運行形態・使用車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 18:00 UTC 版)
全列車が西田原本駅 - 新王寺駅間の通し運転の普通である。2018年3月17日のダイヤ変更以降は平日ダイヤが60往復、土休日ダイヤが58往復運転されている。1時間あたり朝・夕は4本(4編成使用)、昼間時は2 - 3本(3編成使用)の設定となっている。 途中の交換可能駅は箸尾駅・大輪田駅のみであり、ほぼ終日にわたって両駅で列車交換が行われる「ネットダイヤ」を形成しているため、全区間の所要時間は朝・夕よりも昼間時のほうが列車によって数分長くなっている。 大型車が入れない要因となっていた一部区間の曲線の緩和を完了した直後の1990年7月1日より大型車の導入を開始した。大型車導入当時は800系や820系を置き換える形で8000系の3両編成が運用されていた。 1992年3月19日に全列車でワンマン運転を開始し、これにより800系・820系・8000系は撤退し、以後はワンマン運転対応した西大寺検車区所属の8400系の3両編成が使用されている。途中の駅はすべて無人駅であるが、ホーム側のすべてのドアが開く。 ワンマン化される前には、新王寺駅 - 大輪田駅間の区間運転列車が設定されていた。これは鋼索線を除く近鉄の営業列車としては最短距離 (1.9 km) であった。 なお、大晦日から元旦にかけての終夜運転は、田原本線では1997年12月31日から1998年1月1日にかけて実施されたのを最後にそれ以降は実施されていない。 両端駅が独立しているため、線内運転のみであったが、沿線の馬見丘陵公園で「全国都市緑化ならフェア」が開催されるのに合わせ、2010年(平成22年)9月18日から20日にかけてと11月13日・14日に、大和西大寺発西田原本経由新王寺行臨時急行「やまと花ごよみ号」(各日1本)が設定された。この急行は橿原線との連絡線を経由して運行され、途中西ノ京駅、近鉄郡山駅、平端駅と西田原本駅から新王寺駅までの各駅に停車した。この列車は2011年10月1日にも馬見丘陵公園フリーハイキング実施に合わせ運行された。また、2014年10月5日には生駒線・田原本線近鉄合併50周年を記念して生駒発新王寺行臨時急行が運転された。 2018年4月1日より、田原本線の開業100周年を記念して8400系の3両編成のうち1編成に820系の復刻塗装を施して運行している。さらに同年7月18日より復刻塗装の第2弾として8400系の別の1編成がダークグリーンに塗装されて営業運転に入った。ただし、2022年3月下旬をもって復刻塗装は終了し、通常塗装に戻っている。
※この「運行形態・使用車両」の解説は、「近鉄田原本線」の解説の一部です。
「運行形態・使用車両」を含む「近鉄田原本線」の記事については、「近鉄田原本線」の概要を参照ください。
運行形態・使用車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 19:40 UTC 版)
「岳南電車岳南線」の記事における「運行形態・使用車両」の解説
使用車両については「岳南電車#車両」を参照 旅客列車は全列車各駅停車で吉原駅 - 岳南江尾駅間の直通運転である。途中の岳南富士岡駅の構内に車庫と検修設備がある。途中駅発着の区間列車は設定されていない。完全なパターンダイヤは採用されていないが、旅客列車は基本的に20 - 30分間隔で運行されている。途中の本吉原駅・岳南原田駅・比奈駅・岳南富士岡駅・須津駅のいずれかで列車交換する。なお、日中は本吉原駅・岳南原田駅・比奈駅のいずれかのみで列車交換を行う。また、吉原駅でのJR東海道線との接続を考慮しているためか時間帯により交換駅は変動する。岳南江尾駅発の始発は6時10分、吉原駅発の最終は22時25分(平日)である。下り吉原駅発の終電車は平日と土曜・休日で時刻が異なる。 朝や夕方などの通勤・帰宅時間帯は通常岳南江尾駅にて留置されている2両固定編成の8000形電車が運用され、それ以外の時間帯は単行(1両編成)の7000形電車と2両編成の9000形電車が使用される。8000形が運用されている間は7000形は岳南江尾駅に留置され、夜間は3編成ある7000形のうち1編成と8000形は岳南江尾駅に、2編成目の7000形は吉原駅に留置される。もう1編成の7000形は岳南富士岡駅にて留置されており、稼働中の2編成のどちらかが定期検査などで動けないときに運行され、運転士の研修にも利用される。なお、定期検査が生じた時の車両交換のため、日中に岳南富士岡駅 - 岳南江尾駅間に1往復の不定期回送列車が設定されている。 なお、7000形のうち7002と7003の2両は総括連結運転ができるようになっており、吉原祇園祭や毘沙門天大祭などの多客時には連結して運転されたこともある。7000形の総括運転時の画像が2012年度安全報告書の1ページ目に掲載されている。 1970年代までは定期列車のほかに工場勤務者のための臨時増発列車が多数運転され、吉原駅 - 岳南富士岡駅間、吉原駅 - 須津駅間での区間運転の設定もあった。また、2012年3月16日まで貨物列車が運行されていた。貨物列車廃止直前のダイヤでは、吉原駅 - 比奈駅間に1日4往復の貨物列車が設定されていた。基本的に有蓋車のみで編成されていたが、少ないながらコンテナ車が連結される列車があった。 2014年7月に鉄道本体としては初めて、日本夜景遺産に認定され、現在では8000形2両編成のうち、前1両は通常通り照明をつけて運行し、後ろの1両の照明を消して走る「夜景電車」が月に数回、週末に運行されている。この夜景電車は普通乗車券、定期券、回数券、フリー乗車券のみで利用できる。2014年に初めて運行。2015年6月から月1回1往復の定期運行が開始され、2015年12月より2往復に増便された。2016年4月には「工場夜景電車」の運行が開始され、月2回の運行となった。2019年11月には完全予約制の貸切電車として「ナイトビュープレミアムトレイン」も運行されている(2020年6月から新型コロナウイルス感染症対策として通常の夜景電車も予約定員制となっている)。 2020年4月29日からは新型コロナウイルス感染症の影響で、土休日ダイヤに限り、最終電車の上下各1本を繰り上げて運行している。
※この「運行形態・使用車両」の解説は、「岳南電車岳南線」の解説の一部です。
「運行形態・使用車両」を含む「岳南電車岳南線」の記事については、「岳南電車岳南線」の概要を参照ください。
- 運行形態使用車両のページへのリンク