女の生命とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 文学作品 > 小説 > 日本の小説 > 女の生命の意味・解説 

女の生命

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/24 06:16 UTC 版)

女の生命
前篇 / 後篇
著者 菊池幽芳
発行日 1919年 全2巻
発行元 玄文社
ジャンル 小説家庭小説
日本
言語 日本語
公式サイト opac.ndl.go.jp
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

女の生命』(おんなのせいめい)は、1918年大正7年)に発表された菊池幽芳による日本小説であり、同作を原作とし、翌1919年(大正8年)、日活向島撮影所が製作・公開した日本のサイレント映画である。井上正夫新派劇として上演を行った。

略歴・概要

小説『女の生命』の初出は、菊池幽芳の勤務先が発行する『大阪毎日新聞』、および『東京日日新聞』紙上で、1918年(大正7年)に掲載された。翌1919年(大正8年)、玄文社から『女の生命』前篇・後篇全2冊が刊行されている[1]

菊池の小説は、『己が罪』(1899年 - 1900年)、『乳姉妹』(1903年)、『月魄』(1908年)、『百合子』(1913年)、『毒草』(1916年)、『白蓮紅蓮』(1921年)と発表されるたびにベストセラーになり、「家庭小説」のジャンルを確立したと言われ[2]、初期の日本映画において多く映画化された[3]

本作に関しても、新聞での連載の翌年、単行本が刊行された同年に、日活向島撮影所が映画化し、1月14日に公開された[3]。映画『女の生命』のフィルムプリントは、東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されていない[4]

単行本、映画が公開された年の3月、井上正夫の一座が東京・日本橋久松町明治座で公演を行っている。

小説『女の生命』は、2020年(令和2年)4月現在、1924年(大正13年)版の全集の復刻である、1997年(平成9年)版以外は、すべて絶版である。青空文庫にも収録されていないが、国立国会図書館の「国立国会図書館デジタルコレクション」には収録されており、閲覧・ダウンロードが可能である[5][6][7]。 ⇒ #ビブリオグラフィ

映画

女の生命
監督 不明
脚本 菊池幽芳
原作 菊池幽芳
製作 田中栄三
配給 日活
公開 1919年1月14日
製作国 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

女の生命』(おんなのせいめい)は、1919年(大正8年)製作・公開、日活向島撮影所製作、日活配給による日本のサイレント映画、女性映画である。

スタッフ・作品データ・キャスト

ビブリオグラフィ

国立国会図書館蔵書[1]

  1. ^ a b OPAC NDL 検索結果、国立国会図書館、2009年11月30日閲覧。
  2. ^ 菊池幽芳、『講談社 日本人名大辞典』、講談社 / 『百科事典マイペディア』、日立システムアンドサービスコトバンク、2009年11月30日閲覧。
  3. ^ a b 菊池幽芳、日本映画データベース、2009年11月30日閲覧。
  4. ^ 所蔵映画フィルム検索システム東京国立近代美術館フィルムセンター、2020年4月20日閲覧。
  5. ^ 女の生命・前編(玄文社版)、国立国会図書館、2020年4月20日閲覧。
  6. ^ 女の生命・後編(玄文社版)、国立国会図書館、2020年4月20日閲覧。
  7. ^ 幽芳全集(第8巻)、国立国会図書館、2020年4月20日閲覧。

外部リンク


「女の生命」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「女の生命」の関連用語

女の生命のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



女の生命のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの女の生命 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS