を超えた世間知らずのお嬢様。ボブカットにカチューシャと大きな黒目が特徴で、黒目に擬音の書き文字が書かれるのも特徴。しっかり者の姉とは対照的に、言動はかなり幼く一般常識にも疎い。自称「風邪」(その実、故障)でフラつくRが転んだ拍子に廊下ですれ違ったえりかのスカートを咄嗟につかんで引き下ろしてしまい、葉っぱのプリントのショーツが露出。しかし、えりかはその行為を大胆な求愛と受け取り、勘違いから光画部に入る。私服の学校にもかかわらず、初登場の時にはセーラー服を、その後はRとお揃いの詰め襟学生服を着用している(袖は長いためか折っている)が、修学旅行編を境にして夏場のエピソードが続いたため、白いワンピースなどに変わる。ただ冬場は学生服に戻る。小夜子とはRを巡ってライバル関係だが、(本人がRに好意を抱いているかはともかく)さんごに対しては全く意識していない。度を越した非常識で、鳥坂やあさのをはじめとした先輩たちが光画部員としての教育を断念している。そのせいで、2年生進級後も光画部がなんの部活だか説明できずにいる。しかし、勉学が劣るまことと違って補習を受けたりしている描写はない。 特技は般若心経暗唱と姉まりいの物まね。鳥坂同様、驚異的な味覚の持ち主。えりかとまことの合作による「闇カレー」はRと鳥坂を除く光画部員たちのトラウマとなり、思い出しただけで吐き気を催すことになる。さらに年越しパーティでは「すき焼き」に白菜、大根、もやしをブチ込んで「肉鍋」に変えてしまう。生徒会による「写真部」と「光画部」のコンペでは鳥坂の密命によりまりいの恥ずかしい写真を盗撮し、これが決定打となって光画部に勝利をもたらす。 撮影会に家の物置から6×9cm判のマミヤユニバーサルプレスを持ち出し、鳥坂を唖然とさせる。 翌年の部長撮影会を前に、店員に勧められるままコンタックスRTS2とカール・ツァイスのTスターレンズを購入。 写真部のホープとして入部する近衛は従弟にあたるが、まりいの従弟だが自身の従弟ではないと(下の名前を聞くまでは)認めず、荒又をいらつかせている。 連載終盤ではディフォルメされると大きな黒目だけが描かれる。 1987年の生徒会長選に候補者として担ぎ出されるが、全校生徒を前に演説内容を忘れて終始笑っていたため落選する。
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