帝都新聞社
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「美味しんぼの登場人物」の記事における「帝都新聞社」の解説
強引な勧誘によって東西新聞を抜き、部数日本一になった新聞社。 嶺山 知一 声 - 銀河万丈 帝都新聞社社長。初登場15巻「究極vs至高」。60歳。日本新聞協会会長。出身地は鹿児島県。東西新聞社社主の大原大蔵とは公私共々、何かに付けてライバル関係。 大原社主とは異なり、身内を自社やグループ会社に採用しない方針を採っているなど公明正大な一面もあるが東西新聞(特に大原社主)絡みとなると我を忘れて暴走することも多い。 明記というしっかりした性格の一人息子がいるが、帝都新聞とは無関係の番組制作会社に勤めている。明記は元帝都新聞社社員の畑井佐津子と愛し合って子供を授かるも、知一に反対されたため一時畑井は姿を消す。しかし、山岡たちの尽力で畑井と生まれた子供は嶺山家に迎え入れられた。この出来事をきっかけに山岡夫妻は西浜タエの人柄を知り、子供を西浜産婦人科医院で産むことに決めた(68巻「究極の産後食!?」)。 秀沢 民男 声 - 稲葉実 帝都新聞社編集局長。初登場15巻「究極vs至高」。55歳。中帝大学卒。情報産業釣友会(旧釣り天狗同好会)と情報産業俳句会の幹事。編集局長の小泉鏡一とは公私共々何かに付けてライバル関係であり、いつもくだらないことで喧嘩をする。だが大原社主と嶺山社長の喧嘩の場では、利害の一致から小泉と協力しあう場面もあり、27巻「メゴチの局長」や58巻「串カツ論争」では小泉局長に「友達になれると思っていた」と交友関係を窺わせる発言がある。小泉局長の息子紀男と同い年の息子がいる。登場初期は、小泉局長よりも富井副部長との絡みが多く、山岡の活躍により平町部長と共にへこまされたり、説得される役割であった。俳句の才能は小泉局長と同様、壊滅的である。 平町 法明 声 - 幹本雄之 帝都新聞社学芸部長。初登場15巻「究極vs至高」。50歳。登場当初は嫌味なところもあり、秀沢局長の腰巾着のような役回りであった。回を重ねていく毎に人格的に大らかな人物となっていき、小泉局長と秀沢局長が角を突き合わせる場面でも、暴走する秀沢局長を必死で止めようとしたり、小泉局長との喧嘩が原因で2人揃って窮地に立たされる羽目になった秀沢局長に呆れながらも、何とか2人を助けることができないかと山岡たちと相談する(65巻「ナスで仲直り!?」)など、帝都新聞社の中では最も良識的な存在となっていく(この点は東西新聞の谷村部長と同じ)。今では山岡たちからの信頼は厚く、彼自身も山岡を信頼しているが、一方で富井に対しては性格が温厚になって以降もやや見下している事が伺える(78巻「副部長、受難…!?」)。また、学芸部長らしく俳句が上手い一面もある。登場当初は名字が「平野」だった。谷村同様、帝都新聞野球部の監督を務めているようである。同部次長の平本は同野球部のピッチャーとして活躍している。なお、6巻「真冬の珍味」時の帝都新聞社学芸部長は「砂川康一」という別人であり、対決が始まる少し前に他部から配属されたとみられる。 赤坂 声 - 三田松五郎 帝都新聞社販売部長。「旅先の知恵」にて、帝都新聞サイドのリーダーとして登場する。伊豆方面への東西新聞の社員旅行と同時期に、帝都新聞が社を上げて販売店主を招待する大規模な社員旅行を開催し、その幹事を務めていた。 販売部の総責任者として強引な販売戦略を取っており、荒川の弁によればそれが原因で帝都新聞と東西新聞は最悪の敵対関係に陥ったとされている。 往路の列車の車内では、帝都新聞は編成中3両を貸し切っており、車内で東西新聞の富井らに無礼な態度を取り挑発を行った。現地では東西新聞は富井が学生時代から行きつけの民宿に宿泊したが、帝都新聞は新たに建設されたホテルに宿泊した。 ホテルが現地の高級な海産物を買い占めてしまい、時化が数日続き漁に出ることもできなかったため、東西新聞側では食材調達の目処が立たなくなるも、士郎が往路の車内で知り合った地元の男性・松さんの協力を得て打破していく。 その後、帝都新聞の宿泊するホテルで火災が発生。東西新聞の面々の助けもあって全員が無事に救出され、和解に至った。翌朝、士郎と松さんが竹林でタケノコ尽くしの朝食会を開催。販売店主と共に参加し、谷村に絶大な謝意を示した 森 士郎の大学時代の同級生。社会部所属。 「トンカツ慕情」にて、士郎が東西新聞社会部長の川杉に「人情噺など時代遅れ」だとして掲載を断られた、里井がトンカツ大王を探している記事を譲ろうとし、さらに里井がアフリカ飢餓救援基金に1億円を寄付するという特ダネ記事まで譲ろうとしたが、川杉に電話を切られた。 名前やその存在が語られただけで本人は直接登場していない。 上司は社会部部長の冬本精一だが、冬本は香港(ほんこん)味勝負で袁小牧の料理を出されて「いやみったらしく」文句だけ言うので、ゆう子がうんざりするほどであった。袁のライバルの揚建明との勝負で、山岡は袁の助っ人(実態はほぼリーダー)で冬元は揚の助っ人となり、帝都新聞側は海原雄山なしの番外編かつ海外偏の究極のメニュー対至高のメニューの対決となった。
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