放送時のエピソード
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「ごめんやす馬場章夫です」の記事における「放送時のエピソード」の解説
放送開始初日には、毎日新聞朝刊テレビ・ラジオ欄(大阪本社発行分)の最下段に、当番組の広告が掲載された。 馬場は、当番組が始まるまでの2年間、MBSラジオの深夜番組『チャチャヤング』月曜日に出演。同番組の終了を機に探検生活へ戻ろうと考えていたため、最初は平日の朝に放送される当番組への出演依頼を断っていた。しかし、同局の関係者がかなり説得した甲斐もあって、結局は当番組でパーソナリティを務めることになった。 開始当初の3週間は、文化人をゲストに迎えたうえで、馬場がそのゲストにインタビューするというスタイルで放送していた。しかし、馬場自身のポリシーで、放送中にはゲストに敬称(「~先生」「~師匠」など)を付けなかった。現に、通勤途中の社用車内で当番組を聴いていた毎日放送の幹部の一人が、馬場の話に激怒。局に到着するや、放送中のスタジオへ入ろうとして、プロデューサーと押し問答になった。馬場の口調や対応に不愉快な思いを抱いたゲストが、出演後に毎日放送へ抗議したり、馬場の降板を求めたりしたことも相次いだという。 当番組が馬場自身の取材報告を主体に構成するようになったきっかけは、馬場とディレクターで取材へ出掛けた際に、乗っていたタクシーが事故に巻き込まれたことにある。幸いにもただ1人無傷で済んだ馬場は、とっさの判断によって、私物のテープレコーダーで事故の一部始終を収録。翌日の生放送で、収録した音源を交えながら事故を報告した。その内容が当時のプロデューサーに高く評価されたことから、番組開始3週間目にして、放送スタイルを大幅にリニューアル。「馬場が興味を持ったテーマを、前日(月曜日放送の場合には前週末、休止期間に入る場合にはその期間中)に取材したうえで、その一部始終を翌日(または休止期間明け)の生放送中に報告する」というスタイルが定着した。 馬場が現在の妻(放送上の呼称は「よっちゃん」)と結婚した1976年には、2週間にわたって、放送中に3回の公開結婚式を挙行している。2回目までは、神社への取材を兼ねての結婚式。3回目には、放送作家の香住夫妻を仲人・当時のアシスタントだった小山を司会に立てたうえで、毎日放送千里丘放送センターで最も広い公開放送用スタジオからの生中継を実施した。 阪神大震災では、馬場・小山とも、自宅で被災した。しかし、馬場は発生当日、当番組の放送枠の一部(10時台)に急遽編成した「報道特別番組 近畿地方大地震」 の途中からスタジオに登場。馬場が通勤に使っていた地下鉄が震災の影響で運休になったためにMBSラジオが用意したタクシーで移動中に目撃した被災地の模様を報告した。ちなみに、馬場は偶然にも、発生直前の放送で阿武山(大阪府高槻市)にある京都大学の地震研究所を取材。取材報告の中で、専門家のコメントを引用しながら、神戸市近辺に活断層や断層が存在することを指摘していた。 河内音頭家元の河内家菊水丸が19歳当時の1984年3月20日の放送に、当番組でメディア初出演を果たした。番組20周年には「ごめんやす音頭」を披露した。そして、当番組が終了した2003年10月から5年間半にわたって、ラジオパーソナリティとして当番組の放送枠で『さてはトコトン菊水丸』を担当した。ちなみに、メロディアンの生コマーシャルは、同番組でも10時台の後半に放送されていた。 馬場・小山コンビで放送していた時期には、リスナーとの交流を目的に「ばんのこクラブ」を運営。会報を発行していた。1989年には、この活動で日本民間放送連盟賞のラジオ放送活動部門に入選している。 小山、鳥居の両アシスタントは、馬場に対して厳しいツッコミを連発。メインパーソナリティーに対してイエスマン(ウーマン)になりがちなアシスタント像とは、一線を画していた。ただし、両者が決して険悪なムードになっていたわけではない。良くも悪くも馬場が世間離れした人物であることに加えて、彼の取材報告に単純な間違いやあいまいな説明が多かったためである。 日替わりプレゼント当選者との電話のつながり具合などによっては、後枠のミニ番組である『ホットのしゃべって当てましょう』を内包する形で放送してから、エンディングで改めて電話することがあった。そのため、番組後期には、放送中に当選者へ電話をかけないようになった。 1999年には、当番組とシキシマパンのコラボレーション企画として、ばんちゃんのあんぱんを発売した。2種類のあんぱんで、定価はいずれも100円。当番組の特集コーナーでは、企画から完成までの様子を、数回にわたって取り上げた。 2001年10月には、関西地方のサークルKサンクス加盟店において、当番組プロデュースによる2種類の弁当が期間限定で発売された。
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