調達計画の変更とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 調達計画の変更の意味・解説 

調達計画の変更

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:39 UTC 版)

F-2 (航空機)」の記事における「調達計画の変更」の解説

調達計画変遷計画支援戦闘機部隊3個飛行隊教育飛行隊予備術科教育飛行教導隊曲技飛行隊合計当初 602139機 2機 8機 111411995年 602139機 2機 8機 0機 1302004年 602115機 2機 0機 0機 982006年 602111機 2機 0機 0機 94当初141機の調達計画されていた。 支援戦闘機 (FS) 3個飛行隊60一個飛行隊定数20機。各飛行隊単座A型18機と複座B型2機を定数とする。対象三沢基地第3飛行隊第8飛行隊築城基地第6飛行隊教育飛行隊21機 T-2超音速高等練習機後継としてB型松島基地第21飛行隊配備する96機を調達したT-2の調達数比べるとかなり少ない。これは進歩したシミュレータ活用により超音速高等練習機による課程不要となり、T-4による基本操縦課程直後からF-15又はF-2での戦闘機操縦課程となっており、機種転換訓練用としての意味合い大きい。 飛行教導隊に8機 アグレッサー飛行隊として過去にT-2、当初調達計画策定時点ではF-15J/DJ運用中であった術科教育用に2機 浜松基地第1術科学校整備員養成が行われており、教材とする。 在場/減耗予備機39飛行隊ごとの整備や、大規模整備メーカー送り返されている間に部隊使用するために、定数以外の予備機設けてローテーションを行う。また、事故による減耗に対して機体確保する曲技飛行隊11T-4中等練習機使用するブルーインパルス後継機。 しかし緊縮財政の折、1995年平成7年12月14日安全保障会議決定同月15日閣議了解により、ブルーインパルス配備11機が時期尚早として削減され130機(うちB型47機)となった。 さらに、2002年平成14年8月調達数削減決定受けて飛行教導隊配備分の8機と在場減耗予備分の一部24機の計32機が削減され98となった飛行教導隊今後使用可能なF-15DJを使用し続け、在場減耗予備15機に圧縮する手法調達数削減している。従来のF-4、F-1など機体定数の約30%を在場減耗予備機として調達していたことから、飛行隊への配備定数81機に対して19%となる在場減耗予備15機はかなり少なめである。 防衛予算削減受けて2004年平成16年12月10日議決された「平成17年以降係わる防衛計画の大綱」によって、戦闘機戦車護衛艦大幅に削減する方針打ち出した。この定数削減によって、要撃支援の二本立てであった戦闘機飛行隊区分将来的マルチロール(全用途化する必要が生じた。この防衛大綱発表により旧防衛大綱基づいた中期防衛力整備計画平成13年度 - 17年度)」は1年繰り上げて終了となり、新防衛大綱基づいた中期防衛力整備計画平成17年度 - 21年度)が策定された。この新中期防の中で、F-2の調達中止中止に至る理由、F-4の後継戦闘機 (F-X)の調達発表された。F-2の調達中止理由以下の通りである。 F-2は開発の遅れなどで、1機当たりの価格当初予定していた約80円から、110億円以上に増加したF-15近代化改修性能向上を図っているのに対し、F-2は機体小さいF-16に大きな改造施した故に性能上の余地少ない。 F-2はミサイルなどの装備数にも限界がある。 この時点で計76機が予算計上されていたため、22機を足した合計98機で配備打ち切るとされた。その後は、2005年平成17年)度予算で5機、2006年平成18年)度予算で5機が調達された。当初2008年平成20年)度までの整備予定であったが、5機ずつ2年分けるよりも136億円の節約このうち100億円は、会社生産ライン早期閉じるために節約できる額)になるとして、2007年平成19年)度予算では10機の2ヵ年分一括取得目指したものの、8機分しか認められず、2006年平成18年12月20日開かれた安全保障会議の場で、総取得数を98機から94機(F-2A×62機、F-2B×32機)に削減することが了承された。削減分については、在場減耗予備機としており、総作戦機数は当初計画から変更されていない2007年平成19年)度発注分は2011年平成23年)度に納入完了予定しており、2011年9月27日最終号機の納入が行われた。岐阜基地所属試作機4機(現在は新装備品の空中実験機)を含め、F-2の総生産数98となった2010年平成22年7月防衛省20程度追加調達検討しているという報道があった。これは次期主力戦闘機選定遅れていることにより戦闘機生産空白生まれ生産ライン技術者維持できなくなる事が懸念されている事と中国など軍備増強によって第4世代戦闘機保有数で劣位にある状況対応する必要に迫られていることが背景にあると報道された。しかし、2010年12月改定された「中期防衛力整備計画平成23年度 - 27年度)」において、期間中に新戦闘機12調達する事が発表され2011年平成23年)度予算でもF-2の追加調達予算計上されなかった。

※この「調達計画の変更」の解説は、「F-2 (航空機)」の解説の一部です。
「調達計画の変更」を含む「F-2 (航空機)」の記事については、「F-2 (航空機)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「調達計画の変更」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「調達計画の変更」の関連用語

調達計画の変更のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



調達計画の変更のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのF-2 (航空機) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS