花沢花子
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「サザエさんの登場人物」の記事における「花沢花子」の解説
(はなざわ はなこ、アニメEDクレジットでは2013年3月までは「花沢」4月以降は「花子」と表記されている) 声 - 秋元千賀子(1971年3月7日 - 不明)→山本圭子(担当開始時期不明)、一龍斎貞友(2015年1月4日〈代役〉)、伊倉一恵(2020年9月20日 - 2020年10月11日〈代役〉) 演 - 赤石那奈→松田杏咲→森矢カンナ カツオの親友で花沢家の長女。初登場は1971年3月7日放送の作品No.223「成績こわい」。 2021年現在では、一人っ子という設定であるが、過去には妹のゆきこが登場する回がある(1974年9月1日「ただいま仕立中」など)。 人物 ダミ声が特徴。中島と並んで登場回数が多い。 実家は不動産業「花沢不動産」を営んでおり、ときどき家業を手伝っている。勉強はあまり得意ではないが、家業柄、土地の面積を計算する問題には強い。 あまり細かいことは気にしない豪快な人柄。「アハハハ!!」と高笑いしながらカツオの背中を叩く場面がしばしば見られる。男子を上回る腕力を持っている。 豪快な性格の反面、家庭的な面があり、両親が多忙な時には、献立・買い物・料理を全て任されている。得意科目は体育と家庭科。カツオや中島くん、タラオが服を破いてしまった際に、たまたま居合わせた花子がほころびを繕う描写もある(「しょっちゅうスカートを破く」という理由で針と糸を携帯している)。 両親が登場しており、母はパーマのかかった黒髪ショートヘアでふくよかな体型である。 将来の夢は「カツオのお嫁さん」。カツオには好意を抱いており、将来は結婚すると一方的に決めている。カツオと結婚できなかったら女やもめになるとまで語っている。一人娘であるため将来は跡取り娘として家業を継ぐことになるが、結婚後の姓や店名にはこだわっていない。ある時にはマスオ夫婦の例を引き合いに出して「(磯野花子になって)磯野を名乗ったまま父ちゃんたちと一緒に住んで、花沢不動産を継ぐ」、またある時には「べつに花沢不動産でなくてもいいんです、磯野不動産でも」などと語っている。将来のために磯野家の味を覚えたいと言って、磯野家の漬け物やおはぎなどの作り方をフネから学ぼうとすることもたびたびある。「磯野クンのことなら何でも分かる」が口癖で、磯野家の親戚が静岡にあることまでしっかり把握している。自信満々でタマの性別をメスと間違えたこともあるが、カオリや早川曰く「花沢さんが間違えるくらいじゃ、私たちが知らなくても当然」。カツオと花子の関係はもはやクラス公認に近く、カオリはカツオを映画館に誘う前にまず花子に電話して「磯野クンを借りてもいい?」と確認したほどである。 彼女の父親(花沢金太郎)も、知恵に長けたカツオの能力を高く評価しており、跡継ぎになってもらいたいと考えている。カツオが結婚する夢を見たり、願望を描いたりすると大抵オチとして彼女が妻として出てきてしまう。 あわび第一小学校から現在のかもめ第三小学校へと転校してきた。 磯野家の反応 当のカツオは花子の容姿や言動などから手を焼いており、アプローチしてくる態度を取るや敬遠している。ただし、どこの大学にも入れなかったら花沢不動産で雇ってもらおうとも考えている。また、花子にボーイフレンドができて花沢不動産の跡継ぎが決まったという噂を聞いて狼狽するなど、いざ花子が自分から離れていくとなると気になって仕方がない様子である。トラブルが発生したときにまず第一に相談されるなど、カツオから頼りにされている様子も多く見られ、友達としては非常に良好な関係にある。 磯野家の人々がカツオと花子の関係を茶化すシーンもたびたび見られるが、これはたいてい冗談交じりのものである。しかしカツオ曰く「花沢さんのファン」であるワカメは、花子の義妹になってもいいと真剣に考えているふしがある。ワカメは花子を称賛したうえで「お姉さんになる人かもしれない」という理由で七五三の時の写真を花子の写真の隣に飾ってほしいと希望したこともある。また、タラオにもよく懐かれており、磯野家でカツオの未来の花嫁の話題が出るとタラオは必ずと言っていいほど「花沢さんがいいです」などと発言する。 カツオとは席が隣同士 きっかけは、偶然ではなくクラスの席替え時のカツオの勘違いによるもの。新学期に本来カツオが座るはずの席の隣で花沢が作業をしており、花沢の隣になるのが嫌だったカツオは2個前にある、憧れのカオリの隣の席に移った。しかし、カオリの席だと思っていたら実は花沢の席であったため、カツオの行動が裏目に出てしまった。 この席替えのエピソードは、花沢とカオリこそ登場しないが原作にも全く同じ話で存在しており、それをアニメに流用したものである。なお、1973年9月2日放映「きょうから二学期」では、花沢ではなく、後述する黒井ヒトミのエピソードとして描かれている。 その他 モデルが存在し、朝日文庫版44巻38ページ収録話(先に記述した席替えの話が描かれている)に登場するがたいのいい少女がそれにあたる。 姓の「花沢」は、脚本の雪室俊一が、雪室の妻と俳優花沢徳衛の娘が知り合いだったことから名付けた。 初期は自宅裏に路面電車(東京急行電鉄玉川線を描写したもの)が通っていた。 福島県に農場を経営する山谷という叔父がいる。
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