日本グランプリについてとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 日本グランプリについての意味・解説 

日本グランプリについて

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 05:05 UTC 版)

F1グランプリ」の記事における「日本グランプリについて」の解説

日本グランプリ(以下日GP)はフジテレビタイトルスポンサー務める、F1では珍しい放送局の冠レースであった2009年まで)。2007年から日本GP開催地がこれまでの鈴鹿サーキットから富士スピードウェイ替わることとなったが、フジテレビ引き続きグランプリ冠スポンサー務めた当時使用され優勝トロフィー漆器使ったもの)はフジテレビ美術スタッフデザインである。 しかし、長年渡って地上波での生中継行われず決勝当日の夜(時期によって放送開始時間は異なる)に録画放送されていた。 特に中継初年度1987年の日本GPでは広告効果などの都合上生放送で行う考えがあったが、日本GPが行われる時間帯当時デーゲーム行われたプロ野球日本シリーズ中継があり、さらには競馬中継放映の関係もあり、視聴率放映時間確保などの関係上20時-22時のゴールデンタイム録画放送された経緯がある。 中央競馬中継は、フジテレビおよび関西テレビにとってF1中継よりも長い歴史有する番組であり、重要なコンテンツでもある。2014年までこのような形で競馬中継できない場合は、フジテレビ運営するBSフジ生中継行ったまた、グランプリシリーズ日程決定機関がテレビ局ではなくFIAであるため、日本中央競馬会JRA)が重要と位置づけるGIレース日程重なることもある。 1994年4月17日に、TIサーキット英田(現 岡山国際サーキット)で開催されパシフィックグランプリにおいて、初のフジテレビによる日本国内開催のF1グランプリレース生中継実現した。この日は中央競馬でも牡馬クラシックの第一戦皐月賞開催され競馬中継(『スーパー競馬』『ドリーム競馬』)もそれに対応して通常より30早い14時30分からの放送となっていたが、パシフィックグランプリのレーススタート時間12時30分と早い時間であり、両番組の時間的競合発生しなかった。 日本グランプリ地上波生中継その後長く行われず2005年10月9日開催され2005年日本グランプリ初め実現した視聴率関東地区で10.3%を記録したことから、翌2006年10月8日決勝レース生中継放送ちなみにこの放送ではF1では初めてとなるハイビジョン制作での中継となった2007年はF1日本GP決勝GIレーススプリンターズステークスが同じ9月30日開催発走時間15:40となったため、その処遇注目されていたが、日本GP生中継1310分から15時15分最大延長15時35分まで)となり、レギュラー競馬中継時間15分重なることになるが、F1・競馬レース生中継するにはほぼ問題ないスケジュールとなった。ただ、日本GPスタート時間が1330分であること、さらに当日雨天で2時間に及ぶレースとなったことから、最大延長時間15時35分まで放送ゴール瞬間放送できたものの、表彰式以降は非中継となった競馬中継スプリンターズステークス出走直前からの放送となっている。 2008年決勝生中継1310分から15時15分であったが、前年異なり天候悪化するともなく時間内にレースから表彰式・公式インタビュー一部まで放送された。ちなみに、この日の競馬GI競走設定されておらず(GII毎日王冠京都大賞典)、予定通り通常より15分遅れで競馬中継開始した2009年2007年同様に決勝スプリンターズステークス重なった上に、2007年よりもF1決勝開始予定時刻が遅い14時当初15時予定だった)となっており、両レース開催時間重な可能性発生、さらに同日ゴルフの「コカ・コーラ東海クラシック」(FNS系列東海テレビ主催最終日行われたこのためF1を13時40分から15時45分競馬15時45分から16時20分(F1は15時40分までの放送予定だったが5分延長しこれに伴い競馬中継を5分繰り下げ短縮して放送した)、ゴルフ16時20分 から17時50分(録画)で放送した。また地上波放送としては珍しく副音声での放送行った前日予選では、ティモ・グロッククラッシュなどで赤旗3度振られるなどし、セッション時間大幅に延びたため、Q3第3ラウンド)の途中で番組終了。この予選中継延長対応がなかったことに対し1400件もの苦情電話視聴者センター寄せられた。ちなみに次のブラジルGP予選影響予選当初時間より遅れたため途中から生放送となり日本GP続いて予選結果伝えることができなかった。 2010年の日本グランプリは、トヨタ自動車撤退を受け鈴鹿サーキット10月10日行われること決定したが、決勝スタート時刻が15時と、通常時競馬中継(『みんなのKEIBA Races For Everyone』『KEIBA beat競馬×鼓動』)の開始時刻重なったことから、F1の生中継行われず競馬中継後の16:00 - 17:50録画中継放送された。また、フジテレビリーマン・ショック端を発した一連の不況を受け、日本グランプリ再開から長らく務めてきた冠スポンサー前年降りた無料放送BS移行してからは、決勝2012年21時 - 2240分、2013年21時 - 2250分、2014年19時 - 2040分、2015年19時 - 2050分、2016年24時 - 26時、2017年翌日17時 - 1855分、2018年翌日17時 - 19時でそれぞれ録画放送となっている。 2007年からほとんどのGPホスト局国際映像制作FOM委託する中で、日本グランプリ2011年までフジテレビ国際映像制作継続した2012年から契約更新における予算削減影響を受け、国際映像FOM制作に切り替わっている(2008年よりフジテレビ取り入れた5.1chサラウンド音声CS放送でのみ継続されている)。 一方今後日本GPについて、2007年3月FOAバーニー・エクレストン会長が、「早ければ2008年から日本GP夜間開催にしたい」という意向示していた。これが実現すればこうした問題解決するほか、生中継となればゴールデンタイムでの放送となるが、安全性の問題インフラ整備問題があり、実現への障壁大きい。 ※時間はいずれJST

※この「日本グランプリについて」の解説は、「F1グランプリ」の解説の一部です。
「日本グランプリについて」を含む「F1グランプリ」の記事については、「F1グランプリ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「日本グランプリについて」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「日本グランプリについて」の関連用語

日本グランプリについてのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



日本グランプリについてのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのF1グランプリ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS