第二部 “終焉篇”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:14 UTC 版)
「ストライク・ザ・ブラッド」の記事における「第二部 “終焉篇”」の解説
第16巻 陽炎の聖騎士 聖殲を巡る大事件から約1か月後、絃神島は絃神市国として日本から独立する。 一方、古城は、記憶と能力を失った状態で別の魔族特区・恩莱島に漂着し、聖団の修女騎士である香管谷 雫梨・カスティエラに介抱される。 彼女の計らいで、古城は恩莱島内にある攻魔師の養成機関「攻魔高専」に編入する。ある日、恩莱島の地下迷宮にいるはずの怪物「破獣」が攻魔高専の敷地内に出没する。 第17巻 折れた聖槍 新学期に入り、古城は無事に進級を果たす。 これで平穏な日々が送れるかと思われた矢先、絃神島に謎の魔獣が現れ、雫梨の仲間である宮住琉威と天瀬優乃が重傷を負う。 仲間の敵討ちに燃える雫梨にに対し、政府系機関・太史局の攻魔師・妃崎霧葉が、共闘を持ちかけてくる。 同じころ、獅子王機関は政府の意向を受けて、新たな第四真祖の新しい監視役を選定しようとしており、雪菜は自分がお役目御免になると不安になっていた。さらに魔獣との戦いで、彼女の切り札である雪霞狼が破壊される。そこへ、彼女と似た姿の人物が現れる。 第18巻 真説・ヴァルキュリアの王国 古城はラ・フォリア・リハヴァインからアルディギア王国への招待を受け、夏音が同行することから、仕方なく招待に応じる。 この国と戦王領域との間で、平和条約締結記念式典の準備が進められていた矢先、テロが起こる。 第19巻 終わらない夜の宴 古城らがアルディギア王国にいる間、吸血王が率いる謎の組織「終焉教団」のたくらみにより、絃神島は81の領地に分けられた上、領主と呼ばれる強力な魔族たちが市民を支配し、絃神島の支配権を賭けて領主選争という戦いに臨んでいた。 帰国した古城は、正体を隠し続けたがゆえに本物の第四真祖であることを明かすことができず、否応なくこの戦いに参加する。 第20巻 再会の吸血姫 真祖らの登場により、絃神島の領主選争は混迷を極める。志緒と唯里は事態収拾のためにアヴローラを連れて絃神島に向かうも、第二真祖「滅びの瞳」アスワドグール・アズィーズの軍勢によって包囲される。 雪菜は志緒たちを救出するため、アスワドグールの支配する「滅びの王朝」がある中東に渡る。 また眷獣たちが真祖たちと共鳴して活性化したことにより、古城は飢えと渇きに苦しむ。 吸血王の正体は、第四真祖のプロトタイプであり、この戦いで三人の真祖を絃神島に集結させることで、第四真祖たる古城を追い詰めて彼の中の眷獣たち(その時点で11体)が危機感から魔力を求めて「焔光の宴」を再発させることが狙いだった。これによって記憶搾取の大規模感染を発生させて、第四真祖を人々の恐怖の象徴に仕立て上げようとしたが、「妖姫の蒼氷」の封印を解いて第四真祖を「完全体」としたアヴローラと古城の手によって敗北、消滅する。 第21巻 十二眷獣と血の従者たち 古城たちが吸血王を撃破した矢先、絃神島を拠点とした魔導産業複合体、MAR(マグナ・アタラクシア・リサーチ)の総帥シャフリヤル・レンにより、アヴローラは異境(ノド)に転送される。 第四真祖の力を手放してしまった古城は、キイとの取引で新たな眷獣を提供される。だが、これにより古城は暴走する。雪菜たちは、眷獣を制御するのに必要な、「血の伴侶」集めに動き出す。 第22巻 暁の凱旋 異境を支配下に置いたシャフリヤルは、咎神カインの遺産・眷獣弾頭を手中に収め、その一部を用いて、聖域条約機構軍を沈黙させる。さらに、日本政府も異境への「門」(ゲート)絃神島を破壊すべく、要石のあるキーストーンゲート最下層に雪菜と那月を派遣する。吸血鬼の力を取り戻した古城は2人を止めるべく、同じ場所へ向かう。 一方、アヴローラは謎の仮想空間でモグワイと接触する。 シャフリヤルは、自身の保有する天部の要塞「死都」カレナレン城も使って東京の壊滅を図るも、凪沙の活躍で眷獣弾頭は無力化、4つの「死都」もアルディギアと古城たちの共同作戦の前に破壊されてしまう。また、 シャフリヤルの妹・ラードリーは、眷獣弾頭の無効化と「死都」カレナレン城の破壊によって不利になった戦況を覆すべく、MARの残存部隊を率いて絃神島への強行上陸を図るが浅葱たちに阻止されてしまう。 シャフリヤルは古城たちを奇襲し、破魔の杭で古城の心臓を貫いて彼を消滅にまで追い込む。だが、ザナの作った指輪とアヴローラの血が反応して、古城は復活、雪菜に“雪霞狼”を突き立てられた上で、アヴローラから第四真祖の眷獣を返された古城による「獅子の黄金」の雷を叩き込まれて半死半生にされて敗北する。また、ラードリーが最後の手段とばかりにもう一つ温存していた自身の所有する「死都」ラレン城を持ち出すが、キイの眷獣“幻月狼”に「死都」ラレン城も破壊されてしまう。 その後レン兄妹は同盟者たちと共に身柄を聖域条約機構に引き渡され、裁判にかけられた。
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