浮島丸事件
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浮島丸事件(うきしままるじけん)は、太平洋戦争で日本の降伏表明後の1945年(昭和20年)8月24日17時20分頃に、舞鶴港の京都府舞鶴市下佐波賀沖300mの地点で、日本海軍特設運送艦「浮島丸」(4,730総トン、乗組員255名)が爆発に遭い沈没した海難事故。浮島丸が日本軍乗組員・朝鮮人乗船者ら計3,900名を乗せて、朝鮮人らを朝鮮半島に帰還させるべく航行していたところ、途中寄港した舞鶴港の沖合でこの難に遭い、乗組員25名と乗船者500名以上の死者を出した。犠牲者の多数を占めたこれら朝鮮人乗船者は、朝鮮人工員2,897名(主に徴用され日本に来ていた朝鮮半島出身の労働者と考えられる)及び朝鮮人民間人897名(先の家族なり自営業者なりで、前記以外の朝鮮人)であった[4][5]。1953年、大蔵省の照会に対し、外務省は終戦調印の1945年9月3日以前のことであるため、これらを日本軍の軍属として扱うとの回答をしている[5]。
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