約6500万年前 - 1000万年前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 05:06 UTC 版)
「地球史年表」の記事における「約6500万年前 - 1000万年前」の解説
地質時代・新生代累代代紀世期基底年代Mya顕生代 新生代 第四紀 完新世 メガラヤン 0.0042 ノースグリッピアン 0.0082 グリーンランディアン 0.0117 更新世 後期更新世 0.129 チバニアン 0.774 カラブリアン 1.8 ジェラシアン 2.58 新第三紀 鮮新世 ピアセンジアン 3.6 ザンクリアン 5.333 中新世 メッシニアン 7.246 トートニアン 11.63 サーラバリアン 13.82 ランギアン 15.97 バーディガリアン 20.44 アキタニアン 23.03 古第三紀 漸新世 チャッティアン 27.82 ルペリアン 33.9 始新世 プリアボニアン 37.8 バートニアン 41.2 ルテシアン 47.8 ヤプレシアン 56 暁新世 サネティアン 59.2 セランディアン 59.2 ダニアン 66 中生代 251.902 古生代 541 原生代 2500 太古代 4000 冥王代 4600 ^ 基底年代の数値では、この表と本文中の記述では、異なる出典によるため違う場合もある。 ^ 基底年代の更新履歴 ^ 百万年前 ^ 「始生代」の新名称、日本地質学会が2018年7月に改訂 6千数百万年前 - インド半島の大部分を占めるデカン高原は、膨大なマグマが噴出して形成された。 約6550万年前 - 霊長類の出現。 約5500万年前に現れたアダピス類が初期の霊長類と考えられている。これより前の約7000万年前に北米に出現したプレシアダピス類のプルガトリウス(英語版)を最古とする考え方もある。 霊長目でビタミンC合成能力が失われたのは約6300万年前であり、直鼻猿亜目(合成能力なし)と曲鼻猿亜目(合成能力あり)の分岐が起こったのとほぼ同時である。ビタミンC合成能力を失った直鼻猿亜目にはメガネザル下目や真猿下目(サル、類人猿、ヒト)を含んでいる。ビタミンC合成能力を有する曲鼻猿亜目には、マダガスカルに生息するキツネザルなどが含まれる。 5500万年前 - 暁新世・始新世境界で突発的温暖化事件(en:Paleocene–Eocene Thermal Maximum)が発生し、新生代では最も高温の時代になった(始新世温暖化極大・始新世高温期)。その原因として1500Gtのメタンハイドレートの融解などの温暖化ガスの大量放出があり、地表5-7℃の気温上昇の温暖化が起こった。 4500万年前 - インド亜大陸が北上を続け、ユーラシア大陸に衝突し、ヒマラヤ山脈を形成 約4000万年前 - 南極大陸で氷河の形成がはじまり、徐々に寒冷化。 これ以前は非常に温暖な時期だった。 → 古第三紀、海水準変動 4000万年前 - 3000万年前 真猿下目の狭鼻下目(旧世界ザル)と広鼻下目(新世界ザル)が分岐した。一説では、当時のアフリカ大陸で大きな洪水が起こり、倒れて流された大木に乗った真猿下目のサルが当時それ程広がっていなかった大西洋を越えて南アメリカにたどり着いて広鼻下目の祖先となった。 3000万年前 2色型色覚(赤緑色盲)に退化した哺乳類のうち霊長目狭鼻下目が3色型色覚を再獲得した。ビタミンCを豊富に含む色鮮やかな果実等の獲得と生存に有利だった。 2800万年から2400万年前 狭鼻下目のヒト上科(テナガザル、オランウータン、チンパンジー、ゴリラ、ヒトの共通祖先)がオナガザル上科から分岐し、同時にヒト上科で尿酸を分解する尿酸オキシダーゼ活性が消失した。尿酸が直鼻猿亜目で合成能が失われたビタミンCの抗酸化物質としての部分的な代用となった。 2500万年前 - 最古の類人猿と思われる化石? アフリカのケニヤで発見された。 約2500万年前 - アルプス・ヒマラヤ地帯などで山脈の形成がはじまる。 テチス海が消滅し、造山運動により隆起。→ 新第三紀、Geology of the Himalaya 2000万年から1600万年前 - ヒト科とテナガザル科が分岐した[信頼性要検証]。 約2000万年前 - 現存する最古の湖の形成。 バイカル湖、タンガニーカ湖。→ 古代湖 約1800万年前 - 1700万年前のウマの化石が岐阜県可児市で1961年と1971年に発見されていた。「アンキテリウム属」の1種で、和名「ヒラマキウマ」という。日本最古とされていたが、アジアでも最古級であることが分かった。 1600万年前頃 - 大和三山の内の畝傍山や耳成山、また二上山もこの頃火山活動していた。 この頃に生きていた古代ゾウ「ステゴロフォドン」の頭骨化石の一部が茨城県常陸大宮市で2011年12月に発見された。 約1500万年前 - ヨーロッパに隕石が落下、クレーターを形成する。 現在のドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州にあるリース隕石孔、シュタインハイム・クレーター。 約1400万年前 - ヒト科がヒト亜科とオランウータン亜科に分岐したと推定されている。 1300万年前 - この頃からヨーロッパ、南アジア、東アジアなどユーラシア各地にも類人猿の化石が現れる。 約1160万年前 - 最後の生物の大量絶滅。原因は不明だが、落下地点は不明ながら隕石によるものとの説が提起されている。
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