雑炊食堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 10:10 UTC 版)
1942年(昭和17年)、第二次世界大戦下で食糧事情が逼迫すると、市中の食堂は外食券を持つ者だけに食事を提供する外食券食堂が中心となった。一方、この制度外で外食券を持たない者に食事を提供する場として、1944年(昭和19年)からは雑炊食堂が制度化された。東京都内では上野松坂屋、浅草松屋などのデパートや百貨店の食堂も雑炊食堂に衣替えするなど約150軒を数えた。雑炊は規格化され、米5勺に野菜や魚介類を3-4品を煮込み、出来上がり量2合5勺、120-130匁を基準とした。定価は場所により20銭-30銭とされた。
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