自生地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 08:50 UTC 版)
ツゲの自生地としては、福岡県の朝倉市と嘉麻市にまたがる古処山が「古処山ツゲ原始林」(.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度29分1.7秒 東経130度43分32.4秒 / 北緯33.483806度 東経130.725667度 / 33.483806; 130.725667)があり、ここは、1927年4月8日に天然記念物に指定され、その後1952年3月19日に特別天然記念物に指定が格上げされている。指定面積は11.7 ha。三郡変成帯に属する古処山には、標高600-859 mの山頂付近に石灰岩があり、高度からすると普通はブナ林となる環境だが、指定面積のうち3 haの面積の範囲で、石灰岩の露頭に沿って純度の高いツゲ林が帯状に形成されている。林におけるツゲの割合は80%から100%に達し、およそ6,600本の個体が生育する国内最高のツゲ林とされている。なかには樹齢1000年を超えるものもあるが、それでも高さ12 m、幹周は1.7 mに留まり、ツゲの特徴である成長の遅さを示している。尼川(1995年)は、「古処山ツゲ原始林」はブナの植生帯における石灰岩地にツゲ林が生育した学術上貴重な植生と説明している。1927年の天然記念物指定時には、「大部分は 変種オオヒメツゲ Buxus microphylla var. arborescens Nakai で、その他に変種アサマヅケ var. japonica と変種マルバツゲ var. rotundifolia Nakai がある」と説明されていたが、これらの変種は var. japonicaにまとめられ、その後、上述のとおり、Buxus microphylla にまとめられた。 愛知県の旧鳳来町黄柳野(つげの)地区(現新城市)の甚古山北斜面のツゲ自生地(北緯34度51分32.43秒 東経137度34分35.74秒 / 北緯34.8590083度 東経137.5765944度 / 34.8590083; 137.5765944)は、1940年代にはツゲの自生地の北限と考えられていたこともあり、「黄柳野ツゲ自生地」として、1944年3月7日に天然記念物の指定を受けている。本地では、アカマツやウバメガシ等の常緑樹とともに、樹高の低いツゲが生育している。倉内(1995年)は、ツゲの北限としてよりも、本州内陸の蛇紋岩山地において、生育密度の大きいツゲとウバメガシの自生地として意義があるとしている。なお、黄柳野(つげの)の由来は、同じく本地に生育するイヌツゲである。 ツゲの北限は、山形県酒田市(旧・平田町)の小林川沿いのものとされている。このツゲ群落は、「小林川ツゲ植物群落」として、平成5年4月1日に林野庁の保護林(種類は「植物群落保護林」)に設定されている。
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自生地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 17:02 UTC 版)
ボスニア共和国とセルビア共和国といった南東部のヨーロッパに自生する。ボスニア・ヘルツェゴビナでは、スルプスカ共和国ヴィシェグラード近郊のドリナ川谷に群生している。セルビア共和国では西部に群生するが、双方合わせて60ha程度の面積の領域でしか観察されていない。群生地の標高は800-1200mの標高となっている。「オモリカ」という名称は、単純にセルビア語で「セルビアスプルース」という意味の「смрча」という語の読みに由来している。1875年、セルビアの植物学者Josif Pančič(ヨシフ・パンチッチ)によりタラ山のZaovineの村の近くで発見された。
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自生地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 03:22 UTC 版)
東洋ラン、シュンラン、日本春蘭、中国春蘭も参照 東アジアに自生地はあるが、洋ランのシンビデュームとして品種改良に利用されたのは、インドからミャンマー、マレーシアなどに自生しているものを中心とする。なお、東洋ラン系の種も交配親として利用される例がある。
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自生地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 02:20 UTC 版)
グアム東部、中国、朝鮮半島、日本に自生する。日本では北海道から九州の平地から低山で普通に見られ、一説には中国からの渡来種と言われている。 変種に対馬に自生するオウゴンオニユリ(Lilium lancifolium var. flaviflorum)がある。
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自生地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 07:20 UTC 版)
「ロブスタコーヒーノキ」の記事における「自生地」の解説
アラビカコーヒーノキやリベリカコーヒーノキと同じように原産地は熱帯アフリカ東部の、主にエチオピアであるといわれる。ロブスタコーヒーノキがコーヒーノキ属に分類される植物と知られるようになったのはアラビカコーヒーノキがコーヒーノキ属と認識されてから約1世紀経過した19世紀になってのことである。
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自生地
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「イングリッシュ・ブルーベル」の記事における「自生地」の解説
多くの北西ヨーロッパの森林床は、春にはこの密集して咲く青い花のカーペットに覆われる。これは一般に「ブルーベルの森 ( Bluebell wood ) 」として知られている。ブルーベルの大群は、特にイングランド東部およびリンカンシャーにおいて、しばしば指標生物として「古森 ( Ancient woodland ) 」を特定するために用いられる。イングリッシュ・ブルーベルの個体数の70%はグレートブリテン島に存在すると推定されている。
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