花沢高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 18:11 UTC 版)
力 勝男(りき かつお) 本作の主人公。巨漢で強面ではあるが、性格は気弱で泣き虫であったため、中学生時代は学校中の生徒に「ブタの骨」呼ばわりされながらいじめられ、50メートル走で17秒を記録するなど身体測定で惨憺たる結果になるほど運動音痴であった過去を持つ。同じ中学からひとりも入学していない花沢高校を選んで入学した時には「強面を通して無事に卒業する」と決めていたが、鉄との出会いにより、彼の人生は大きく変わる。 当初は非常に臆病で家族(特に弟)にも虐待される日々だったが、自身の怪力を自覚してからは自信をつけ、ケンカには連戦連勝。しかし、獣田の「50メートルパンチ」を喰らって初の敗北を喫する。その後、獣田の子分になろうとするが断られる。校内の不良グループ「鳴神一派」との諍いや回天高校との抗争を経て、花沢高校を仕切る三人衆との対決、さらに大阪を牛耳ろうとする悪の組織“北大阪の虎”との戦いへと身を投じていくことになる。 山籠り特訓の末に習得した「八方拳」「八方拳 影の脚」と「大回転旋風脚」が必殺技で、これらの技で何度も窮地をしのぐ。 妙義山ふもと地獄ヶ原での最終決戦では8,410名を率いて北大阪の虎17,000名と対峙する。 最終決戦で北大阪の虎“頭(ヘッド)”の天界君土を倒した後、自首して少年院に収容されるが、自分たちを称える人々の声援を聞き「漢の花道」と言わしめられるほど成長した。 石田 鉄太郎(いしだ てつたろう) 通称「鉄」。力と同級生。彼を漢と見て自ら舎弟になり、「兄ィ」と呼んで慕う。当初はケンカを売っておいては力を頼りにすることもあったが、力がどれほどの苦境に立とうとも決して離れず、最後まで苦労を分かち合った一の子分。 北大阪の虎との最終決戦の時には、戦闘バイクの操縦者として力と共に戦う予定であったが、バイクに乗る直前、富岡に気絶させられ操縦者の役割を奪われてしまう。意識を取り戻した後、力のもとに馳せ参じるべく、戦場に駆け入り、バイクに装備したロケット弾で悪魔号を天界ごと吹き飛ばして力のピンチを救う。 獣田 三郎(じゅうだ さぶろう) 一匹狼の奇人。校内で女生徒を襲って制服を食べるなどの奇怪な言動が多いが、本作最強の人物。決して群れず、子分を持たない主義。 必殺技は、奇妙な踊りで相手を幻惑した後に繰り出す「50メートルパンチ」と「めりこみキック」。「50メートルパンチ」を喰らった相手はその名のとおり、何十メートルもの距離まで飛ばされ、「めりこみキック」を喰らった相手は頭が胴体にめりこんでしまう。本気で怒った時は奇怪な笑い声を上げて暴れ回り、一度そうなると誰にも止められない 。だが、ストーリーが硬派でシリアスな展開に変わるにつれ、これらの行為は影をひそめ、必殺技も出さなくなった。 学校では剣道部の副部長を務める。日の本グループ会長の三男坊で、巨額の金を自由に出来る。 力が”北大阪の虎”と戦うことになった際、共闘を持ちかけられてもすげなく断ったが、その後は自身は陰に隠れ何度も力の窮地を救う。虎との最終決戦時には、天界との対決の場に姿を現し、天界の兄を一対一で降す。 火野 竜三(ひの りゅうぞう) 四国土馬高校からの転校生。「土佐の白い波」の異名を持ち、白波一家というグループを率いる。四国にいた中国人の拳法の達人の下で10年近く修行した中国拳法の使い手。 獣田にタイマンを挑んで敗れた後、獣田の命により力の子分となり、以後は力の参謀として活躍する。 富岡 吉造(とみおか よしぞう) 元・花沢高校番長。マスクと失明した右目に眼帯を着け、松葉杖をついている。力とのタイマンに敗れた後、子分となる。 杖をついているのは偽装で、松葉杖には刃物が仕込まれている。かつては双子の弟の次郎と共に花沢高校を仕切っていたが、”北大阪の虎”の頭・天界に両足を負傷させられ、次郎は一生治らない怪我を負った後、病院で飛び降り自殺する。以来、足の負傷が治っていないように装い、復讐の機会をうかがっていた。 北大阪の虎から派遣された幽鬼・四鬼・五鬼の3人を倒し、力組が花沢高校の実権を密かに取り戻した際、山岸高校への派遣番長となり、小頭の1人として虎に潜入。 スネークマンションというマンションに一人暮らしをしており、そこをゲリラのアジトの1つとして使用することもある。 虎との最終決戦では、影武者を残して本来の操縦者である石田と入れ替わり、力の戦闘用バイクを操縦して天界と戦う。その際に天界の悪魔号に特攻をかけ瀕死の重傷を負うが、最終回では一命を取り留めたことが描かれた。
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