海外公開版
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「三大怪獣 地球最大の決戦」の記事における「海外公開版」の解説
ハリウッド資本に買い取られ、『Ghidorah, the Three-Headed Monster』とキングギドラをうたう題名となっている。アメリカ側で再編集され、ゴジラが太平洋に出現した際、ラドンが上空へ飛来したことになっている。音楽も一部差し替えられている。キングギドラが滅ぼした文明は、5000年前の金星ではなく3000年前の火星に変更されている。
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海外公開版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 14:10 UTC 版)
前作が『Godzilla, King of the Monsters!』の英語題名で海外に配給され、大成功を収めたことから、本作も『The Volcano Monsters』の英語題名でアメリカのバイヤーに買い取られ、海外配給が決定した。しかし、前作とはバイヤーと配給会社が異なるために「Godzilla」をタイトルに使うことができず、便宜上「GIGANTIS」(ジャイガンティス)の名で別の怪獣として設定され、さらにアメリカ・ハリウッドで新たに追加撮影を行うこととなった。その内容は、「フィリピンを経由して大阪で激闘を繰り広げた2匹の巨大な怪獣が、アメリカに上陸して再戦する」というものであり、撮影用にアメリカ人俳優の体型に合わせた着ぐるみ(スーツ)が東宝特美班によって新造されたが、慣れないスーツによる演技がアメリカのスタッフにこなせず[要出典]、予算の問題もあって撮影は中止となり、さらには、アメリカ側の出資者が一部交代したため、海外配給は一旦中止となった。[要出典] この新造スーツは、上記の海外版の名称から通称「ジャイガンティスゴジラ」と呼ばれ、陽の目を見られなかった幻のスーツとなった。その姿を確認できる資料は、1957年頃に造型師の利光貞三らと共に撮影された1枚のスナップ写真のみである(画像)。このスーツは下半身が太く手が大きいデザインで、それまでのスーツに比べて耳が無く、後足が3本指である。このスーツの造形は、全体的に丸みが強いこと、頭部がやや大きいなどの点が異なるものの、『キングコング対ゴジラ』(1962年、本多猪四郎監督)のゴジラ(通称「キンゴジ」)に近似しており、特撮ライターのヤマダマサミは、頭の形状からこのスーツが『キングコング対ゴジラ』のゴジラの原型となったのではないかと推定している。その後、スーツの消息は明らかになっていない。 やがて、出資者の交代に伴って計画は変更され、最終的には追加撮影分のないままアメリカ側で再編集されて1959年5月に公開された。再編集版は『Godzilla Raids Again』という『ゴジラの逆襲』を直訳した仮タイトルで製作されており、東宝は計画を変更するならば予定されていたタイトルを変更してこちらのタイトルを使用し、「Godzilla」の名を冠することを希望したが、前述の権利問題と、アメリカの配給会社が「前作で死んだゴジラが生きていた、というのは観客が納得しない」「観客に安易な続編と思われる」と難色を示したために叶わず[要出典]、「ゴジラ」の名前は使用されないまま『GIGANTIS, THE FIRE MONSTER』(直訳:炎の怪獣ジャイガンティス)として公開された(画像)。 海外版では、前作のような大幅な登場人物の追加は無いものの、タイトルロールの背景は炎上する大阪市街に変更されており、冒頭の水爆実験や核ミサイル発射、恐竜の生態、芸者による三味線の演奏、ラストシーンの宮城遥拝する民衆など、既存の記録映像から流用されたシーンが追加されている。ゴジラは前述の通り「GIGANTIS」、アンギラスは「ANGILAS」の名称になった。 当時のアメリカ映画界の慣習に従って音楽が変更されているほか、台詞はすべて英語で吹き替えられた。新聞が登場するシーンは『The Osaka Times』と『The Japanese Times』という架空の英字新聞に変更されており、小林が漁船に投下した手紙のアップも、筆記体で書かれた英語の手紙のアップで代替されている。出演者は以下の通り。 月岡正一:ケイ・ルーク ラジオアナウンサー:ジョージ・タケイ 小林弘治、他脇役:ポール・フリーズ ナレーター:マーヴィン・ミラー 吹き替え用原稿を作るために翻訳する際、「バカな」という日本語の台詞の口に合う英単語が直訳では見つからず、口の動きが似ている「バナナオイル」 (banana oil) という単語が使われたが、該当シーンにおける日本語の「バカな」とはニュアンスの異なる単語であったうえに「バナナオイル」の響きがシーンと合致しておらず、さらに「バナナ」という単語の持つスラング的な意味もあって、「不適切な訳」として不評であった。 なお、出資者が複雑に交代したことと、1959年のアメリカ版公開後に最終的に権利を所有した出資者がリバイバル上映およびテレビ放映に興味を示さなかったため、アメリカ版はその後長らく劇場公開・テレビ放映ともに行われない幻の作品となっていた。1980年代になり、東宝が権利を買い戻してアメリカで発売された映像ソフト版では、タイトルは東宝の要望で『Godzilla Raids Again』に変更されており、以後の海外版はこの名称で流通されている。
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海外公開版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 01:43 UTC 版)
アメリカでは、シネマ・シュアーズ社による配給で『Godzilla vs the Cosmic Monster』というタイトルが付けられ、公開された。当初は『Godzilla vs The Bionic Monster』となる予定だったが、ユニバーサル・ピクチャーズから「題名が『バイオニック・ジェミー』(原題は『The Bionic Woman』)と『600万ドルの男』(作中、主人公が「バイオニック・マン (Bionic Man)」と呼ばれる)の著作権侵害だ」と抗議されたことから、変更された。原題に沿った『Godzilla vs Mechagodzilla』となったのは、1988年にビデオソフトが発売されたときである[要ページ番号]。
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