恩田レイ子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 00:20 UTC 版)
室井滋 次女。三姉妹1番のトラブルメーカー。自らの欲望に忠実でワガママな描写が多々見られる。自分の目的を果たすために姉妹に迷惑をかける事が多いが、責められても悪びれる様子が殆どない。言い訳が多い。 通称「水戸様」という既婚男性と不倫の関係にある。水戸様は週末、家族サービスをするためレイ子とは会わない。そのためレイ子は週末、水戸納豆を見られない。水戸様には猫目石の指輪を買ってもらった(水戸様はカメラマンの社長をしている)。その他、若手歌舞伎俳優と出会って一週間で結婚したが、水戸様を忘れられず新婚旅行に出発する直前に水戸様の元へ走ってしまった。 学生時代から(國學院大の)教生の先生と不倫するなど、いい恋愛をしていない、と男運が一番なさそうで実は一番男暦が長い姉妹であり、その点でおいては一番幸せな恋愛を継続している。 幼少期、姉や妹とは別に、一人だけ富山の親戚のもとで育った。これは、子供時代の思い出を語るシーンなどで、実際は富山出身である室井だけが、他の二人(東京出身)とはかなり違う記憶を持っていたことが多いため、アドリブから生まれた設定であろうと推測される。すごろくなど、時々変わったイントネーションで言う。 学生の頃、東京ボンバーズの佐々木陽子に憧れ、プロ・スケーターになりたがり、かや乃に叩かれる(墓参りの回想シーンにて)。 本職は(売れない)女優。しかし、女優だけでは食べていけないため「赤さそり」でホステスや、水戸様の秘書、人形作家、新聞チラシの広告モデル、レンタル「おつむ」屋(おむつ屋)など色々なバイトをしている。第二話(実質第一話)でアドリブで女優ということになった。本人は最初教師のつもりだったらしく、アガリ症であるにも関わらず「銀座でアルバイトしている」「女優の卵」という設定は現場でもたい直々にセリフ内で言い渡され、うろたえている姿を確認できる。ちなみに長姉が一番乗り気できみえが便乗する(この図式は多用されていく事になり、レイ子が巻き込まれる事になる)。この"クイズ出演"では、各自のポジションが設定されていくという重要なエピソードである。『女ねずみ小僧』の第二話「月がとっても青いから」(1989年4月19日)に腰元・すずな役で出演した室井は、恩田レイコ名義でクレジットされた。なお、女優という比較的非現実的な職業に対して両姉妹とも芸能界に手を染めているので(かや乃→手タレ、きみえ→イースト勤務)、特別扱いされない。 十年間無事故無違反で生まれてはじめての表彰状を貰っている(その間運転していないため)。 時折姉妹中誰よりも一般常識を発揮する(面接の仕方など)。 (性格・キャラクターなど)振り幅が大きい。 キャンプ(福島スペシャル)では8トラックのカラオケ機を背負ってやってくる、など突出した性格を露見する(このカラオケセットは、浦安のマンション居住時にかや乃が404号室のヒゲの人の家から火事の際に火事場泥棒してきたものと同一であるようである。この際にその家から仏壇も持ち出している)。 「赤さそり」のママはケチであると、「赤さそり」のお客の「栗山さん(くーちゃん)」(相模大野在住)に愚痴をこぼしていた。 「赤さそり」で井上陽水と知り合う機会があり、自宅の電話番号を知っている。 恩田家を(公私混同で)連絡網にしていたようである。 できるモノマネは十勝花子、奥田瑛二、名取裕子(きみえによると、モノマネ三原則)。かや乃と武田鉄矢の歌真似をしたこともあるが、時代的に違うため却下された。 姉・妹とは別のアパートに住んでいるが、ほぼ毎日のように姉妹のマンションへやってきて、食事をしたり風呂などに入ることも多い。寝具など常置しているようである幕張での自分の部屋(セリフの上でしか登場しない)は、風呂がなくトイレが共同の、「ゴーストキャッスル堂(?)アヤ」というアパート。他の場所でのアパート名は不明。 ゴーストキャッスル堂にはベータ方式のビデオしか無いので、恩田家でレンタルビデオ(VHS)を観るという設定になっている(これは、一般的でなかったベータ方式に対して、放送当時急普及し始めていたレンタルビデオ(VHS)を観る、という、業界内外の設定に則したエピソードである)。 ヘビースモーカーで、劇中も煙草を吸うシーンが多い。 深夜時代の飼い猫「サチコ」を拾ってきたのはレイ子である。 幕張の駅前でシャネルのニセモノ(チネル)のバッグを売りつけられた。ちなみに、キミエに有償で貸している。 ビア・ガーデンで「泥レス」のアルバイトをやっていたようである(レイ子本人は否定したが、自分から振った話である)。 牛柄のパジャマを愛用している。この衣装は室井自身が買い取り、長年愛用していた(1stシーズンDVD19巻全巻購入特典ディスク内で語られている)。 お粥が死ぬほど嫌いで、激しい拒否反応を起こす。好物は肉まん基本的に肉食を好む。 水っぽいカレーと子供も嫌いで子供に接すると蕁麻疹が出るらしい。また、「ワインを飲むとプツプツが出来る」らしい。 カレーにコーラを入れると言ったところ、姉妹に否定され、スタッフに「カレーにコーラを入れるよねぇ?」と同意を求めたことがある。 斉藤由貴ちゃんからお守りをもらったらしい(ニューヨーク編)。 蟹を食べるとカニ病を発症するおそれがある。 餃子の皮をつつむのが苦手で、舌でなめて皮をくっつけていた。本人いわく「赤さそり」では、そうやって作っていたとのこと。 全大学連盟サンバコンクールで2年連続で優勝した経験を持つ。 セリフでは、あまり姉妹に協調されない、そのせいか、浮世離れた印象を受ける。 小林聡美のことは「さとちゃん」と呼んでいるらしく、本番中もうっかり「さとちゃん」と呼びかけてしまうことが何度かあった。唯一「しげるちゃん」と名前をフルネームで捻られずに呼ばれている。 ヒステリー作家の墓守しょうたろう(新人賞を連続3年受賞)の作品を愛読している。 以前自作自演のコミックバンドをやっていたらしい。電話口で井上陽水に「大仏」と「ごぼう」という二曲をカシオトーンを用いて披露している (なお、メロディラインは判りにくいが、オープニング・テーマである矢野顕子の"David"である)。 草笛光子と共演したことがあり、それを知った草笛光子の熱狂的なファンである大阪の砥石屋の社長に200万円をもらったことがある。
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