爽やか

実用日本語表現辞典

爽やか

読み方：さわやか

「爽やか」とは、さっぱりとして気持ちがよいさま、すがすがしいさま、気持ちが晴れるようで快いさま、などの意味で用いられる日本語の形容動詞である。天気、香り、気分、人柄、声色などを形容する表現として用いられることが多い。

「爽」という漢字は常用漢字表に記載されている（常用漢字である）が、あえて漢字を用いず「さわやか」と平仮名表記される場合も多い。

俳句では「爽やか」は秋の季語として扱われる。9月下旬から10月くらいの頃の気持ちよく晴れた日を表現する言葉とされる。

人物を評する場合、「思い切りのよい性格」や「快活な人柄」、「明瞭な話しぶり」、「端正な顔立ち」、「清潔感のある服装」などが「さわやか」と表現されやすい。どちらかといえば女性よりも男性に対する褒め言葉して用いられやすい。

「爽やか」の類語

「爽やか」の類語としては、「清々しい」「晴れやか」「清涼」「爽快」「清新」などが挙げられる。いずれも「さっぱりしているさま」や「気持ちがよいさま」を表現する言葉である。

「爽やか」を含む熟語・言い回し

爽やかな気持ちとは

「爽やかな気持ち」とは、晴れやかな気分や清々しい心持ちのことを表す言い回しである。人が快適で解放感を味わっている状態で使われることが多い。また、問題が解決した時や悩みが解消した時など、すっきりした気分になった時にも用いられる。

爽やかな人とは

「爽やかな人」とは、顔立ち・人柄・雰囲気などがさっぱりとしていて好ましい人、のような意味で用いられる表現である。自分の考えがはっきりしていて、見ていて快い言動ができる人であることが多い。さらに、明るい印象を持ち合わせていて、挨拶や礼儀などをしっかりわきまえていることなども、「爽やかな人」と思われる要素のひとつといえる。

爽やかイケメンとは

「爽やかイケメン」とは、こざっぱりした好感の持てる性格をした美男子のことである。優しく、気配り上手で、芯が強く、卑しいところがなく、清潔感があり、何よりも顔立ちが端正である、といった男性像を指すことが多い。

爽やかな髪型とは

「爽やかな髪型」とは、主に男性のこざっぱりした短髪を形容する褒め言葉である。整髪料を適度に使って整えてあり、側頭部や襟足は短く切り揃えてあり、不精・無頓着な感じのしない、誰が見ても好印象なヘアスタイル、というようなニュアンスが含まれやすい。

「爽やか」を含む様々な用語の解説

さわやかハンバーグとは

「さわやかハンバーグ」とは、さわやか株式会社が静岡県でチェーン展開しているハンバーグレストラン「げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか」で提供されているハンバーグの通称である。特に主力商品である「げんこつハンバーグ」が念頭に置かれているといえる。

レストランさわやかの公式ウェブサイトでは、各店舗の混雑状況（待ち時間）がリアルタイムで確認できる。店舗によっては平日の昼過ぎでも10組以上、1時間以上の待ちが発生していたりする。

さわやか沼津（洋食レストラン）とは

「さわやか沼津」は、「げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか 沼津学園通り店」の通称であろう。JR東海道線沼津駅から富士急バスでアクセスできる。海にも近い。地元民や観光客で連日賑わっている。

さわやか信州号（高速バス）とは

高速バス「さわやか信州号」とは、アルピコ交通が運行している高速乗り合いバスの名称である。登山客をメインターゲットとする、大都市と登山口を結ぶ高速バスである。主に上高地線と安曇野・白馬線の系統があり、新宿駅、渋谷駅、東京駅、大宮駅などの関東のターミナル駅や、大阪梅田駅、京都駅などの関西圏の駅を発着場所としている。

さわやか3組（テレビドラマ）とは

「さわやか3組」は、NHK教育テレビジョン（現Eテレ）で1987年から2009年まで放送されていた小学生向けのテレビドラマである。一話完結型で、主人公の小学生たちが小学校生活で起こるさまざまな出来事に直面して悩みつつ成長していく姿が描かれていた。

「さわやか3組」は、小学校の道徳の授業で教材として視聴するための、学校向けの番組であった。「さわやか3組」を授業で利用しない学校の生徒にとっては、風邪などで学校を休んだ時に自宅で視聴して不思議な気分になる番組であった。

さわやかしんきん（信用金庫）とは

「さわやかしんきん（さわやか信金）」は「さわやか信用金庫」の呼称・通称である。東京都港区に本店営業部を置き、東京都および神奈川県に営業地区を置く。東都中央信用金庫と東京産業信用金庫が2002年に合併して、「さわやか信用金庫」に改称した。ゆるいマスコットキャラクターがいる。

（2023年4月5日更新）

デジタル大辞泉

さわ‐やか〔さは‐〕【爽やか】

読み方：さわやか

［形動］［文］［ナリ］《歴史的仮名遣いは「さわやか」とも》

１ 気分が晴れ晴れとして快いさま。さっぱりとして気持ちがよいさま。「朝の—な空気」「—な人柄」《季 秋》「—に日のさしそむる山路かな／蛇笏」

２ はっきりとしていて聞きやすいさま。「—な声」「弁舌—に話す」

３ 思い切りのよいさま。

「さして厭はしき事なき人の、—に背き離るるも」〈源・鈴虫〉

４ きれいで鮮やかなさま。

「馬、物具まことに—に勢あって出で立たれたり」〈太平記・一四〉

[派生] さわやかさ［名］

季語・季題辞典

爽やか

読み方：サワヤカ（ｓａｗａｙａｋａ）

さっぱりして快いこと

季節 秋

分類 時候

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

爽やか

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 11:42 UTC 版)

和語の漢字表記

爽やか（さわやか）

1. 「さわやか」を参照。

Weblio日本語例文用例辞書

「爽やか」の例文・使い方・用例・文例

• ハワイの心地よい風と爽やかで優しい空気が大好きだ。
• 爽やかな風に僕は吹かれている。
• 彼は爽やかな人だ。
• ここは空気が爽やかです。
• あなたは爽やかに見える。
• 今朝の空気は爽やかだった。
• 今日は爽やかなお天気です。
• 今日は爽やかな風が吹いています。
• あなたはとても爽やかだね。
• 私は爽やかな気分になりました。
• 適度な運動をすれば、心身共に爽やかになれますよ。
• 暑い天候のとき、コップ１杯の冷たい水はとても爽やかだ。
• 爽やかな朝の空気の中を散歩した.
• 弁舌爽やかなり
• 気分が爽やかになった
• タバコを飲むと心持が爽やかになる
• 吹く風も身に爽やかなり
• 爽やかな天気だ