戦中から戦後へとは? わかりやすく解説

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戦中から戦後へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 16:40 UTC 版)

京都八千代館」の記事における「戦中から戦後へ」の解説

第二次世界大戦始まり戦時統制敷かれ1942年昭和17年)、日本におけるすべての映画同年2月1日設立され社団法人映画配給社配給になり、映画館経営母体かかわらずすべての映画館紅系白系2系統組み入れられるが、『映画年鑑 昭和十七年版』には同館の興行系統については記述されていない。同資料によれば当時の同館の経営松竹白井信太郎)、支配人三郎観客定員473名である。1944年昭和19年11月2日付の『大阪朝日新聞京都版』によれば同日大日本興行協会京都府支部決定により、京都市内映画館のうち11館が同日付で休館入り倉庫雑炊食堂転換することになった。このとき同館は、同市面で同じ新京極分類され京極日活館(のちの新京極シネラリーベ)、河原町映画劇場、あるいは西陣地区長久座(のちの西陣長久座)、西陣大映劇場(のちの西陣大映)等とともに休館対象となり、同日付で休館した。 戦後早く復興しており、1950年昭和25年9月1日には中京区内で営業する18館に数えられている。当時の同館の経営千日土地建物(のちの日本ドリーム観光)、支配人はのちの同社取締役長谷川渉、観客定員数は573名、興行系統セントラルモーションピクチュアエクスチェンジ(CMPE, 連合国軍最高司令官総司令部内、1952年解体系列二番館であり、アメリカ映画封切りから1-2週遅れで公開する映画館であった長谷川渉は、当時同社経営する京極大映(のちに合併して京極東宝)の支配人兼務していた。1954年昭和29年12月15日には、千土地労働組合越年資金支給めぐってストライキ突入し、同館および京都劇場河原町三条下ル)、文化映画劇場1961年4月閉館河原町蛸薬師上ル)、京洛劇場1970年閉館新京極六角東入ル)の4館で激し闘争が行われたという記録残っている。 1970年代からは成人映画館業態変更した1977年昭和52年6月24日には、当時八千代キネマ株式会社代表取締役社長であった松竹取締役白井和夫白井松次郎長男)が満50歳で死去している。1984年昭和59年6月23日公開された『瀬戸内少年野球団』(監督篠田正浩配給日本ヘラルド)では、同館でロケーション撮影が行われ、その時制作され『カサブランカ』監督マイケル・カーティス日本公開1946年6月20日)の劇用看板は、末年まで同館で掲示された。1988年昭和63年)の日活ロマンポルノ終焉以降は、新日本映像大蔵映画製作・配給するピンク映画三本立てで週替わり連日オールナイト興行行っていた。同館の経営は、1993年平成5年)に日本ドリーム観光ダイエー傘下入った後に同社から離脱した2002年平成14年)秋からは、日本ピンク映画並行し輸入映画ポルノいわゆる「洋ピン」を番組取り入れていた。このころ同社経営八千代キネマ株式会社同社代表は白井松太郎支配人岡本正義、観客定員数は2階席も含めて129であった前日からのオールナイト興行最終回終了をもって2007年平成19年12月29日未明閉館した。同館の最後支配人岡本正であった。同館の建物現存しており、現在、古着チェーンWEGO京都店」が入居している。

※この「戦中から戦後へ」の解説は、「京都八千代館」の解説の一部です。
「戦中から戦後へ」を含む「京都八千代館」の記事については、「京都八千代館」の概要を参照ください。

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