評価・顕彰とは? わかりやすく解説

評価・顕彰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 21:03 UTC 版)

南方熊楠」の記事における「評価・顕彰」の解説

1946年秋に満州より引揚帰国した岡田桑三は、渋沢敬三南方熊楠顕彰事業開始働きかけ、およそ1年後1947年10月、熊親交のあった杉村楚人冠の子息で朝日新聞記者であった杉村武の尽力で、朝日新聞社会議室渋沢呼びかけによるミナカタソサエティ準備会が開催され渋沢会長に、岡田代表幹事指名された。昭和天皇が、1948年渋沢に熊標本現状質したことも、ソサエティによる戦後初期顕彰活動にはずみをつけた。ソサエティによる活動成果には、乾元社版「南方熊楠全集」の編纂刊行と「ミナカタ・クマグス展」1951年開催挙げられる1962年昭和37年5月白浜町行幸した昭和天皇御宿所屋上から神島眺めて御製にけぶる 神島見て 紀伊の国の 生みし南方熊楠思ふ」を詠んでいる。これは、昭和天皇民間人詠んだ最初の歌であった。この歌碑は、白浜町南方熊楠記念館のある番所山に建てられている。 1965年昭和40年4月白浜町絶景の地である「番所山」に、熊娘婿である岡本清造(日本大学経済学部教授水産経済学者)や地元関係者尽力により「南方熊楠記念館」が開館主要な遺品資料展示されている(運営公益財団法人南方熊楠記念館)。 1980年代入り南方再評価の動き生じ1987年昭和62年地元和歌山県田辺市では、熊業績顕彰し、あわせてその終の栖となった旧邸を保存することを目的として、1987年昭和62年6月に「南方熊楠保存顕彰会(現・南方熊楠顕彰会)」が発足1989年平成元年)から募金活動展開した田辺市は、顕彰会が集めた寄附金ふるさと創生資金基金として積み立て、その利息財源として邸内資料調査研究南方熊楠資料研究会)や整理保存南方熊楠賞制定実施南方訪ねて開催南方邸の公開等、熊業績顕彰する事業南方熊楠保存顕彰とともに官民協働実施した2000年平成12年)に長女亡くなった後、その遺志によって旧邸と蔵書資料はすべて田辺市遺贈された。これを契機として、熊遺産恒久的に保存し、その思想および学問活動に関する調査・研究を行うとともに、その成果発信するための拠点として旧邸の隣地南方熊楠顕彰館建設、旧邸を熊存命時のすがたに改修した。その建設改修資金には基金充てられた。なお、熊没後邸内残されていた資料は、遺族段階で、一部南方熊楠記念館に、高等植物標本を除く植物標本国立科学博物館植物研究部移管されたが、高等植物標本とほとんどの蔵書資料南方熊楠顕彰館引き継いでいる。 出生地和歌山市では、橋丁生誕の地南方熊楠胸像建てている。 1990年週刊少年漫画誌である『週刊少年ジャンプ』において、岸大武郎により『てんぎゃん -南方熊楠伝-』というタイトルで、熊半生がその奇行暴れぶりから研究現場で苦闘まで鮮やかに漫画化されたが、雑誌購買層には合わず短命漫画となった。なお、当作品一部完(熊イギリス留学旅立つ)という形で連載終えているため、岸大武郎留学してからのプロット構想済みである。しかし、現在は版権の関係で連載再開することはできないため、未完のままとなっている。 2017年南方熊楠生誕150年となり、田辺市は熊功績をたたえ名誉市民称号を贈ることとなった

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評価、顕彰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:18 UTC 版)

ピンザ」の記事における「評価、顕彰」の解説

ジョン・ランドールとトニー・モリスによる著作 A Century of Champions は、ピンザを「偉大なgreat)」ダービー馬とし、20世紀のベストイギリス競走馬15位に評価したタイムフォームピンザ1953年ヨーロッパ最高レート137評価した競走馬因んで機関車命名するロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道伝統則り1961年6月22日イギリス国鉄55ディーゼル機関車「デルティック」のD9007号(のちの55 007号)がピンザ名づけられ、1981年12月31日まで運行された。

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