金曜21時枠→火曜21時枠(第2期)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 18:54 UTC 版)
「朝日放送テレビ」の記事における「金曜21時枠→火曜21時枠(第2期)」の解説
「朝日放送・テレビ朝日金曜9時枠の連続ドラマ」も参照 もともと金曜21時枠は『ザ・ハングマン』、『赤かぶ検事奮戦記』などの人気シリーズを生んだ現代ドラマ枠であったが1986年7月以降は視聴率低迷、1987年9月に撤退。10月スタートの『素敵にドキュメント』の情報番組枠を経て、以降は『驚きももの木20世紀』、『世界痛快伝説!!運命のダダダダーン!』、『笑いの金メダル』と三宅裕司司会のバラエティ番組が目立っていた。なお、1993年1月期の改編で、1クールだけ『インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険』が放送されたが、これは『素敵にドキュメント』がやらせのため前年の1992年9月で打ち切られたためのつなぎ番組であり、ドラマの本格復帰ではなかった。 2006年4月の番組改編で、この枠はテレビ朝日との共同制作による連続ドラマ枠に転向(「金9」として宣伝)。朝日放送にとって、全国ネットの連続ドラマ枠を置くのは「火曜ドラマリーグ→火曜ドラマ」(火曜20時枠に放送、1995年9月終了)以来11年ぶりであり、この時間帯としてはつなぎ番組となった1993年1月期の海外ドラマ作品を除いての19年ぶりのドラマとなった。朝日放送の 西村嘉郎社長(現相談役)は2006年の年頭会見で「過去にない画期的な企画。東京・大阪の制作陣が連携して人材交流を図り、話題に富んだドラマを作りたい」と抱負を語った。第1弾は、深田恭子主演の『富豪刑事デラックス』(2005年1月 - 3月に木曜ドラマ枠で放送されたドラマの第2シリーズ)を放送、視聴率は1桁を確保したが、第2弾となった7月期の速水もこみち主演の『レガッタ』は極度の視聴率低迷で打ち切られた。その後、2006年10月期の『家族〜妻の不在・夫の存在〜』(竹野内豊、渡哲也主演)、2007年7月期の『女帝』(加藤ローサ主演)、2008年4月期の『パズル』(石原さとみ主演)、2008年10月期の『ギラギラ』(佐々木蔵之介主演)、2010年4月期の『警視庁失踪人捜査課』(沢村一樹主演)、2011年1月期の『悪党〜重犯罪捜査班』(高橋克典主演)は2桁を記録した反面、2007年1月期の『松本清張・最終章 わるいやつら』(米倉涼子主演)、2007年4月期の『生徒諸君!』(内山理名主演)、2007年10月期の『オトコの子育て』(高橋克典主演)、2008年1月期の『4姉妹探偵団』(夏帆主演)、2008年7月期の『ロト6で3億2千万円当てた男』(反町隆史主演)、2009年7月期の『コールセンターの恋人』(小泉孝太郎主演)、2009年10月期の『アンタッチャブル〜事件記者・鳴海遼子〜』(仲間由紀恵主演)、2010年1月期の『宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京-』(北村一輝主演)、2010年7月期の『崖っぷちのエリー〜この世でいちばん大事な「カネ」の話』(山田優主演)、2010年10月期の『検事・鬼島平八郎』(浜田雅功主演)は1桁に終わるなど作品によっては変動が大きく、平均で15%を超えた作品がない。 2009年1月からは2クールに渡って『必殺仕事人2009』(東山紀之主演)が放送された。1月から3月までは関西では19%台、関東では12%台とこの枠にしては好調であったが、4月以降の視聴率は伸び悩んだため、平均2桁は達成したものの、11%台にとどまった。 結果低迷が長引いたこともあり、2011年4月から2010年12月に特番として放送された『Oh!どや顔サミット』のレギュラー化で朝日放送単独制作のバラエティ枠に戻り、5年間の終止符を打った。その後2013年4月から2019年3月まで『世界の村で発見!こんなところに日本人』が、2019年4月から2022年3月『そんなコト考えた事なかったクイズ!トリニクって何の肉!?』→『芸能界常識チェック! 〜トリニクって何の肉!?〜』がそれぞれ放送された。バラエティ枠になってからは、いずれの番組も吉本興業に所属する芸人が司会を務めており、制作にも携わっている。 2016年4月より、テレビ朝日制作の火曜21時枠との交換により、『人気者でいこう!』終了以来14年半ぶりに朝日放送テレビ制作の火曜21時枠が復活。これによりテレビ朝日系列の番組は、ミニ番組を挟み、朝日放送テレビの番組が20時台から連続する編成となる。また、この編成を活用して、『たけしの家庭の医学』と『こんなところに日本人』→『トリニクって何の肉!?』の合体スペシャルを放送することもある。これは、現在放送中のものでは読売テレビ(木曜21・22時台)に次いで2例目となる。 2016年9月23日には、火曜日へ枠移動した後では初めて、金曜日に朝日放送テレビ制作の3時間特番(『明石家さんまのコンプレッくすっ杯』)を放送した。以降おおむね第10弾までは毎回金曜日にこの3時間特番を編成しているが、第11弾は本来放送予定の日(2018年3月23日に当初予定)が「サッカー国際強化試合 日本代表対マリ代表」をテレビ朝日系で21:00より放送した関係などで、2018年3月19日(月曜日)の19:00 - 21:48枠にて放送された。2019年に第12弾で予定していた分は別タイトル『じもキャラGP〜お笑い怪獣と異名さん』として2020年1月26日(日曜日)の18:30 - 20:56枠にて放送された。しかし、その『じもキャラGP』は時間帯視聴率最下位となってしまい、以後明石家さんま司会の同局系単発特番の制作の目処が白紙状態で一年に一度『アメトーーク!』(テレビ朝日制作)の年末特番でゲストを呼ぶ程度に縮小されている。 火曜21時枠のレギュラー枠の『トリニクって何の肉!?』も番組内容のリニューアルを繰り返した結果、視聴率を落として2022年3月1日の2時間スペシャルを持って番組終了となった。3月の残り4週火曜日があるがそのうちの2週分はテレビ朝日に制作枠を返上、3月22日は先述の『芸能人格付けチェック BASIC〜春の3時間スペシャル〜』で埋めた。3月29日の同枠は『2022FIFAワールドカップカタールアジア地区最終予選 日本対ベトナム』に放送枠を明け渡した。同枠の後継番組については3月11日のテレビ朝日改編説明会にて単発番組『火曜プライム』となることが発表された。その火曜プライムの初回は先述の『相席食堂』のゴールデン2時間スペシャル第3弾(4月19日 20時 - 21時48分)が放送されたが朝日放送テレビ制作分第2回の放送日は5月24日放送の先述の『こんなところに日本人2時間スペシャル』だった。。 さらに2022年10月改編以降火曜21時枠はテレビ朝日制作枠の連続ドラマが復活するためこの枠での放送は9月一杯となる。そのため2022年10月以降の移行先の去就処遇は不明。
※この「金曜21時枠→火曜21時枠(第2期)」の解説は、「朝日放送テレビ」の解説の一部です。
「金曜21時枠→火曜21時枠(第2期)」を含む「朝日放送テレビ」の記事については、「朝日放送テレビ」の概要を参照ください。
- 金曜21時枠→火曜21時枠のページへのリンク