第二次政権とは? わかりやすく解説

第二次政権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 16:43 UTC 版)

黒羽織党」の記事における「第二次政権」の解説

文久2年1862年黒羽織党水原保延が旧職に復帰翌年には関沢明清近藤信行復職して再び黒羽織党政権中枢を担うようになる。すでに長連弘という中核死去嫡子連恭が相続)していた後だったこともあり、この第二次黒羽織党政権は、第一次政権ほど党派性持っていなかった。 文久3年1863年)からの第二次黒羽織党政権下では、産物方奉行をおいて領内各地産物会所と、その出会所を設置して国用他国出に分け調査行い、また増産計画立てさせた。 産物方は、以前安永7年1778年)に前田治脩によって設置され、藩内の産物出来高価格などを調査させていたもので、奥山政権期の天保13年1842年4月物価廃止とともに勝手方職務移され事実上廃絶し嘉永5年1852年)に役所まで廃止されいたものである。 第一次政権の時と同様、藩内産物の完全自給目指し、他藩との輸出入制限した訳だが、国産育成策は領内特産物助成し輸出拡大し富国化する方向ではなく領内物産消極確保物価下落自給体制確立という保守的政策の域を脱することはできなかった。この保守的消極性は天保以来継承されてきた一面であり、また「知足安分的」「海運には消極的」な上田作之丞の思想的限界由来するものであった。しかしこれでは他藩との交易進展せず利益獲得して財政建て直すこともできなかった。政策限界感じた黒羽織党政権は、慶応元年1865年10月になると、産物会所閉鎖し、米高値理由他国産品解禁した。これは黒羽織党信念である藩営論を放棄したことを意味するそれまで政策一変して安値の品や需要の高い他国品の購入自由化したのであるこの頃までには外国との交易も盛んとなってきており、日本産品の輸出加速していたが、加賀藩では翌慶応2年1866年2月に、生糸煙草の3品目が、異国交易方の品につき藩外への輸出産物方許可制にすると命じており、これは急速に発展しつつあった外国貿易に背をむけた姿勢にあたる。結局同年4月産物方に不便が生じているとして、金沢以外の産物会所廃止された。こうして上田作之丞の政策は、最終的に失敗終わったのである

※この「第二次政権」の解説は、「黒羽織党」の解説の一部です。
「第二次政権」を含む「黒羽織党」の記事については、「黒羽織党」の概要を参照ください。


第二次政権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/27 08:03 UTC 版)

コンスタンディノス・カラマンリス」の記事における「第二次政権」の解説

1967年4月ゲオルギオス・パパドプロス陸軍将校によるクーデター発生したカラマンリスパリ軍事政権対す激し非難の声をあげ続けた1974年7月軍事独裁政権倒れると、彼はギリシャ帰国したその際友人であったフランスの大統領ジスカール・デスタン自身大統領専用機カラマンリス提供している。国民圧倒的な支持受けて、彼は首相に就任した。国内左右対立緩和するには、中道右派カラマンリス最善であると、皆が考えていたからである。カラマンリス挙国一致内閣率いてキプロス紛争巡って危機陥った希土関係の修繕と、ギリシャ新し民主体制構築取り組んだ内戦以来禁止されていたギリシャ共産党合法化行ったが、検閲直ちには廃止せず、1967年のクーデター参加した軍人たち処分進めなかった。彼は急激な民主化為に再度クーデター発生することを懸念していた。 これらの事情にもかかわらず民主化着実に進んでいった。軍の粛正完了しクーデター参加した軍人反逆の罪で裁判かけられた。パパドプロス始めとする将校たちは死刑判決受けたが、のちに全員終身刑へと減刑となった1974年には国民投票王制正式に廃止されギリシャ共和国誕生した。翌1975年新憲法制定され欧州経済共同体EEC)への加盟交渉開始された。 1974年カラマンリス新し保守政党新民主主義党(ND)を設立し1974年1977年国政選挙勝利して自身首相務めた1980年EEC加盟決定した後に辞任しゲオルギオス・ラリスに後を譲った

※この「第二次政権」の解説は、「コンスタンディノス・カラマンリス」の解説の一部です。
「第二次政権」を含む「コンスタンディノス・カラマンリス」の記事については、「コンスタンディノス・カラマンリス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「第二次政権」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第二次政権」の関連用語

第二次政権のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第二次政権のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの黒羽織党 (改訂履歴)、コンスタンディノス・カラマンリス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS