政界・元政治家
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「安倍内閣総理大臣談話」の記事における「政界・元政治家」の解説
谷垣禎一(自由民主党幹事長) 「先の大戦での我が国の失敗の原因がどこにあり、戦後、その失敗を克服し、国際法の進化のもとでわが国が努力してきた成果を分析した上で、今後のわが国が取るべき方向性を示した、非常にバランスの取れた談話だ」 稲田朋美(自由民主党政務調査会長) 「談話は安倍首相の平和への思いと世界貢献への決意の表れだと思う」 山口那津男(公明党代表) 「侵略や植民地支配、痛切な反省、心からのおわびなどのキーワードを使って歴代内閣の立場を引き継ぎ、それが今後も揺るぎないことを閣議決定したのは大きな意味がある。幅広い観点からバランスをとりながら、心を砕いて表明しており、中国や韓国にも談話の意味は伝わると思うし、政府にはこれを基に改善の努力を進めてほしい」 岡田克也(民主党代表) 「今回の談話は、今までの政治家、安倍晋三の歴史観とは明らかに異なるものだ。安倍総理大臣が大きく考え方を変えたのか。変えたということであれば内外の議論や指摘が影響を与えたということだろう。植民地支配、侵略、痛切な反省、心からのおわびといった表現はいずれも引用という形で述べているが、日本のことを言っているのか、一般論として言っているのか、定かではない。安倍総理大臣がどう考えているのかが伝わってこない」 松野頼久(維新の党代表) 「村山談話以後、10年ごとに同様な談話が発表されていることに疑問を感じざるを得ない。村山談話に示された歴史認識は広く普遍的なものになっている」 柿沢未途(維新の党幹事長) 「バランスのとれた、『未来志向』だという安倍総理大臣の言葉にかなっている、評価できる内容だと思う。この談話が、安倍総理大臣の心の中からにじみ出た本心であって、これから、談話にのっとって、国政の運営と日本のかじ取りをしていくことが、本当に行動になって現れてくるのかどうかが、何よりも大事だと思う」 志位和夫(日本共産党委員長) 「反省とおわびについて、過去の歴代政権が表明してきたという事実に言及しただけで、自らの言葉として、反省とおわびを一切述べていないので、大変欺瞞的な内容だ。『村山談話』が示した、過去の歴史に対する日本政府の基本的な認識や価値を、事実上、投げ捨てるに等しいもので、国内外の厳しい批判は免れないと思う」 平沼赳夫(次世代の党党首) 「未来志向の内容は支持する。また、次の世代に謝罪を続ける宿命を背負わせてはならないと発言したことは評価する。しかし、戦争の反省は重要だが、おわびはもうやめるべきだ。おわびを繰り返しても、未来は切り開けない。現在、アジア・太平洋の平和を乱す動きがあることへの批判も入れるべきだったと考える」 吉田忠智(社会民主党党首) 「『侵略』と『おわび』の表現は盛り込まれているが、安倍総理大臣本人の言葉としては語られておらず、戦後50年の『村山談話』よりも大きく後退していると言わざるをえない。一方で、いわゆる従軍慰安婦について、直接的な言及は無かったが、女性の尊厳を傷つけたといった表現が入ったのはよかったと思う」 福島瑞穂(社会民主党副党首) 「村山談話を受け継いでいない。キーワードは使っているが、換骨奪胎している」 小沢一郎(生活の党と山本太郎となかまたち代表) 「今まで日本は何度も謝罪してきたので、これ以上謝罪する必要はないと言わんばかりの文言だと思う。自分の本音を隠して取り繕おうという表現で、言葉の端々に戦前の日本を肯定するたぐいの表現が見られる。私には納得がいかない」 松田公太(日本を元気にする会代表) 「『先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません』という言葉には共感した。しかし、そうであればこそ、安倍総理大臣は、もう1度、自分の言葉でおわびを表明し、それを最後にするという気概をみせてもよかったのではないか。全体としては、未来志向の言葉が多く、前向きに評価したいと思うが、重要なのは行動だ」 村山富市(第81代内閣総理大臣) 「言葉に配慮してずいぶん苦労して作った文章だと思うが、焦点がぼやけてさっぱり分からないという印象を強く持った。100年以上前に西欧諸国の植民地が広がっていたという内容を盛り込むなど、『植民地支配』や『侵略』の意味を普遍化、矮小化している」「安倍総理大臣が本当に言いたいことはオブラートに包んで薄めたにすぎない。『村山談話』とはだいぶ中身が違うという印象で、談話が引き継がれたという印象はない」 高市早苗(第19代総務大臣 - 第3次安倍内閣の閣僚として安倍談話の閣議決定に参加) 「(安倍談話は)日本人に生まれただけで、それが罪であり、未来永劫謝罪を続けなければいけないといった「民族責任論」から子孫の代を解放していく(といった内容のものだった)」
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