大相撲入門後〜大関昇進とは? わかりやすく解説

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大相撲入門後〜大関昇進

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:29 UTC 版)

琴奨菊和弘」の記事における「大相撲入門後〜大関昇進」の解説

2002年1月場所に琴菊次(こときくつぎ)の四股名初土俵踏んだが、当初誤って「こときくじ」と読まれることが多かったという。序ノ口序二段は各1場所、三段目も2場所で昇進順調に出世したが、幕下昇進後は7場所で負け越し3度上位の壁に苦しむ。立ち合い上体が立つ癖があったが、竹縄親方(元・琴錦、現朝日山)の指導により、上体前傾姿勢土俵水平に近くなり、圧力が増すようになる2004年1月場所から3場所連続勝ち越し7月場所新十両へ昇進、この時に佐渡ヶ嶽から「人から尊敬される力士になれ」との意味送られた「琴奨菊」の四股名を得る。十両昇進後は3場所連続勝ち越し2005年1月場所に新入幕果たした新入幕となった1月場所では5勝10敗と大きく負け越して、翌3月場所には十両陥落したが、その3月場所で13勝2敗の成績挙げて初の十両優勝果たし同年5月場所に再入幕を果たすと、その後幕内上位定着した前頭筆頭昇進し三役昇進期待され2006年7月場所では3勝12敗の大敗に終わるが、前頭2枚目で迎えた同年11月場所では10勝5敗の好成績挙げて初の技能賞を受賞した東前筆頭据え置かれ2007年1月場所では栃東魁皇の2大関を破る活躍見せて9勝6敗と勝ち越し、翌3月場所では一気に西関脇昇進したその3月場所では7勝8敗と負け越し西小結へ下がった同年5月場所でも千秋楽出島敗れて7勝8敗と負け越し、翌5月場所では平幕陥落した小結復帰した2007年11月場所では初日横綱白鵬初め勝利して、9勝6敗と勝ち越し果たし2回目技能賞を受賞した。翌2008年1月場所では9日目から途中休場したものの、12日目から再出場して9勝を挙げた。西関脇復帰した3月場所では12日目に横綱朝青龍初め勝利し、8勝7敗と勝ち越し決めて初の殊勲賞を受賞した。翌5月場所でも8勝7敗と勝ち越したものの、翌7月場所では6勝9敗と負け越して5場所連続して務めた三役から陥落した以降大関昇進期待されながらも、2008年9月場所から2009年5月場所にかけては5場所連続平幕留まるなど、三役には定着しきれない日々続いた。 西関脇位置迎えた2011年1月場所では11勝4敗という好成績挙げて三役では初めてとなる二桁勝利を挙げて3回目技能賞を受賞した稀勢の里入れ代わる形で、自身初となる東関脇の位置迎えた続く5月技量審査場所では、終盤失速したものの関脇位置で2場所連続して二桁勝利となる10勝5敗の成績挙げた大関獲りへの挑戦となった7月場所では、初日豊ノ島敗れたものの、以降9日目に日馬富士敗れる以外は白星重ね11日目には横綱白鵬破り大関獲りが実現する雰囲気一気高まったものの、13日目に平幕隠岐の海敗れ、続く14日目にも平幕若の里敗れてしまい、最終的に11勝4敗の成績となり、2回目殊勲賞は受賞したものの、大関獲りは次場所へ持ち越しとなった。この好機逃したことを本人は「次はない。あれで上がれないんだから自分上がれいんだろう。」と嘆き、場所後は朝起きるのもいやなくらいだったという。しかしその頃ちょうどNHK番組アスリートの魂」の密着取材受けていたため「一日中テレビカメラ向けられて、気持ちが乗らなくても稽古しないわけにいかないだったらしっかりやろうと思った。それがよかったのかもしれない名古屋場所ではシャットアウトしていたマスコミを、秋場所では受け入れて心が強くなった。」と心機一転して続く9月場所挑んだ。この時、取材担当していたNHK中元健介ディレクターへの信頼厚くその後もよき相談相手になっている。 再び大関獲りへの挑戦となった9月場所では、初日から7連勝した途中で2敗したものの、13日目にはその時点で1敗だった白鵬を2場所連続破り白鵬優勝争い先頭並んだ14日目には大関日馬富士破り12勝2敗とし、優勝争い先頭のまま千秋楽迎えた。しかし千秋楽では把瑠都上手投げ敗れて12勝3敗の成績となり、結びで白鵬勝利したため優勝逃したものの、3回目殊勲賞と4回目技能賞を受賞したまた、この場所を終えた時点大関昇進目安みなされている直近3場所合計33勝に達したため、場所後に行われた理事会満場一致による大関昇進決定した日本出身大関誕生は、2007年9月場所に新大関昇進果たしたかつての兄弟子である琴光喜2010年5月場所後に解雇処分以来4年ぶりのこととなった昇進伝達式では「大関地位汚さぬよう『万理一空』の境地求めて日々努力精進致します」と口上した。

※この「大相撲入門後〜大関昇進」の解説は、「琴奨菊和弘」の解説の一部です。
「大相撲入門後〜大関昇進」を含む「琴奨菊和弘」の記事については、「琴奨菊和弘」の概要を参照ください。

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