東方において
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/24 02:18 UTC 版)
サムウェル・ターリーは、〈冥夜の守人〉のメイスター(マイスター)となり、〈異形〉(〈異形人〉)についての知識を学ぶために、新任の総帥(司令官)ジョンによってオールドタウンの〈知識の城〉(大城砦)に送られる。メイスター・エイモン(エーモン)、〈冥夜の守人〉の一員のダレオン、そして〈野人〉の女ジリとその息子とともに旅する。サムはジョンの変革について疑問を持つが、メイスター・エイモンは、サムがジョンを総帥に押し上げた時に既に変革が始まっていたのだと諭す。一行はブレーヴォスに着くが、エイモンが健康を害したために次の船に乗りそこない、ダレオンは使命を放棄する。この地で、知らぬままにサムはアリア・スタークである〈運河の猫〉に接近している。サム、エイモンそしてジリはオールドタウンへの船旅を再開する。エイモンはドラゴンを持つデナーリスが人類の救世主であると考え、〈知識の城〉はメイスターを派遣してデナーリスを導かなくてはならないと語るが、航海中に死ぬ。オールドタウンに着いたサムはメイスターの見習いとなり、メイスター・マーウィンはデナーリスを導くために旅立つ。 アリアは、ブレーヴォスにたどり着き、〈顔のない男たち〉として知られる暗殺者の寺院〈黒と白の館〉に落ち着く。見習いとなり、自己を持たない〈顔のない男たち〉の技と信仰を学ぶ。ジョンにもらった剣〈針〉(〈ニードル〉)を除くすべての持ち物を水に投げ込み、〈運河の猫〉と名乗る。〈誓約の兄弟〉と〈冥夜の守人〉の誓いの両方を捨てたダレオンを殺し、翌朝に〈黒と白の館〉に戻る。罰として暖かいミルクのグラスを渡され、翌朝目覚めた時には盲目となっている。
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東方において
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 00:58 UTC 版)
ヴィセーリス(ヴァイセリス)・ターガリエンは、13歳の妹デナーリスとともに、海の向こうの自由都市ペントスで、イリリオ・モパティスの庇護のもと追放者として暮らしている。ヴィセーリスは、ロバート王に簒奪されたエイリス(エリス)二世王の息子で世継ぎである。ヴィセーリスは妹を野蛮人で騎馬民族のドスラク人の族長であるカール・ドロゴに嫁がせる。ターガリエン家がウェスタロスの鉄の玉座を取り戻すため、ドロゴの軍を利用しようとしてのことである。結婚の贈物の中には3個の石化したドラゴンの卵がある。ウェスタロスから追放された騎士 サー・ジョラー・モーモントが、助言者としてヴィセーリスの一行に加わる。 意外なことに、デナーリスは野蛮人の夫を信頼して愛するようになり、ドスラクを統一すると予言されている子を身ごもる。ドロゴがウェスタロス侵略に興味を示さないため、怒りっぽいヴィセーリスは妹を打ちすえる。最初のうちドロゴは妻へのヴィセーリスの仕打ちに耐え、罰として人の面前で恥をかかせるだけにとどめる。しかしヴィセーリスが人々の前で、妊娠したデナーリスを脅迫した時、ついに溶けた金の冠を頭にかぶせて処刑する。最後のターガリエンとして、デナーリスはウェスタロスの玉座への探求を引き継ぐことになる。 ウェスタロスからの暗殺者がデナーリスとその胎児を毒殺しようとして失敗する。ドロゴは怒りに燃え、復讐のためにウェスタロスを侵略することを承知する。侵略の資金のために村々を強奪するが、ドロゴは傷を負う。傷は悪化し、デナーリスは捕えた魔女(妖女)に血の魔法を使ってドロゴを救うよう命じる。魔女は裏切り、デナーリスの胎児を犠牲にして呪文を強化し、ドロゴを植物状態に陥れる。指導者を失ったドスラク人は散り散りになり、デナーリスはかつて誇りとした夫を憐れみ、窒息させて安楽死させる。復讐に燃えたデナーリスは、魔女をドロゴの火葬の薪に縛り付け、3つのドラゴンの卵を薪の上に置く。燃えさかる炎を見つめながら、デナーリスは炎の美しさに魅かれて火炎の中に歩み入る。デナーリスは焼け死ぬことなく、孵ったばかりの3頭のドラゴンをまとわりつかせながら、無傷で炎の中から現れる。残った数少ないドスラク人とサー・ジョラーはデナーリスに忠誠を誓う。初めての女のカール、そして世界が知るかぎり唯一のドラゴンの母となり、デナーリスはウェスタロスの玉座を取り戻すために自らの軍勢を作り上げることを決意する。
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東方において
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 01:00 UTC 版)
ペントスに向かう海上で、デナーリス・ターガリエンは奴隷兵士の大軍団を買うため、奴隷商人湾に進路を変える。デナーリスはアスタポア(アスタポール)の恐るべき宦官の戦士である〈穢れなき軍団〉(〈無垢軍団〉)と引き換えに、愛するドラゴンの一体を奴隷商人に引き渡す。だが引き渡しの直後、ドラゴンは奴隷商人たちを焼き殺し、デナーリスは〈穢れなき軍団〉を率いて都市を略奪し、全奴隷を解放する。ドスラク人とドラゴンと〈穢れなき軍団〉からなる軍勢は、次の奴隷都市ユンカイに進攻する。傭兵隊長ダーリオ・ナハーリスは寝返り、ユンカイは陥落する。奴隷商人は殺され、生存者はデナーリスの軍勢に加わる。しかし次に侵攻したミーリーン(ミイリーン)の支配者たちは殺した奴隷の子供たちで道を飾ってデナーリスを挑発し、降伏しようとしない。デナーリスは無為に都市を包囲する。 デナーリスはキャンプの中に不実の人物が二人いることを知る。サー・ジョラー・モーモントはロバート・バラシオンのスパイであったことを隠している。アースタン・ホワイトベアードは、かつてロバート王に仕えたがジョフリー王に解任された、〈王の盾〉の総帥バリスタン・セルミーである。デナーリスは二人に償いの機会を与え、下水から忍び込んで開門させてミーリーンを陥落させる。セルミーは赦免され〈女王の盾〉の総帥となる。だがジョラーは悔い改めようとせず、追放される。デナーリスはミーリーンにとどまり、ウェスタロスの女王となる前に、この地で統治を学ぼうと決断する。
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