狛江北中
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 14:54 UTC 版)
制服はブレザー。5人しか不良がいない不良弱小校だが、ヒロシに言わせれば『少数精鋭のエリート・ヤンキー校』らしい。 信濃川 ヒロシ(しなのがわ ヒロシ) 演:成宮寛貴 3年。本作の主人公。赤髪(地毛)の坊主頭(映画、漫画では元々は黒髪だったが、転校と同時に染めた)。 元は頭が良く私立中学に進学するが、寮に入り、だんだん勉強を怠けるようになる(今では成績は悪い)。その後『湘南爆走族』、『ビー・バップ・ハイスクール』などの漫画を読んで不良に憧れ、不良になることを決意し、狛江北中へ転校した。親にはエスカレーター式に進学をするのが嫌だからと嘘をつき転校を希望し、中三の夏に不良デビューしたばかりの不良ルーキー。 にわか不良でビビリ屋だが、ゆえに相手への恐怖から加減がなく、キレると手がつけられなくなる。金的蹴りや目潰しが得意で、その他不意打ちなど卑怯な攻撃が目立つが、結果的に勝利を収めることが多い。口喧嘩の方が得意だが、弱いわけではないようである。達也とタイマンを張り、敗北した。 みゆきのことが好きで、達也の彼女であるため、気持ちを押さえていたが告白する。中学を無事卒業し、高校に進学するも、暴力沙汰により退学になる(映画ではスーミンと他の同級生達が起こしたトラブルにより、入学式前にこのようになった)。 普段は常識人の感性を持っているが、極端に一言が多く、余計なことを言って赤城やテルなどを怒らせてしまい、殴られたこともあり、それが原因で何らかのトラブルを抱える等といった「薮を突付いて蛇を出す」ともいえる行動も多い。下ネタが大好きだが、未だに童貞。 熱狂的なジャッキー・チェンのファン。主な武器はバット。名前の由来・モデルは原作者である「品川ヒロシ」という事になっているが品川祐本人はごくごく普通の一般人であったようである。 グリフィンとの一件から今後の対組織的なことを危惧して、知ってる奴や街にいる奴らをスカウトして誰にもナメられない最強のチームを作ることを提案する。 井口 達也(いぐち たつや) 演:水嶋ヒロ 3年。狛江北中の不良グループのリーダー格。 金髪でアイドルのようなルックスとは裏腹に、3度の飯よりケンカが好きで、やることは非常に残虐である。面倒なことが嫌いかつ飽きっぽい性格で、言い出したら聞かず、かなり無茶苦茶な行動に出ることもしばしばある。空手をやっていたこともあり、喧嘩はかなり強く、赤城とケンカはまったく互角である。暇つぶしに転校して来たヒロシを住田とタイマンさせ、ヒロシが勝ったことで仲間に入れる。必殺技は一本背負いとサッカーボールキック。常に30cmほどの鉄パイプ(学校の椅子の脚)を携帯している。 ルックスとケンカが強いギャップから年齢を問わず女に人気があり(事実複数の女と肉体関係があり)、現在でも複数の女と付き合っている。狛江西中のテルとは犬猿の仲だったが、後に仲間となる。 タバコを吸いながらラーメンを食べるという変な組合せをする。原チャリの運転はかなり荒い。小学校時代は女の子のような顔からいじめられていたが、父親に空手を紹介され、そこで強くなった。それからワン公や森木、ルパンと出会う。 東京に攻め込んできたグリフィンの由利とタイマンを張り、手のケガが原因で敗北。その後リベンジのため一人で神奈川に乗り込んでガガンボを一方的に叩きのめし、鉄児を鉄パイプで気絶させ、由利を倒してリベンジを果たした。「ドロップOG」からロン毛になった。 実在の人物がモデルとなっており、映画公開後に開設された井口達也ブログが注目された結果、ドロップ序章とも言える小説『チキン』を発表することとなった。同小説は現在漫画化され、「月刊少年チャンピオン」誌上で連載中。 森木 隆(もりき たかし) 演:波岡一喜 3年。襟足をのばしたリーゼントと短ブレがトレードマーク。漫画と映画版では眼鏡をかけている。 達也の幼馴染で右腕的存在。そのため、ヒロシと喧嘩になった時、達也が代わりにタイマンを張ることになった。クールで冷静な性格で、何かと達也がやろうとすることに水を差し、喧嘩になると我を忘れがちな達也たちのブレーキ役。 家庭の事情で不良になった。ラムネをいつも飲んでおり、武器はボトル。 実は真性包茎であることをずっと隠していた。 達也がグリフィンにやられたと知り、ワン公と共に敵地に辿り着くも、グリフィンメンバーのヒロシに完膚なきままに叩きのめされる。「ドロップOG」にも登場しており、赤城奪還にも参加している。ヒロシらを誘き寄せるためにワン公、ルパン、ジョー、矢作と共に鬼兵隊に多摩川の水門で人質にされる。 ワン公/山崎 秀樹(やまざき ひでき) 演:若月徹(若月) 3年。通称「ワン公」、坊主頭(映画ではリーゼント)で細身の長身。 常にテンションが高いお調子者で、何かがあるごとに「フウー」(漫画では「ヒョー」)などと奇声を発する。人だろうが物だろうが、肉食獣のように何にでも噛み付くことから、今のようなあだ名で呼ばれている。他人の口マネをよくしており、特に達也の口マネが多い。「狂犬」の異名を持ち、必殺技は相手に噛み付くことだが、血は苦手の様子。 「ドロップOG」にも登場しているが今のところあまり目立った活躍は見られない。達也がグリフィンにやられたと知り、森木と共に敵地に辿り着くも、グリフィンメンバーのヒロシに完膚なきままに叩きのめされる。ヒロシらを誘き寄せるために森木、ルパン、ジョー、矢作と共に鬼兵隊に多摩川の水門で人質にされる。 ルパン/安城 豊(あんじょう ゆたか) 演:綾部祐二(ピース) 3年。通称「ルパン」、さらさらの髪の毛(映画では白のメッシュが入っている)と首に巻いたバンダナが特徴。ゲームが得意である。 喧嘩は強い方では無いようで、漫画版では狛江西中に囲まれた際に逃げたこともある。しかし、万引きから、窃盗、空き巣などあらゆる盗みをはたらく盗みの天才(小学5年生のころからやっていたらしい)で、中古車なども盗めるほどである。その腕から怪盗ルパンから名前を取り、「ルパン」と呼ばれている。本人曰く「悪いことは泥棒しかしない」らしく、ヒロシ同様、常識人としての感性を持っている。スタンガン所持、窃盗容疑で鑑別所行きになったこともある。彼の兄である安城信男も盗みがうまい。 「ドロップOG」にも登場しており、赤城奪還には参加していなかったが、その内容をある程度は把握しており、ワン公とテルに釣りをしながらその内容について語っていた。ヒロシらを誘き寄せるために森木、ワン公、ジョー、矢作と共に鬼兵隊に多摩川の水門で人質にされる。
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