著作の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/17 23:13 UTC 版)
「小林豊 (絵本作家)」の記事における「著作の特徴」の解説
小林豊の著作では、戦争の中に生きる人々の力強さや、自身が実際に訪れたアフガニスタンを初めとする中東諸国など異文化の生活、自然の情感といったテーマが頻繁に用いられる。それらが顕著なものとして、アフガニスタンの小村を舞台に戦争のさなかで力強く生きる人々を描いた『せかいいちうつくしいぼくの村』『ぼくの村にサーカスがきた』『せかいいちうつくしい村へかえる』(えほんはともだち/ポプラ社)、黒海地方を舞台に戦火を逃れ祖父の下へ向かう兄弟の冒険譚『ぼくは弟とあるいた (絵本の泉) 』『ぼくの家から海がみえた (カラフル絵本)』『ぼくと弟はあるきつづける (レインボーえほん) 』(岩崎書店)三部作、町の自然の一日を”ちいさなやま”を中心に動物や人々の関わりを生き生きと描いた『ちいさなやま (絵本の時間)』、桜の木を取り巻く自然の情景を動物の目を通して描いた『さくらのまち』(佼成出版社)などが挙げられる。
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著作の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 03:58 UTC 版)
留学、起業、オイルマンとしての体験からフィクション、ノンフィクション問わず世界を舞台にしたスケールの大きい話が多い。 著作中で各国の諜報機関(CIA、モサドなど)に多数知人がおり、彼らからの情報を元に世界情勢や国内問題を分析していると述べている。 1980年の著作『20世紀最後の真実 いまも戦いつづけるナチスの残党』(1980年、集英社)において、落合は、南米で、南米に潜伏した「元ナチス高官」と名乗る人物へのインタビューを行なっている。その中で、落合がインタビューしたこの人物は、ナチス高官の逃亡を助けた組織とされるオデッサ(ODESSA)なる組織は、実在せず、それに相当する組織は、実はバチカンであったと述べている。そして、自身もバチカンに助けられて南米に逃亡したと述べている。このドイツ人は、落合に対して、自分の実名を公開してもいいと述べたが、集英社の判断で、このドイツ人の名は、最終的に伏せられ、匿名に留められた。落合がインタビューを行なったと言うこのドイツ人については、信憑性に疑問が投げかけられた一方で、戦争直後に行方不明になったオディロ・グロボクニクが、実は南米で生存していて、落合のインタビューを受けたのではないか?とする推測もあった。 1980年の著作『アメリカが日本を捨てる日』において、ソ連にとって、日本は複雑で、ソ連には占領・管理などできない国なので、むしろ核攻撃する可能性が高いと述べている。又、日米安保条約があるにも関わらず、アメリカが日本を捨てる根拠として、アメリカが、国鉄の民営化に反対しない事を挙げている。有事の際、アメリカが日本を守るためには、国鉄の米軍への協力が必要となるのに、その国鉄の民営化にアメリカが反対しないのは、日本を防衛する意思がないからだと、論じている。 1980年の著作『1983年の恐怖』において、軍事力でソ連が1983年にアメリカを逆転しアメリカが日本を守る事が困難となり、日本が侵略される可能性が非常に高いと断言していた。 1990年代前半には、SAPIO誌上において、元慰安婦を名乗る韓国人女性たちに同情的なルポルタージュを執筆している。 1990年代後半辺りからは著作の方向性が国際情勢を題材にしたものから若者向けの自己啓発本へとシフトしている。 イスラエルを好意的に取り上げる事が多く、PLOを含むパレスチナ人には否定的である。又、シモン・ペレス等、パレスチナ人に対して融和的なイスラエルのハト派に対しても批判的である。オスロ協定による中東和平交渉が進んでいた時期には、「イスラエルのタカ派を無視した和平は実現できない」と述べて、中東和平交渉の失敗を予言していた。 著作中で過去何度も「アメリカは日米安保条約を守らず日本を捨てる」と断言している。 『噂の真相』は落合の著作『2039年の真実』(『週刊文春』誌上の記事、ダイヤモンド社刊の単行本共に1977年)とAlan J Weberman及びMichael Canfieldの『Coup d'Etat in America』(1975年)との類似点を指摘する記事を掲載した。落合及び小学館は事実無根として噂の真相側を提訴、裁判となった。結果として両陣営は和解し、『噂の真相』は謝罪広告を掲載した。 『20世紀最後の真実』で、ナチスの残党が南米チリに在るエスタンジアと称される警察でも近づくのが危険な秘密の場所で活動しており「高度な科学技術を持ち、UFOも製造している」と書かれていたが、この場所はドイツ人入植地のコロニア・ディグニダと推定される。厳重な警戒と秘密主義を有していたが、当時から存在が知られており決して秘密の場所ではなく限定的ではあるが対外的な情報発信も行っていた。現在はビジャ・バビエラと名前を変え、ホテルとレストランがあるレクレーション・観光施設として存在している。 落合はジャーナリストとして知り得た資料を小説に取り入れた。国際政治の裏側をスリルと面白さを混じえて小説にした。落合の小説はノンフィクションとフィクションを分割できない部分にある。それまでにない国際政治小説の分野を構築した。
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