物語文学とは? わかりやすく解説

物語

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 17:49 UTC 版)

物語(ものがたり)とは、主に人や事件などの一部始終について散文あるいは韻文で語られたものや書かれたもののことを指す[1][2]


  1. ^ 大辞泉【物語】
  2. ^ 大辞泉の説明では「作者の見聞や想像をもとに、人物・事件について語る形式で叙述した散文の文学作品。」
  3. ^ storyの意味 - goo辞書 英和和英”. goo辞書. 2019年2月28日閲覧。
  4. ^ Yuan, Ye; Major-Girardin, Judy; Brown, Steven (2018-09). “Storytelling Is Intrinsically Mentalistic: A Functional Magnetic Resonance Imaging Study of Narrative Production across Modalities”. Journal of Cognitive Neuroscience 30 (9): 1298–1314. doi:10.1162/jocn_a_01294. ISSN 1530-8898. PMID 29916789. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29916789/. 
  5. ^ MD, Robert H. Shmerling (2021年6月17日). “Careful! Scary health news can be harmful to your health” (英語). Harvard Health. 2021年6月19日閲覧。


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物語文学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:39 UTC 版)

院政期文化」の記事における「物語文学」の解説

院政期の物語文学は、『源氏物語』圧倒的な評価と影響のもとにうまれた物語書こうとした多く作者『源氏物語』愛読者でもあった。そのひとりが『更級日記』の作者菅原孝標女であり、御物本『更級日記』に藤原定家付した奥書には『浜松中納言物語』夜半の寝覚』も彼女の作と書かれているいずれも『源氏物語』模倣であるとか、非現実的な題材扱っているなどと評されるが、それぞれ固有の主題新しい傾向をみせているとの評価もあり、近年見直し進んでいる。 11世紀後半物語群のなかで最も高い評価受けてきたのは、六条斎院宣旨作と考えられる狭衣物語』である。主人公男性狭衣大将追い求めて充足されない恋の遍歴情感豊かに描かれている。 12世紀に入ると、新し主題求めて趣向をこらす傾向現れる。『とりかへばや物語』が有名で、男女性格正反対兄妹が、父によって男女入れ替えて育てられそれぞれの人生を切りひらこうとする物語で、現代ジェンダー通じ主題扱っている。 この他10編の短編集めた堤中納言物語』が伝わっている。作者不詳天喜3年1055年)の成立とされる説話的な語り口人生断面垣間見られる佳品知られなかでも虫めづる姫君」は風変わりな題材扱い後世人びと読みつがれてきた。

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物語文学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 09:35 UTC 版)

エジプト中王国」の記事における「物語文学」の解説

中王国時代には多彩な物語創作行われた。特に『シヌヘの物語』として伝わる作品は、多数写本オストラコン断片によって伝わっており、エジプト文学代表作品となっている。他、『難破した水夫物語』『雄弁農夫物語』などがあり、これら多彩な文学作品登場中王国時代特徴づけるまた、第4王朝第5王朝交代まつわる伝説的な説話、『ウェストカー・パピルス物語』も、中エジプト語バージョン現代伝わっている。 『シヌヘの物語』は、エジプト古典文学中でも後世まで好んで読み継がれ作品であり、エジプトにおける「古典の中の古典」と呼ばれる墓銘自伝形式をとり、主人公シヌヘの一人称物語が進む。この物語ではアメンエムハト1世暗殺されたのを知った遠征中のセンウセルト1世首都急ぎ戻る際、この遠征同行していた別の王子がこの事態利用して王位獲得しよう目論んだ。この陰謀のために高官シヌヘは身の危険感じアジア人の下へと逃走し亡命先ベドウィン族長の娘を娶ってその地で高い地位に着く。しかし望郷の念に駆られたシヌヘは、地位捨ててエジプト帰り、既に王座確保したセンウセルト1世許し得てエジプトの地で死去するという物語である。物語では異国の地にあって変わらぬシヌヘのセンウセルト1世対す忠誠心現れており、この作品は他の政治的文学同様に王権対す明瞭な目的意識支えられているが、様々なモチーフエピソード組み合わせて文学性の強い作品仕上がっており、彼の冒険立身出世物語多くエジプト人の心を引き付けた。 『雄弁農夫物語』は、現存する古代エジプト文学作品の中で最も長大かつ完全に現存する物の一つである。中王国時代古典文学代表作一つであり、技巧凝らした文体特徴とするが、『シヌヘの物語』が後世においてエジプト人達から愛好されたのに対し、この作品中王国時代の後には高く評価されることはなくなった。悪徳官吏によって不当に財産奪われ農夫が、九度にわたる長い訴えの末に奪われた物を取り戻し、更に悪徳官吏財産与えられて「正義」が実現されるとう物語である。貧し農民の口から「正義」を主張させる形式は、第1中間期中王国時代社会的風潮をよく反映していると見なされるが、後代エジプト人には秩序感覚反するものと映ったようである。また、その技巧凝らした文体相まって翻訳者による差異激し作品であり、その理解は完全ではない。 『難破した水夫物語』は、口承文学系列属するものと考えられ現存するのは物語末尾部分だけである。現存する写本年代第12王朝または第13王朝時代とされ、船に乗り合わせた人々退屈しのぎ順番物語を語るという形態とっている。

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