第二次教科書問題とは? わかりやすく解説

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第二次教科書問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 04:45 UTC 版)

歴史教科書問題」の記事における「第二次教科書問題」の解説

日本を守る国民会議」(現・日本会議。以下「国民会議」)・原書房刊で1987年発行され高校教科書新編日本史』を中国批判中曽根康弘首相文部省検討要請し5月27日異例の再審が行われた。これは第二次教科書問題ともいわれる。この『新編日本史』は「皇室への敬意育む」「神話通して建国理解させる」などの方針に基いて編纂されており、天皇の人間宣言掲載しないなど天皇中心記述多かった。特に人間宣言掲載については4回にわたる文部省との折衝焦点となり、『新編日本史』を作成した国民会議側は「人間とか神格否定語句だけは絶対入れたくない」と主張したこうしたさなか国民会議支援の懇談会不二歌道会新日本協議会など40団体集結して開かれ政府文部省対す糾弾大会の開催決定した結局新編日本史』は検定合格したものの昭和62年8月締め切り328900部に留まるなど採択率は低く、その理由として朝日新聞批判記事書いたことを「悪質な妨害活動」と神社新報糾弾している。 なお一連の件について家永自身は「立場は違うが、検定落とせとは口が裂けても言えない」と語り教科書は自由発行・自由採択あるべきとの、長年持論述べた

※この「第二次教科書問題」の解説は、「歴史教科書問題」の解説の一部です。
「第二次教科書問題」を含む「歴史教科書問題」の記事については、「歴史教科書問題」の概要を参照ください。

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