全作品に共通して登場するキャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 10:20 UTC 版)
「バロック (ゲーム)」の記事における「全作品に共通して登場するキャラクター」の解説
主人公(声:PS版:高山みなみ / PS2版・Wii版:板東愛) この物語の主人公。記憶を失っているが、何故か罪の意識と引き裂かれた感覚だけが残っている。腰にはひどい傷があり、喋ることができない。 コリエルの一員であり、大熱波を引き起こした主要人物の一人。かつて結合双生児の兄弟がいたが、分離手術の際に兄弟は命を落としてしまい、その際の記憶が罪の意識として残っている。コリエルの起こした反乱の最中に創造維持神との融合を試みるが、上級天使によって阻止され、その際創造維持神に自らの言葉を与えたのと引き換えに浄化能力を得た。その後、上級天使の野望の駒としてクローン体が創られる(本作の主人公は終盤を除きクローン体である)。はじめは上級天使の思惑通りに神経塔へ向かうが、彼らクローン体の死によりオリジナル体が目覚める事となる。 上級天使(声:宮野真守) マルクト教団の長であり、主人公の上司。主人公に神経塔に潜れと命令を下す。大熱波以前も以後も、ある野望に向けて邁進中。神経塔の中にいる。外界には幻影を出現させており、その姿は透けている。 大熱波を引き起こした主要人物の一人。創造維持神が世界の情報を得るために使う感覚球を利用し、自らが世界の神に成り代わろうとする野望を抱く。彼の野望に気付いたコリエルが主人公と創造維持神を融合させることにより妨害を企てるも、融合直前の主人公と創造維持神を引き裂くことにより回避させる。その際起こった大熱波により身体を感覚球の棘に貫かれ、神経塔の下層に幽閉されてしまう(棘に貫かれた彼の姿は最下層直前のフロアで見ることができる)。 PS版において歪みによって亡くなった姉が居ることが判明した。 イライザ(声:塩山由佳) 神経塔の中にいる浮遊少女の一人。主人公に対して「綺麗な水」を要求する。ゲーム開始当初はカタコトしか喋らず、またすぐに壁の中に消えていってしまうので、話にならないが、ゲームが進行するとストーリーの謎解きに関わることを語るようになる。 その正体は大熱波によって創造維持神が切り離した多重神格の一人。 主人公が失った「過去の記憶」を司っている。 彼女に「綺麗な水(主人公の結晶)」を渡すと、主人公の記憶を宿した「たまご」を産み出す。 アリス(声:名塚佳織) 神経塔の中にいる浮遊少女の一人。主人公に対してやたらと攻撃的。かと思うとしおらしいことを言って主人公を惑わせる。イライザと同じく謎解きに関わるキーパーソンである。 大熱波によって創造維持神が切り離した多重神格の一人。創造維持神が失った「痛覚」を司っている。彼女に「痛み(リトルの結晶)」を渡すと、創造維持神に痛覚が宿る。 創造維持神 神経塔最下層にいる。黒髪の女性のような容姿をしている(PS2版では銀髪の女性のような容姿をしている)。 主人公の目的は彼女の所に到達することなのだが、彼自身は始めはそれを知らされていない。また、ただ到達しただけではゲームは終わらない。 世界に散らばる感覚球を使い、世界の情報を読み取って世界を維持する能力を持っている。しかし、神の地位を欲した上級天使の手により痛覚を奪われ、あげくの果てには感覚球に誤った情報を流されたせいで歪みを受け入れてしまい、現在は世界の維持ができなくなってしまっている。世界が歪む瞬間主人公に浄化能力を、また自分の分身(娘)としてアリスとイライザを生み出した。 天導天使(声:臺奈津樹) 神経塔の中にいる。「ドクトル・アンゲリクス」と名乗る偽装天使。カタカナまじりの言葉を話す。かつて上級天使の秘書として働いていたが、今は裏切り者として下級天使に追われる身である。性別が歪んでしまった。 上級天使の秘書をしていたとき彼の野望に加担し、創造維持神から痛覚を奪った張本人。痛覚を奪われた創造維持神が歪んでいくのを見、後悔の念を募らせている。 天使虫(リトル) 神経塔の中を飛んでいるとされる謎の存在。「おわぁ」と鳴く。SS・PS版では羽根の生えた赤ん坊、PS2・Wii版では空飛ぶ光の玉として出現。 天導天使が創造維持神から奪った痛覚の化身。主人公が上級天使から渡される天使銃に装填されている弾丸には天使虫(リトル)が込められている。 幻影 神経塔の中で突如出現する主人公とうり二つの幻影。主人公との関わりを暗示する言葉を残して消える。 コリエル(声:福原耕平) 教団内で上級天使に次ぐ高い地位にあったものたち。最高幹部である上級天使の頭ごしに直接神とコンタクトを取ろうとし、それが露見したため懲罰として幽閉されている。神経塔内部では何人ものコリエルたちが幽閉棺に入れられた状態で主人公を待っている。大熱波以前は主人公も彼らの同志だった。 呪葬天使 神経塔の中にいる。かなり歪んでしまい原形をとどめていないが、大熱波以前は人間だった。しかし異形たちと違い、知性は残っている。劣化したアイテムを回復してくれたり、不要なアイテム2つを別のアイテムに合成してくれたりする協力者である。 ウリムとトンミム(声:牧島有希 / 山田真一) 大熱波の時にたまたま近くにいたという理由でくっついてしまった二人の人物。本体がトンミム、肩に顔だけついているのがウリム。マルクト教団内では下っ端の下級天使である。神経塔の比較的浅い層におり、何かとアドバイスしてくれる。 警備天使(声:福原耕平) 外界である施設の警備をしている下級天使。しつこく話をきこうとするとそのうち意味深なことを言い始める。 首の者(声:山田真一) 外界にいる。何かをひどく悔いている男。かつて天導天使の元で働いていたらしい。 袋の者(声:小松里歌) 外界にいる。伝聞形式で語る人物。外見からは性別不詳だが、どうやら女性らしい。 角女(声:名塚佳織) 外界にいる。近くにいる人物の考えている事を喋ってしまう女性。喋れなくなってしまった主人公の心情をプレイヤーに伝えてくれる人物。その代わり自分の意識はほとんど失ってしまっているらしい。 カンオケ男(声:徳山靖彦) 外界にいる。自作のダンジョンで人を待ち構えて、中でのたれ死んだ人間の身ぐるみを剥いで生活している男。なかなか親切な男ではある。語尾に「しやがってください」と付ける。(英語版では「Goddammit」と付ける。) 心読みの者(声:塩山由佳) 神経塔の中にいる。大熱波の影響で感覚球と融合してしまった老婆。そのせいで人の心が読めるようになったらしい。なにがしかのアイテムを投げて渡すと、お礼のつもりかいくつものアイテムを投げてよこしてくれる。しかしそのアイテムは全て骨か文様なので床に着地する前に受け取らないと入手できない。 箱の者(声:福原耕平) 神経塔の中にいる。箱の中に娘がいると主張する男。ヒントのような事を言うこともある。箱を渡すと箱以外のアイテムと交換してくれる。心読みの者と違って倍返しはしてくれない。 研究天使 マルクト教団で、技術研究をしている偽装天使達。ガスマスク(声:平井啓二)と脳髄(声:藤本たかひろ)の二人が存在する(なお、PS版まではガスマスクをつけていない)。 殺戮天使 神経塔で何かを追っている、武装した偽装天使達。拳(声:平井啓二)と長刀(声:藤本たかひろ)の二人が存在する。
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