少将滋幹の母
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『少将滋幹の母』(しょうしょう しげもとの はは)は、谷崎潤一郎の長編小説。王朝物の時代小説である。美しい若妻・北の方を藤原時平に強奪された老齢の藤原国経の妄執の念と、その遺児・藤原滋幹が恋い慕う母の面影の物語。戦後の谷崎文学の傑作の一つとして多くの作家や文芸評論家から賞讃された作品で、高齢の谷崎自身の幼い頃の母の記憶、永遠の女性像を仮託している作品でもある[1][2]。
注釈
出典
- ^ a b 「谷崎潤一郎作品案内」(夢ムック 2015, pp. 245–261)
- ^ 「戦中から戦後へ」(アルバム谷崎 1985, pp. 78–96)
- ^ ラジオドラマ資源(1962年)
- ^ NHK Online 2008年11月12日(2013年5月19日閲覧)
- 1 少将滋幹の母とは
- 2 少将滋幹の母の概要
- 3 作品概説
- 4 舞台化
- 5 参考文献
固有名詞の分類
- 少将滋幹の母のページへのリンク