虫めづる姫君とは? わかりやすく解説

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虫めづる姫君

作者竹山敏子

収載図書いのちなりけり
出版社竹山敏子
刊行年月2001


虫めづる姫君

作者坂田靖子

収載図書自立
出版社ポプラ社
刊行年月2002.4
シリーズ名Little Selectionsあなたのための小さな物語


虫めづる姫君

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/29 09:38 UTC 版)

虫めづる姫君(むしめづるひめぎみ、: The Lady who Loved Insects)は、 社会の慣習に反し、平安の宮廷婦人に期待される振る舞いを破る女性を描いた、12世紀の日本の物語短編小説集『堤中納言物語』内の10話ある短編の一つである[1]


  1. ^ 引眉」を参照。
  1. ^ Backus, Robert L. (1985). The Riverside Counselor's Stories: Vernacular Fiction of Late Heian Japan. Stanford University Press英語版. pp. xxii. ISBN 0-8047-1260-3 
  2. ^ Backus, Robert L. (1985). The Riverside Counselor's Stories: Vernacular Fiction of Late Heian Japan. Stanford University Press. pp. 41–69, esp. p.63. ISBN 0-8047-1260-3 
  3. ^ 「虫めづる姫君」の主題”. 弘前大学人文社会科学部. p. 1. 2023年10月29日閲覧。 “「苦しからず。よろづのこと、もとをたづねて、末をみればこそ、事はゆゑあれ。 いとおさなきことなり。烏毛虫かはむしの蝶とはなるなり」そのさまのなり出づるを、取り出でてみせたまへり。 傍線部の「もと」と「末」は対の言葉であり、「よろづのこと」、つまり万事における根源とその結果という意味で、傍線部は「人々は蝶だけをもてはやすが、蝶だけを見るのではなく、その根源である毛虫を収集・観察し、探求した後に蝶をみることで、毛虫から蝶に変化する虫の情趣が感じれる」ということになる。この言葉は、結果としての蝶のみを賛美する、一面的な見方による評価を嫌い、ものの根源的な事をこそ探究してから評価すべきという、姫君の信念を表しており、姫君はこの信念に基づいて虫を愛でていたのである。”
  4. ^ Keene, Donald (1999). Seeds in the Heart: Japanese Literature from Earliest Times to the Late Sixteenth Century英語版. Columbia University Press. p. 542. ISBN 0-231-11441-9 
  5. ^ Backus, Robert L. (1985). The Riverside Counselor's Stories: Vernacular Fiction of Late Heian Japan. Stanford University Press. p. 43. ISBN 0-8047-1260-3 
  6. ^ Backus, Robert L. (1985). The Riverside Counselor's Stories: Vernacular Fiction of Late Heian Japan. Stanford University Press. pp. 45f.. ISBN 0-8047-1260-3 
  7. ^ Marra, Michele (1991). The Aesthetics of Discontent: Politics and Reclusion in Medieval Japanese Literature. University of Hawaiʻi Press英語版. pp. 63–69, esp. p. 69. ISBN 0-8248-1364-2 


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