調達後、投入まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 01:05 UTC 版)
「台湾鉄路管理局EMU900型電車」の記事における「調達後、投入まで」の解説
納入スケジュールは以下のようになっていた 1次車2編成20両:調印から24ヶ月以内(2020年6月→2020年8月(p12)→2020年10月24日) 2次車10編成100両:調印から42ヶ月以内(2021年12月→2021年10月(p12)) 3次車12編成120両:調印から54ヶ月以内(2022年4月(p12)) 4次車14編成140両:調印から66ヶ月以内(2022年11月(p12)) 5次車14編成140両:調印から72ヶ月以内(2023年6月(p12)) 1次車については新型コロナウイルス流行の影響で引渡しが遅れ、営業運転開始が2021年初頭に延期された。 韓国から海上輸送で1次車20両が花蓮港(中国語版)から陸揚げされることに伴って、花蓮港駅から花蓮港の8号埠頭岸壁まで線路が新設され、R100型(中国語版)機関車牽引のTEMU2000型電車(普悠瑪号)が乗り入れのうえで受け入れ前の各種テストを行った。上陸当日には台湾鉄路管理局DT668号機が岸壁まで出迎え、翌日には花蓮駅で展示されることになった。同時に各種グッズの販売も発表された。テュフ・ラインランド台湾法人による第三者認証(IV&V)を経て2021年旧正月に投入される。11月3日から4日間にわたり花蓮~七堵および七堵~追分間で試運転を開始。12月8日には2週間後の電化開業を控えて各種電車の試運転中だった南廻線にも乗り入れた。 2021年1月、ドイツからの技術者が新型コロナウイルス流行の影響で入国できずブレーキ性能の最終調整で手間取っていることや、現代ロテム側の技術者も同様に訪台できなかったことで春節前の投入スケジュールを延期していた。 その後は独韓両国の技術者が訪台し試運転も順調なことから、第三者認証次第を経て、3月19日に障碍者団体の、4月1日に一般旅客の試乗(樹林~基隆)を行い、清明節連休中の4月4日に臨時列車として樹林~花蓮間での営業運転を開始した。 区間車および区間快車として主に北部で運用されているほか、2021年12月29日改正では莒光号の置き換えとして南廻線経由で彰化と台東を結ぶ区間快車に投入されたほか、2022年3月29日改正では廃止された復興号の運行区間短縮および置き換えとして北廻線や台東線でも運用を拡大している。
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