モグワイとは? わかりやすく解説

モグワイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/28 06:11 UTC 版)

モグワイ
Mogwai
モグワイ(2007年7月7日)
基本情報
出身地 スコットランド グラスゴー
ジャンル ポストロック
活動期間 1995年 -
レーベル ロック・アクション・レコード
サブ・ポップ
プレイ・イット・アゲイン・サム
マタドール・レコード
ケミカル・アンダーグラウンド
ジェットセット・レコード
公式サイト www.mogwai.co.uk
メンバー スチュアート・ブレイスウェイト
バリー・バーンズ
ドミニク・アイチソン
マーティン・ブロック
旧メンバー ブレンダン・オヘア
ジョン・カミングス

モグワイ (Mogwai)は、スコットランドグラスゴー出身のポストロック・バンド。

略歴

1996年、自身のレーベル、ロック・アクション・レコード (Rock Action Records) から7インチ・シングル「Tuner/Lower」でデビューする。数枚のシングルをリリースした後、ニューヨークのジェットセット・レコード (Jetset Records) と北米における契約を交わし、1997年にそれまでのシングル曲を集めたコンピレーション・アルバム『テン・ラピッド』をリリース。間もなくバンドはケミカル・アンダーグラウンドと契約し、同年にデビュー・アルバム『モグワイ・ヤング・チーム』をリリース。今までにフジロックフェスティバルや単独で何度か来日している。また、同郷であるアラブ・ストラップや日本のバンドART-SCHOOLなどへのゲスト参加も見られる。

2010年、北米地域で長年所属していたマタドール・レコードを離れてサブ・ポップと契約したことが発表された[1]

2015年、ギタリストのジョン・カミングスの脱退を発表。[2]

サウンド

インストゥルメンタル主体のポストロック

1作目『モグワイ・ヤング・チーム』は静と動の振幅が激しいダイナミックなハード・コアと美しいメロディが特徴。

2作目『カム・オン・ダイ・ヤング』では前作を踏まえつつゆったりとした曲にも取り組み、3作目『ロック・アクション』ではボーカルにスーパー・ファーリー・アニマルズグリフ・リースがゲスト参加したり、ストリングスやホーンを大々的に取り入れるなど、作品を重ねるごとに初期の特徴であった轟音フィード・バックは影を潜め静謐な作品が続いていたが、『ミスター・ビースト』はそれまでの集大成的な内容になっており、古いファンにも新しいファンにも訴えかける作品となっている。

その他

  • アルバム『モグワイ・ヤング・チーム』のジャケットには富士銀行恵比寿支店(現在はみずほ銀行恵比寿支店)の写真が使われているが、国内盤ではロゴ部分が削除されている。

メンバー

  • スチュアート・ブレイスウェイト (Stuart Braithwaite) - ギター
  • バリー・バーンズ (Barry Burns) - ギター、フルート、キーボードなど
  • ドミニク・アイチソン (Dominic Aitchison) - ベース
  • マーティン・ブロック (Martin Bulloch) - ドラム

旧メンバー

  • ブレンダン・オヘア (Brendan O'Hare) - キーボード、ギター
  • ジョン・カミングス (John Cummings) - ギター

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『モグワイ・ヤング・チーム』 - Mogwai Young Team (1997年)
  • 『カム・オン・ダイ・ヤング』 - Come on Die Young (1999年)
  • 『ロック・アクション』 - Rock Action (2001年)
  • 『ハッピー・ソングス・フォー・ハッピー・ピープル』 - Happy Songs for Happy People (2003年)
  • 『ミスター・ビースト』 - Mr.Beast (2006年)
  • 『ザ・ホーク・イズ・ハウリング』 - The Hawk Is Howling (2008年)
  • 『ハードコア・ウィル・ネヴァー・ダイ・バット・ユー・ウィル』 - Hardcore Will Never Die, But You Will. (2011年)
  • 『レイヴ・テープス』 - Rave Tapes (2014年)
  • 『エヴリ・カントリーズ・サン』 - Every Country's Sun (2017年)
  • 『アズ・ザ・ラヴ・コンティニューズ』 - As the Love Continues (2021年)
  • 『ザ・バッド・ファイア』 - The Bad Fire(2025年)

その他のアルバム

  • 『テン・ラピッド』 - Ten Rapid (1997年) ※初期シングル集
  • 『キッキング・ア・デッド・ピッグ』 - Kicking A Dead Pig (1998年) ※リミックス・アルバム
  • 『ガヴァメント・コミッションズ』 - Government Commissions (Bbc Sessions 1996-2003) (2005年) ※BBCで行われたセッションライブ盤
  • ジダン 神が愛した男』 - Zidane: A 21st Century Portait (2006年) ※サウンドトラック
  • 『スペシャル・ムーブス』 - Special Moves (2010年) ※2009年4月にNYのブルックリンで行われたライブを収録。同公演のライブ映像を収めた映像作品「Burning」のDVDが付属
  • A Wrenched Virile Lore mogwai (2012年) ※リミックス・アルバム
  • Les Revenants (2013年) ※サウンドトラック
  • 『キン:オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック』 - KIN: Original Motion Picture Soundtrack (2018年) ※サウンドトラック

脚注

  1. ^ Mogwai sign to Sub Pop for North America”. Rock Action Records (2010年9月13日). 2010年9月29日閲覧。
  2. ^ 株式会社ロッキング・オン. “モグワイのギタリスト、ジョン・カミングスが脱退-rockinon.com|https://rockinon.com/news/detail/134066”. rockinon.com. 2018年8月29日閲覧。

外部リンク


モグワイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 15:27 UTC 版)

グレムリン (映画)」の記事における「モグワイ」の解説

ノベライズされた際に追加され設定によれば、何世紀も前、宇宙遥か彼方にある、科学が高度に発達した惑星で、モグターメンという科学者が、どんな気候条件にも適応し、かつ繁殖可能な性格温和知的な生物「モグワイ」を作り出した。 モグターメン博士試しにその内の1匹(ギズモgizmoガジェット同義)を地球送り込み、そのモグワイが着いてしまったところが台湾だった。そこで中国人老人拾われ飼われるようになった。モグワイが持っていた下記欠点博士予想していなかったというが、それではなぜ骨董屋主人がこの欠点知っていたかは不明である。 手足の指は3本だが、手先は器用。調整されていたギズモとは違い増殖したモグワイは皆個体差激しいが、リーダーの「ストライプ」を筆頭いたずら好きということは共通している(ギズモを除く)。

※この「モグワイ」の解説は、「グレムリン (映画)」の解説の一部です。
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