湖の形成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 06:13 UTC 版)
第四紀以降、東側の川桁断層により盆地の形成が始まり、新第三紀中も西側の会津盆地東縁断層などを含む東西の断層により、現在の猪苗代湖に続く盆地の形成がなされた。その後、南方からの火砕流による西側山地の発達を経て、磐梯山による9万年前頃の翁島火砕流堆積物と4万2千年前頃の頭無火砕流堆積物によって、盆地排水部がせき止められ、湖盆地形が形成され、湖の水位が上がった。その後、日橋川による急激な侵食により湖面が現在の高さまで低下し、現在の猪苗代湖が形成された。 縄文時代中期から後期にかけては、現在よりも湖の水位が低かったと考えられ、湖北部の沖においてこの時期の土器などの出土が見られる。 山﨑新太郎博士(当時北見工業大学)らの調査によると、約2万年前に湖底で巨大な地すべりが起きた痕跡があり、津波が起きた可能性が高いという。
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