桜華台高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:25 UTC 版)
必殺編の舞台。品川にある高校。伝統的に武道が盛んで有名。男子校の第一高校と共学で数年前に新設された第二高校があり、年に一度、両校対抗の武道大会がある。対抗戦が近づくにつれ、両校の対抗心は高まり、それによる暴力事件なども発生している模様。 物語では、第一高校の校舎改築に伴い、第一高校の生徒は第二高校の校舎を間借りしている、ということになっている。 「必殺伝説」という伝説がある(後述)。 勝取 詮公(かつとり ともきみ) 第一高2年生。いて座のA型。 普段は一高校生として生活しているが、「必殺伝説」に関わる始末人の一人。依頼がなかったにもかかわらず、白妙を仕置きした。 中学生時代、中村朔左が家庭教師を務めていた。その関係で始末人となる。 名前の語感から、「カトリセンコー」などと言われることがあり、本人はそれを気に入っていない。作者自身も蚊取り線香の落書きで勝取のことを表現したことがある。 階段を踏み外して落ちかかったところを、篠北に抱き留められる。現時点では高校生キャラクターで唯一、篠北に蕁麻疹を起こさせなかった男性でもある。篠北に惚れているらしい描写がある。 「その後の赤目編」の最後のコマに再登場。中村と同行しなかったことを深く悔やんでいた。 中村 朔左(なかむら さくざ) 第二高教師。担当は数学。ふたご座のAB型。 教師としての腕前は最悪で、生徒たちからは「仏教」「お経」と陰口を叩かれる。実際、高校2年生のクラスで3年の教科書を使って授業を行い、ほとんどの生徒を寝させてしまったことも。 しかし、情熱は人一倍あるようで、数学の成績が悪い矢島のことをたびたび気に掛けていた。 実は校内の始末人の元締め。背後には更に「蔓」がいる。必殺伝説其ノ二で既に始末人だった。其ノ一に登場する本田太郎坊とは同級生。故に其ノ一でも関わっていたと思われるが、作中で直接には語られていない。 嗣子を得るため、中村家の養子となっているが、本人は女性を「苦手」としているため、結婚すらしていない。そのため自宅では、養父母から毎日のように結婚を催促され、煙草すらまともに吸えないという。 「必殺編」終了後、「その後の赤目編」に登場した。 姉小路 白妙(あねこうじ しろたえ) 第二高生徒会長。3年生。かに座のO型。黒髪を肩で切りそろえた「すげー美人(矢島)」。 日本風の美人で、立ち居振る舞いなども極めておしとやか、第二校のみならず第一校生徒からも人望が厚いが、一方で武道にも秀でており、飯田が仕置きされた後、一時的に第二校の総大将の名乗りを上げた。 緑川の許嫁として、三葉学園で緑川が果たせなかった「影の軍団」を桜華台で作り上げようと奮闘するも、そのシゴキのあまりの苛烈さに多くの運動部員が音を上げ、勝取による仕置きに発展することとなる。 その後、飯田組の策略で退学処分となり、京都の尼寺の系列の女子校に転校、緑川との婚約も破棄した。 千葉 けん(ちば けん) 第一校生徒会長。3年生。少し長髪の髪型を、優男っぽく流している。第一校生徒会長でありながら、第二校生徒会長である白妙の配下となっている。 白妙に惚れている節がある。 武道大会では、第一校の総大将として参加。西船と一騎討ちを闘う。 事件解決の際には、「昔から『影の軍団』といえば 千葉軍団と決まっているだろう」とボケをかました。 西船 橋行(にしふな たかゆき) 短髪のリーゼント風の髪型。前髪を幾筋か垂らしている。3年生。 飯田の入院後、第二校空手部主将となる。武道大会では、第二校の総大将として参加する。 矢島から「船橋先輩」と呼ばれたことがある。 千鳥とは恋人同士、のハズだった。 浜 千鳥(はま ちどり) 白妙と行動を共にする、秘書的な存在。3年生と思われる。 西船とは恋人同士のハズだが、篠北に惚れてしまい、結果的には西船一時的に振られてしまう。 単行本でフルネームが判明したのは、小劇場でのキャスティング紹介にて。 飯田(いいだ) 第二校空手部元主将。角刈りで、がっしりした体格が特徴。3年生。 元々、第二校総大将候補だったが、シゴキの激しさや部外者への「制裁」と称する暴力問題などにより、始末人から制裁を受け、入院。 平井と小岩という取り巻きがいたが、同時に制裁を受けた。 佐藤 由美子(さとう ゆみこ) 矢島が転入したクラスのクラスメート。2年生。 ショートカットで、少し垂れた大きい目が特徴。 父親のバクチの借金絡みで、飯田の家に住まわされている。 本郷 誠(ほんごう まこと) ヤクザである飯田組の幹部。比較的長髪の優男風の外見。 桜華台第二校OBでもあり、必殺伝説其ノ二での制裁の対象でもあった。当時は女子生徒からの人気も高かったらしい。 狭霧を(色々な意味で)可愛がっていた。 飯田の親分(いいだのおやぶん) ヤクザである飯田組の組長。飯田の父親である。当然容姿は飯田をそのまま老けさせたような雰囲気である。おうし座のB型。 桜華台学園長と組んで、長年にわたり武道大会を鉄火場に荒稼ぎをしていた。 ロリコンの気があるのか、由美子にベタ惚れ。由美子の父親との最後の賭けで、由美子を自分の後添いにしようと企む。 吉田理事長(よしだりじちょう) 三葉学園の徳成理事長とは幼馴染 で、その縁で矢島、篠北を学園に招き入れる。 飯田組と学校長が行っている悪事に勘づいてはいたものの、気の弱さからそれを止めることはできず、また、矢島と篠北を学園に入れたことで報復 を受け、負傷入院。 本田太郎坊(ほんだ たろうぼう) 必殺伝説其ノ一の登場人物。学園を去った後、事業家として成功する。 必殺伝説の「蔓」であり、中村とは長年の親友。 後に桜華台の新理事長となる。 伝説では真面目一本槍、という感じだったが、実は高校時代中村と共にストリップを見に行くなど、結構砕けた人物でもある。
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