酵素法(パパイン、フィシン、ブロメリン法)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 14:34 UTC 版)
「不規則抗体」の記事における「酵素法(パパイン、フィシン、ブロメリン法)」の解説
酵素で血球表面のシアル酸を溶かしてから患者の血清と混ぜ、IgG抗体で凝集するか見る。
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酵素法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 09:27 UTC 版)
集荷したカラバオ乳はチーズ布でろ過し、70-80°Cで2分間処理するパスチャライゼーションによって加熱殺菌を行う。室温まで冷却されたら、2Lの乳に対して0.5Lのレンネット液を加える。レンネット液は、洗浄した子牛の第4胃を室温のホエーに1夜漬けるか、5日間水に浸けて調製する。これがカゼインミセルを溶解しにくくし、沈殿を助ける。また、ラグナ州では子牛の胃袋の代わりにニワトリの砂嚢を用いる地域もある。 乳にレンネット液を加えて30-60分経つとカードが生成されるので、網目のある容器に移して1時間ぐらい置き、ホエーを流出させる。このカードをバケツ状の容器に移し、食塩を加えて強く手で撹拌すると、とろみのある液体になる。バナナの葉で作った4-5cmの角形容器にこれを流し込み、しばらく放置してから再びホエーを除く。バナナ葉で蓋をし、それを数個まとめてビートルナッツの乾燥した葉で包んで完成となる。より正確には、乾燥したビンロウジュの樹皮から加工した四角形の枠を緩衝材にし、それに4つのチーズを収め、バナナの葉で梱包してひもで包みをしばる。このようにしっかりとケソンプティを梱包するのはラグナ州のみであり、ケソンプティを売り歩く行商人やそれを購入する人々の移動に耐えるように供されている。
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酵素法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 19:21 UTC 版)
酵素法では、微生物の増殖をともなわず、グルコースからの長い化学反応のプロセスを経ずに、特定のアミノ酸に変換することができる。酵素法は、アミノ酸になる直前の物質が安価に供給されるとき、製造効果が高くなる。
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酵素法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 00:38 UTC 版)
「DNAシークエンシング」の記事における「酵素法」の解説
これはDNA複製酵素であるDNAポリメラーゼを用いて末端が特定の塩基に対応するDNA断片を合成する方法である。まずプライマーとして配列を読みたい1本鎖DNAの特定の位置に相補的なオリゴヌクレオチドを使うことで、DNA合成の開始点を1ヶ所に決める。そこからDNA合成を始めて、それぞれの塩基に対応する位置で合成が止まる様な反応系を使うことで、塩基特異的なDNA断片が得られる。もともとフレデリック・サンガーが中心になって開発したためサンガー法と呼ばれているが、長年にわたって改良が続けられているため必ずしも明確な表現ではない。ここでは改良されていく一連の方法の総称として用いることにする。 サンガーはまず1975年にプラスマイナス法と呼ばれるやや複雑な方法を発表した。これは短時間の単なるDNA合成をした後で、4種類のデオキシリボヌクレオチド(dATP・dGTP・dCTP・dTTP)のうち1種類だけを欠く反応系で合成を再開し(マイナス法)、その結果から配列を解読する方法である。最初に普通のDNA合成をしているので、この段階では合成したDNAの長さはランダムになっている。そこからたとえばdATPのみを欠く系で合成を再開すると、必ずアデニンを組み込むべき位置で反応が止まる。したがって得られたDNA断片は様々な長さのものがあるがランダムではなく、アデニンに対応した断片が得られる。同様に、dGTPのみ、dCTPのみ、dTTPのみを欠く系を用いることで、塩基特異的なDNA断片を得ることができる。原理的にはこれだけで配列が読めるはずだが、実際にはうまく読めない部位がでてしまうため、1種類のデオキシリボヌクレオチドだけを加えた系(プラス法)を4つ追加して、全部で8つの反応系の組み合わせで配列を読む煩雑な方法であった。 サンガーらがこれを改良して1977年に発表した方法が、ジデオキシ法、ないし鎖停止法と呼ばれ広く知られているものである。これは4つの通常のDNA合成系を用意し、そこに低濃度の鎖停止ヌクレオチド(ターミネーター)を加えて反応させるようにしたものである。ターミネーターは4種のジデオキシヌクレオチド (ddATP・ddGTP・ddCTP・ddTTP) のうちそれぞれ1種類だけを用いる。DNAポリメラーゼは鋳型配列に対応するデオキシリボヌクレオチドを取り込みながらDNAを合成していくが、ときどき対応するターミネーターを取り込んで反応がそこで止まってしまうことが起きる。結果的に使ったターミネーターの塩基に対応する様々な長さのDNA断片が生じることになる。例えばターミネーターとしてddATPを加えた系では、生じたDNA断片の3'末端の塩基はアデニンになるという具合である。これならば最初に単なるDNA合成をする必要がないし、4つの反応系だけできちんと配列が確定できる。 サンガー法は後にポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) が開発されたことでさらに効率化された。PCRでは2本鎖DNAを高温で変性させてから温度を下げてプライマーを結合させてDNAを合成し、そのあと再び高温で変性させて鋳型DNAを再利用することができる。この発想をサンガー法と組み合わせることで、比較的少ない量の二本鎖DNAから反応を始めることができるようになった。この方法を特にサイクルシークエンス法と呼ぶ。 元々はデオキシリボヌクレオチドに放射性標識しておき、ポリアクリルアミドゲル電気泳動により断片長に応じて分離して、オートラジオグラフィーにより検出していたが、その後、蛍光標識やキャピラリー電気泳動といった技術を取り込むことで飛躍的に発展した(後述)。 サンガー法は酵素反応に依存しているため、PCRと似たような問題点が出ることがある。プライマーによって反応の開始点を決めるので、プライマーの特異性が低いと複数の配列を同時に読むことになり配列を決定できない。これはプライマーを結合させる温度が高くなるように設計することで改善できることがある。また反応系にRNAが混じっているとそれがプライマーとして働いて配列が読めなくなることがある。GC比が高かったり反復配列や二次構造を取りやすい配列があると、そこでDNAポリメラーゼの反応が止まりそれ以降の配列が得られないことがある。これに関しては複製系ではなく翻訳系(RNAポリメラーゼ)を用いた同様のシステムで解決することがある。
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