四国アイランドリーグplus時代
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「伊藤克 (野球)」の記事における「四国アイランドリーグplus時代」の解説
2016年11月3日、クラブチーム監督の小池章夫の勧めで四国アイランドリーグplusのトライアウトを受験。遠投、ピッチング、投内連携などの後、実戦形式のテストで3人に投げてセカンドゴロ、四球、センターフライという結果だった。緊張のために納得の行く投球はできなかったが、2次テスト免除で入団内定の特別合格者となり、同月13日に行われたドラフト会議で徳島インディゴソックスから8位指名を受けた。 2017年1月に行われた徳島の入団会見では、球速は最速140km/h程度と答えていたが、実際には135km/h程度だった。しかし本格的なウエイトトレーニングに取り組んだ結果、4月の段階で最速142km/hに達した。シーズン当初は四球の多さが目立ち、安定感に欠けたが、試合に慣れていく中でコントロールが安定し始める。中継ぎで起用されていたが、5月10日の対高知ファイティングドッグス戦(JAバンク徳島スタジアム)にて先発ローテーションの穴埋めに急遽抜擢され、初の先発登板。5回1/3を投げ2失点で初勝利をあげる。また、この試合で元メジャーリーガーのマニー・ラミレスに来日初ホームランを献上している。5日後の対愛媛マンダリンパイレーツ戦(JAアグリあなんスタジアム)では、3点ビハインドの場面からのロングリリーフで5回を無失点で抑え、チームが逆転勝利したため、2勝目をあげた。また、この試合で最速147km/hを記録し、入団会見で答えた球速が逆の意味で嘘になった。これらの活躍から5月度月間グラゼニMVPを獲得。2017年前期は中継ぎ、先発でフル回転し、12試合を投げて3勝1敗、リーグトップ防御率1.09を記録し、徳島の前期優勝に貢献し、前期グラゼニMVP・四国4県MVP選手に選出された。四国アイランドリーグplus選抜選手に選出され、6月22日、NPBのイースタン・リーグ混成チームであるフューチャーズとの交流戦・第3戦(大田スタジアム)に登板の機会を得る。9回表に登板したが、エラーで出塁したランナーを帰され、敗戦を喫した。以降、阪神タイガース二軍との交流戦メンバーにも選出されている。後期は夏場の猛暑の影響から調子を落として防御率を悪化させ、最終的に26試合に登板し、3勝5敗1セーブ、リーグ5位の防御率2.68でシーズンを終えた。チームは香川オリーブガイナーズとのリーグチャンピオンシップを制し、総合優勝を果たす。更にベースボール・チャレンジ・リーグの信濃グランセローズとのグランドチャンピオンシップでは3勝2敗の成績で優勝を飾った。しかし、伊藤は後期から調子を落としていたほか、肘の故障もあり、登板機会は限られた。その後は第14回みやざきフェニックス・リーグの第2次出場メンバーに選出された。 2018年はチームの副主将に就任。冬に体を絞ってシーズンに挑み、中心投手2名(伊藤翔、大藏彰人)がNPB入りして徳島の戦力が抜けた中でも、新監督の石井貴からは「今季も投げる場所に関わらず結果を残してくれるでしょうね」と期待を寄せられた。この年は2勝2敗、防御率は3.83と前年より悪化したものの、中継ぎに専念してリーグ最多となる44試合に登板。台湾社会人チームとの交流戦選抜チームや、第15回みやざきフェニックス・リーグの第1次出場メンバーに選出。2018年8月発売のNintendo Switch用ソフト『プロ野球 ファミスタ エボリューション』にも「四国アイランドリーグplus選抜」の一員として、伊藤のデータが登録された。同年10月8日深夜放送『S☆1 plus』(TBSテレビ)ではNPBドラフト候補として、中卒である異色な経歴や、母親との話が特集された。しかし、この年もドラフト指名されることはなかった。11月7日より台湾に渡り、現地の社会人野球チーム・台中市台灣人壽成棒隊に一時的に加入し、ポップコーンリーグでプレー。台湾で年を越した。 2019年は四国アイランドリーグplus公式選手名鑑の表紙を飾る。5月に北米独立リーグ・カナディアン・アメリカン・リーグ派遣メンバーに選出されたことが発表された。同リーグでは6月〜7月に7試合に中継ぎ登板し、1勝0敗、痛打された試合もあり防御率は8.52だった。この年は不調や怪我などの影響で二度の選手登録抹消(練習生への移行)を経験。チームは愛媛マンダリンパイレーツとのリーグチャンピオンシップを制し、栃木ゴールデンブレーブスとのグランドチャンピオンシップも3勝2敗で2年ぶりの独立リーグ日本一となった。伊藤もグランドチャンピオンシップでは2試合に登板した。同年10月28日、自らの申し出で徳島を退団(任意引退)。
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四国アイランドリーグplus時代
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「松井聖」の記事における「四国アイランドリーグplus時代」の解説
中部大学中退後の2016年12月に練習生の外野手として四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズと契約。リーグのドラフトで指名されての入団ではなかった。 初年度となる2017年は開幕後の4月19日に登録選手に昇格したが、3日後の4月22日には抹消されて練習生に戻り、以後シーズン終了まで練習生のままだった。この間の公式戦出場は2試合で、2打数0安打2三振の成績に終わる。 2018年も外野手登録で、このシーズンも開幕当時は練習生だったが、4月14日に登録選手に昇格、以後練習生降格は2度(いずれも1週間弱)だけで、47試合に出場し、打率.295の成績を残した。この年、チームはリーグ優勝を達成し、群馬ダイヤモンドペガサスと対戦したグランドチャンピオンシップにも3試合に出場した。 2018年シーズン終了後に退団(自由契約)。
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四国アイランドリーグplus時代
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「藤井皓哉」の記事における「四国アイランドリーグplus時代」の解説
2020年12月29日、四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスと契約した。背番号は広島時代に引き続き、41を着用。12球団トライアウト後は独立リーグ、台湾プロ野球、社会人野球から接触があった中で、監督の吉田豊彦が直接出向いて「先の安定を求めるなら社会人。NPBへ戻る気持ちがまだあるならウチだと思う」という言葉をかけた高知に入団を決意したという。 2021年、5月9日に行われた福岡ソフトバンクホークス三軍との交流戦でノーヒットノーランを達成した。許した走者は四球の3人のみ、10個の三振を奪った。同リーグ選手によるノーヒットノーランは9年ぶり4人目。5月15日には、藤井の「凱旋試合」として開催されたかさおか古代の丘スポーツ公園野球場での対愛媛マンダリンパイレーツ戦に先発し、 8回無失点で勝利投手となった。NPBの補強期限となる8月末の時点で129回を投げ、いずれもリーグ1位となる防御率1.12、151奪三振を記録していたが、この時点で獲得に動く球団は現れなかった。最終的にシーズンを通して145回を投げ、11勝、防御率1.12、180奪三振の成績を挙げ、最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得した(奪三振はリーグの歴代最多記録)。後述のソフトバンク入団のため、12月14日付で自由契約となった。
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