出雲荘
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出雲荘(いずものしょう)は、大和国城上郡(現在の奈良県桜井市)にあった荘園。
経歴
興福寺の雑役免荘として延久2年(1070年)の坪付帳に登場するのが初出で、21町3反半(不輸田畠4町・公田畠17町3反半)から成り立っていた。
荘田は散在形式であったが、規模の拡張とともにしだいにまとまりを見せるようになり、文治2年(1186年)の坪付帳では32町2段180歩に広がって4か所に固まっている。更に一色田であった間田(名田以外の田畠、原則的には荘園領主の直轄地となる)11町2反280歩を編入し、総面積が43町5反にまで広がったことが知られている。
荘田は、2町から1町半のほぼ均等に分けられた16名(みょう)からなる名田部分と佃や給田などからなる除田部分と荘民などへの請作に出されていた間田部分に分かれ(均等名荘園)、荘民は反別6斗の年貢とその他の公事を納めていた。現地の荘官として預所・下司・公文・職事が置かれていたが、室町期以後は興福寺でも大乗院の影響が強まり、その意向を受けた春日社神人(興福寺の衆徒に対して、春日社の「国民」と称される)がこれらの地位に就いた。
参考文献
- 泉谷康夫「出雲荘」(『日本史大事典 1』(平凡社、1992年)ISBN 978-4-582-13101-7)
- 奥野中彦「出雲荘」(『日本歴史大事典 1』(小学館、2000年) ISBN 978-4-095-23001-6)
出雲荘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:01 UTC 版)
浅間 美哉(あさま みや) 声:大原さやか / 同左 161センチメートル、45キログラム、B87 / W56 / H87 出雲荘の管理人である、常に和服姿の美しい未亡人。亡夫は浅間建人。建人の月命日には欠かさず墓参りに行く。とても温厚で世話好きである一方、笑顔で物騒な話やキツいことを言ったりする一面もある(瀬尾のことを「クズの人」と言うなど)。常に微笑を絶やさないが、怒ると背後に般若の面が浮かぶ(怒ると般若が出現するのは建人も同じ)。 居合いの達人であり、その他にも結の正拳を鍋蓋で易々と受け止めたり、結や月海との稽古で息一つ切らさず彼女たちを圧倒するなど、凄まじい実力の持ち主。その強さゆえ他のセキレイや葦牙が手を出せず、「北の般若」として実質的な帝都北側の主となっている。 実はセキレイNo.01 (No.00) で、厳密には「人間でもセキレイでも無い者」。建人が葦牙ではなかったため未羽化であり、鶺鴒紋が無い。御中が見つけた108の生命体の中で唯一成体で保管されていた個体。第一期懲罰部隊筆頭を務めていた(=初代筆頭)が、その記録はM・B・Iのデータベースからは抹消されている。強さは鴉羽曰く「別次元」であり、海岸から剣を振った衝撃波だけで、海上を航行する軍艦を簡単に沈められる程の力を持つ。現時点では鴉羽と対等に渡り合える唯一の個体と言われている。その鴉羽に対してははっきりと敵対する言動を取っているが、その詳細な理由については明かされていない。全てのセキレイの「女神様」であるが、姉と言わないと脅される(うっかり「お母さん」と口走ってしまった焔に対して、背後に般若のイメージを浮かべて訂正を迫った)。現在の本名「浅間美哉」は、建人との結婚後の名前。 建人のことが「自分の役目も見失う程に」好きで、彼と一緒にいたくて「神の座」を降り、懲罰部隊を抜け、「十握剣」を捨てたと語っている(鴉羽曰く「隠居」)。しかしそれが結果的に建人の死を招いたとも言っている。詳細は不明だが、松の言葉などから「神器」の存在が関わっている模様。 M・B・Iによる鶺鴒計画、「神器」の秘密、そして「セキレイ」という存在そのものについて全てを知っている。本心では自らの手で御中を殺し計画を葬り去りたいと思っているが、自分が動けばM・B・I側についている鴉羽達も動き、結果的に帝都に多大な被害を及ぼすことになるのを懸念して、座して語らず、自らの正体や過去を封印して計画の行く末を見届けようとしていた。しかし、千穂救出とそれに伴う鈿女の機能停止をきっかけに、皆人のもとに集まったセキレイたちの思いと彼女たちに対する皆人のまっすぐな気持ちに心を動かされ、再び表舞台に立つことを決意。皆人に自身の正体を明かすとともに、鶺鴒計画および「セキレイ」という存在そのものについての全容を教えた。 No.00は葦牙とセキレイの魂の裁定をする者であり、美哉がその責を担っていたが、最終的に残った結と嵩天で対決し敗れたことにより、結にその責は委ねられた。 鈿女(うずめ) 声:小林ゆう / 生天目仁美 163センチメートル、45キログラム、B95 / W57 / H90 No.10。当初、出雲荘の住人で、203号室に在住。軽装、薄着でいることが多く、また部屋には着ぐるみやコスプレ衣装が大量に置いてある。楽天的で賑やかし。皆人をからかって遊ぶ一方で千穂の身を常に案じており、そのことになると途端に脆くなってしまう。身に纏った比礼(ひれ)を操る能力を持ち、それを使って攻撃を行うが、本来は闘う気など全くない。 葦牙である千穂を大切に思っており、彼女の病気の治療を条件に「東」陣営に与し不本意ながら闘いを繰り返す。なお自分の素姓を明かさないために、倒したセキレイを放置するという礼節を欠いた闘いを繰り返していた。風花と皆人が出雲荘に戻って間もなく、出雲荘を出る。鶺鴒計画第参段階では椎菜と共に神器獲得者に闇討ちをするようになる。 風花には自身の正体(比礼の鶺鴒)を知られており一度は風花に勝負を申し込むが、あっさりと技を避けられ、後に敗北。しかし、風花に酒を奢る事で見逃される。風花のことを「姐さん」と呼び慕っている。 原作では氷峨の指示により、紗緯 / 鵐と共に出雲荘を襲撃するが、皆人に千穂救出作戦を知らされ、千穂の安全が確保された後皆人についた。だが風花 / 焔に倒された紗緯が最後の力で放った攻撃から皆人をかばって重傷を負い、千穂を託して機能を停止し、M・B・Iに引き取られる。 アニメ第2期では氷峨の策略により結に勝負を申し込むが、互角の戦闘により互いに力尽き勝負は引き分ける。後に氷峨のセキレイ豊玉と壱哉の襲撃を受け、結を庇い機能を停止する。最後は出雲荘の仲間達に見送られながら、皆人に千穂を託して別れを告げた。比礼の力を使った技として「ショールランス」という技を持つ。 最終決戦の後、再び目覚めた鈿女は千穂と再会して再び婚いだ。
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