聖華八門の呪操兵
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リィノ・ラ・トゥワング リィノ・ラ・トゥワング類別呪操兵 所属聖華八門 生産先史文明 面齢2100歳以上 機齢337歳以上 全高(蓮華座)1.3リート(起立時)2.1リート 全備重量8.31グロー 搭乗者アルバ ≪陽の門≫アルバの呪装兵 聖華八門では最強の呪操兵。 巨大な蓮華座に結跏趺坐する三面六臂の仏像のような姿の操兵。一組の戦闘用の腕のほか、胸と機体上部にそれぞれ一組の印手を持っている。機体上部の小型の印手の腕は高度な錬法用のもので、それ自体が門の象徴の陽を表している。さらにこの印手は触媒である陽光を取り込む結界になっており、頭部の集光版より取り込まれた陽光は機体腹部で凝縮され、呪封座と呼ばれる巨大な呪封筒でた陽光を練法に変換して蓄積している。これを用いることで、雨天や夜間でも強力な練法の発動が可能になる。 キノ・ザウール・ラギュラ キノ・ザウール・ラギュラ類別呪操兵 所属東方聖刻教会・聖華八門 生産仮面は聖刻教会・機体は先史文明 面齢240歳以上 機齢1400歳以上 全高1.24リート(獣身)1.81リート(人身) 全備重量7.25グロー 搭乗者ガルダ ≪金の門≫ガルダの呪操兵。 胴体が獣の頭蓋骨のようなデザインをしており、頭は小さく身体にめり込み後頭部が後ろに長く伸びている。このためかなり大型の操兵に見える。腕は戦闘用の剛腕が肩の位置に、印手が胸に一組ずつある。 腰の前垂れに仕込まれた副足を展開し、胴体を巨大な頭に見立てた四速歩行の姿に変形することが可能で、この状態になると練法が使用できなくなるが、わずかばかりの知能が芽生え、自律行動が可能となる。 機体は装甲が厚く、狩猟機並みの強度を持つうえにガルダの練法で強度が5倍にまでなっている。更には、金属を(非磁性も含む)はじき返す特性を与えられており、操兵同士の近接戦闘に関しては八門最強といわれている。 フォノ・エンゾーム・イブキ フォノ・エンゾーム・イブキ類別呪操兵 所属東方聖刻教会・聖華八門 生産機体は聖刻教会・仮面は先史文明 面齢1800歳以上 機齢84歳以上 全高1.69リート 全備重量8.8.グロー 搭乗者バルザ ≪火の門≫バルサの呪操兵 二足二臂の人型で割合に常識的な姿だが、「龍骸」と呼ばれる巨大な龍の頭蓋骨を模した呪封筒装置を両肩に取り付けている。これは事前に練法を充填した呪封筒を装填することで術者の消耗無しに高位の術を連射することを可能とするもので、元々は火の門の門主ムルガルの呪操兵フォノ・カル・マヌガーヤの試作パーツである。 ≪白き操兵≫に敗れた後、「龍骸」はダロトによって回収され、オーザムの搭乗する古操兵フォノ・ヤクーシャ・キランディに流用された。 ムゥノ・ロ・グウラ ムゥノ・ロ・グウラ類別呪操兵 所属東方聖刻教会・聖華八門 生産先史文明 搭乗者ラージャ ≪木の門≫ラージャの呪操兵。 練法で加工した植物素材を外装とする。植物のあるところなら強力な再生能力を持つが火には弱い。外伝「北方の傀儡師」に登場。 人型を基本とした二脚で立ち、蔓を思わせる細い腕を左右二本ずつ四本備えている。 立木に擬態し、腹部から甲虫を撃ち出して攻撃する。 ユイノ・ルーズ・ルゥ ユイノ・ルーズ・ルゥ類別呪操兵 所属東方聖刻教会・聖華八門 生産先史文明 面齢3000歳以上 機齢3000歳以上 全高1.65リート 全備重量6.36グロー 搭乗者カルラ(月の門の次期門主候補) ≪月の門≫カルラの呪操兵 月門でも次期門主候補の乗機とされ代々乗り継がれてきた強力な古操兵。聖刻教会が所有する操兵の中では最古の部類に入っており、月齢の満ち欠けや位置の影響で性能が変化する特性を持つ。 二足二臂だが、機体は三日月を組み合わせた奇怪な姿をしている。外装は宇宙から飛来した金属を加工したもので、≪月≫のマーナの波動と完全に同調し錬法をより増幅させる。機体の背中の小月輪は闇を司り、左腕の中月輪は幻を、機体の大月輪は時を司る象徴でもある。 近接戦闘は考慮しておらず、剣を持つと機体が拒否反応を起こす。 後にカルラの仮面を譲られたラーパティの乗機となる。 フェノ・ベルガ・ラハン フェノ・ベルガ・ラハン類別呪操兵 所属東方聖刻教会・聖華八門 生産機体は聖刻教会、仮面は先史文明 面齢2860歳以上 機齢4歳以上 全高1.76リート 全備重量7.8グロー 搭乗者ゾマ ≪風の門≫ゾマの呪操兵 ダム・ダーラがゾマのために製造させた呪操兵。機体は新しいが仮面は聖華八門でも屈指の古い物で、ゾマが古代遺跡から持ち帰った先史文明の「ベルガ(天帝)の仮面」を使用している。 全般に端整な姿だが、結印用の二本の印手に加え、戦闘用の巨大な3本の腕の計5本の腕を持つ異形の操兵で、機体の三本の腕は風を呼び込む結界「弧風召陣」を模り、幾何学的な弧を描く事によって、ある程度の風ならば強制的に呼び込むことができる、またこの機体は呪操兵ながら格闘戦を行えると言う特徴を持ち合わせ、三本の腕から繰り出される強烈な攻撃は並みの操兵なら軽くねじ伏せる事ができる。 シュノ・アグル・ディケーロ シュノ・アグル・ディケーロ類別呪操兵 所属東方聖刻教会・聖華八門 生産聖刻教会 面齢90歳以上 機齢65歳以上 全高2.1リート 全備重量7.25グロー 搭乗者シータ ≪水の門≫シータの呪操兵。 二足二臂の人型で、狩猟機に近い姿をした呪操兵。身体の各所に触媒である水を錬法で凝結させ、巨大な水晶の結晶のような装甲として装備している。これらは絶大な強度を誇り、ガルンとバラーハの剛剣を持ってしても傷一つつかなかった。 外部に結界を張り水の中でも行動可能、触媒である水が無い場所ではほとんど行動しないが、非常時に砂漠などでは、機体各所の水晶尖を元の水に戻し、ある程度術が使える様にしている。 ツォノ・マ・ソウグ ツォノ・マ・ソウグ類別呪操兵 所属東方聖刻教会・聖華八門 生産聖刻教会 面齢3歳以上→1万歳以上 機齢3歳以上→1万歳以上 全高1.39リート 全備重量7.5.グロー 搭乗者ダロト ≪土の門≫ダロトの呪操兵 三角形を組み合わせた衝角のような胴体に、モグラのような巨大な腕と結印用の印手を備える。触媒が土である為、土中から全身を現すことはめったに無く、地上には潜望眼のみを出している。 ダロトのために作られた機体で仮面とも聖華八門の呪操兵の中では一番新しく、その分他の古操兵に比べて操手の錬法増幅率が低く性能は見劣りする。そこで高度な術を使用する場合、機体の仮面のマーナを補佐するため、質の劣る仮面を数個使いマーナを充填した固定式の呪封筒が機体後方に二基積まれている。 元々この機体は八機揃えば(八つの聖刻)を封印できる八機神<土虎の操兵>の上半身が失われた下半身で、八機神の力を恐れたダム・ダーラがその力を秘匿するため、手駒である聖華八門のダロトに専用の呪操兵として復活させ与えられたものである。ゆえに、呪操兵でありながら練法増幅能力に劣る一方で殴り合いを得意とするおかしな機体となっていた。 ダロトがヒゼキア国の復興にあたり、操兵としての体裁をつける為に、ヒゼキア国の神殿に埋葬されていた古操兵アイオーン・シーカ(聖樹「参」ではダロトのかつての愛機「ケイマン・シーカ」となっている)と融合させたことによって、マ・ソウグ・シーカとして本来の機体の形に近い形状に作り替えられた。 更に黒の僧正ヴァルダ・カーンと戦う他の八機神同士の共鳴により封印が解かれ、<土虎の操兵>ツォノ・パドゥマ・クベーラとして復活した。
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