野望の国とは? わかりやすく解説

野望の国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/24 08:01 UTC 版)

野望の国』(やぼうのくに)は、1989年10月28日から1990年2月24日まで日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ。正式なタイトルは『青春大河ドラマ 野望の国』。放送時間は毎週土曜日20:00 - 20:54 (日本標準時)。

3部構成であり、「野望の国 嵐の章」「花燃える日日 -野望の国・第二部-」「花燃える日日 青春航路 炎の章」に分かれていた。

概要

幕末からの激動の若者群像を描く青春大河ドラマ。幕末の人物舟作とその子供巴と巴の息子卓也の生き方を描いた。全3部で、第一部「嵐の章」と第三部「炎の章」は近藤真彦が主人公、第二部「花の章」は沢口靖子がヒロインとして放送された。

第一部では、幕末を扱った作品には珍しく、主人公・舟作の友人であった近藤長次郎の命を粗末に扱った罰として、亀山社中(海援隊)、主人公に殴り込みをかけられる場面があるなど、史実とオリジナルストーリーが絶妙に絡み合った作品であった。

第二部では、西郷史郎が身を投じる大陸運動や、舟作の娘・巴のロマンスを中心に物語が描かれた。

第三部は放送期間縮小の影響が色薄く(当初は全26回の予定であったが、全15回へ縮小して放送された)物語の体をなしていない。

ドラマと同時進行で『オール讀物』にて市川森一による小説も連載されていたが、これも途中(ドラマ版では第5話あたりに相当する箇所)で打ち切りとなっている。

日本テレビの土曜20時枠で連続ドラマが放送されたのは、1972年4月から同年9月まで放送の『黒帯風雲録 柔』以来17年ぶりのことで、当作品が放送されていた約4ヶ月間は土曜21時枠(土曜グランド劇場[1])と2本立てでドラマが放送されていた。なお、当作品を最後に日本テレビで土曜20時枠に連続ドラマは放送されていない。

タイトルと放送期間

キャスト

野望の国 嵐の章

花燃える日日 -野望の国・第二部-

花燃える日日 青春航路 炎の章

スタッフ

サブタイトル

野望の国 嵐の章

  1. 上海から長崎へ
  2. 長崎から横浜へ
  3. 恋舟
  4. 桂小五郎?
  5. 密航
  6. ロンググッドバイ
  7. 菊花の炎
  8. 新しい時代
  9. 愛と死と

花燃える日日 -野望の国・第二部-

  1. マドンナ戦士
  2. 毒殺
  3. 女帝誕生
  4. 火の鳥飛ぶ
  5. 日本の母

花燃える日日 青春航路 炎の章

  1. 前編
  2. 後編

脚注

  1. ^ 現・土曜ドラマ、2017年4月以降は土曜22時枠に移行
日本テレビ 土曜20時枠
前番組 番組名 次番組
土曜スーパースペシャル
(第1期)
(19:00 - 20:54)
青春大河ドラマ 野望の国
土曜スーパースペシャル
(第2期)
(19:00 - 20:54)




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「野望の国」の関連用語

野望の国のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



野望の国のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの野望の国 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS